Talking New York --- New Yorkで見つけた英語

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"GOT MILK?"の驚くべき歴史!「ミルクひげ」はここから始まっていた!

マンハッタンでは、最大のユニオン・スクエアの「グリーンマーケット」、いわゆる朝市です。
月、水、金、土の朝8時から18時ごろまで開いています。



以前ブログで、アップルサイダーのことをとりあげました。  ここです。↓
Apple Ciderはサイダーではない?「サイダー・ハウス・ルール」っていう映画、見ました? 


今日は、ミルクのこの広告のことです。 "GOT MILK?"です。


以前、"got milk?"のロゴが大きく書かれているトラックを見て驚きましたが、今回は見ませんでした。。。
おもちゃになってました。。。(T-T)



Green Marketでは、"GOT MILK?"と書いてありますが、実は次のロゴが正しい商標です。

なんか懐かしい感じがして、このロゴのことを調べてみました。


原文はこちらです。→https://en.wikipedia.org/wiki/Got_Milk%3F


Got Milk? (stylized as got milk?) is an American advertising campaign encouraging the consumption of milk, which was created by the advertising agency Goodby Silverstein & Partners for the California Milk Processor Board in 1993, and was later licensed for use by milk processors and dairy farmers. 


Got Milk?(ミルク買ってある?got milk?が正しい表記です)はミルクの消費量をあげるよう、1993年にカリフォルニアミルク製造者委員会のために制作された、アメリカのキャンペーン広告です。これは広告代理店のグッバイシルバーステイン&パートナーズが考案し、後にミルク製造者と酪農家が商標登録したものです。


It launched in 1993 with the now-famous "Aaron Burr" television commercial, directed by Michael Bay. The national campaign, run by MilkPEP (Milk Processor Education Program) added the "got milk?" logo to its "Milk Mustache" ads beginning in 1995. In January 2014, MilkPEP discontinued its Milk Mustache and got milk? advertisements, and launched a new campaign with the tagline "Milk Life". The "got milk?" campaign continues in California and the "got milk?" trademark is being licensed to food and merchandise companies for U.S. and international sales. Got Milk? is one of the most famous commodity brands and influential campaigns in advertising history.


1993年にこのロゴは今では有名な「アーロン・バー」(アメリカの政治家)をモチーフにしたのテレビコマーシャルで使われました。マイケル・ベイ監督の作品です。(MisTyによる注あり。)この全国キャンペーンは、MILKPEP(ミルク製造者エジュケーションプログラム)によって行われ、"got milk?"のロゴが、この「ミルクひげ」広告に、1995年から加えられました。2014年1月には、MilkPEPはこの「ミルクひげ」とgot milk?のコマーシャルをやめ、”Milk Life"というキャッチフレーズで新しいキャンペーンを始めました。しかし"got milk?"はカリフォルニアで続けられ、"got milk?"の商標はアメリカの国内外の販売で食料品の製造・販売会社がしようできるよう商標として登録されています。Got Milk?は最も有名な商品名の一つであり、現在でも広告業界史に影響力を持っています。


ミルクを飲んだときにつく"milk mastache"(ミルクひげ)は、アメリカのドラマでよく笑いのネタになっていますが、ここが元祖だとは知りませんでした。
マイケル・ベイは、「トランスフォーマー」など日本でも有名な監督です。面白いです。見てくださいね!



Original "got milk?" commercial - Who shot Alexander Hamilton?


(内容)
男の子がラジオを聞きながら朝食をとっている。ラジオでは、番組内でクイズを出し、ランダムに電話をかけて、電話の相手がその問題に答えると1万ドルもらえるというもの。電話はランダムにかかってくるので、誰にかかってくるかわからない。その日の質問は、決闘でアレキサンダー・ハミルトンを撃ったのは誰か?という難しいものだった。偶然彼の家には、ハミルトンの蔵書があり、決闘で使われたという弾丸が飾ってあり、しかも壁に飾られた決闘シーンには、「A.Burr]という名前が・・・。まさにそれが答えの「アーロン・バー」なのだ。そして、なんと電話が鳴る。質問がされる。すかさず彼は「アーロン・バー」と答える。これで1万ドルの賞金は自分のもの・・・、と思いきや、パンを口いっぱいに頬ばっていて、「アーロン・バー」と言っているのに、出題者相手は聞き取れない。もう、必死。ミルクでパンを流しこもうとするが、ミルクが残ってない!結局聞き取ってもらえず時間切れ・・・。最後にひと言、"got milk?"・・・。


大好きです、このCM!!


Englishラボでは、授業で使えるネタを集めています。
MisTy

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