Talking New York --- New Yorkで見つけた英語

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ホットチョコレートとホットココアに歴史的な違いがあった!

暖冬と言われていますが、まだまだこれからが冬本番ですよ。寒い夜にはホットココアやホットチョコレートが飲みたいですね!あ、ちょっと待って。ホットココアとホットチョコレートの違いはどこにあるのでしょう?
"ROCKY MOUNTAIN CHOCOLATE FACTORY"(ロッキーマウンテン・チョコレートファクトリー)のサイトで読んでみました。


原文はこちらです。
  ↓
https://trending.rmcf.com/chocolate-facts/what-difference-hot-cocoa-vs-hot-chocolate


What is the Difference? Hot Cocoa vs. Hot Chocolate

違いは何?ホットココアとホットチョコレート


What is the difference between hot cocoa vs. hot chocolate? It’s not a title fight. They are both tremendous winners! It’s a largely historically and technologically grown difference. Hot cocoa is made from cocoa powder. Hot chocolate is a liquid made from cocoa beans. Even though the terms are used interchangeably by many chocoholics, the two hot beverages are not the same. While you can still get hot chocolate, at home even the most prestigious chocolate gourmet is likely sipping hot cocoa.
違いはなんでしょう?ホットココア対ホットチョコレートと書くと対立してるみたいですが、タイトルマッチじゃないんですから、この勝負は両者とも偉大な勝者です。それは歴史的にまた技術的に生まれた違いなのです。ホットココアはココアパウダーから作ります。ホットチョコレートはカカオ豆からできた液状のもののことです。多くのチョコ愛好家はどちらも同じように使いますが、この2つの飲み物は同じではありません。あなたがホットチョコレートを飲んでいる一方で、ほとんどの有名なチョコグルメでさえ、家ではホットココアを飲んでいる可能性があります。


The Historical Difference Between Hot Cocoa vs. Hot Chocolate

ホットココアとホットチョコレートの歴史的な違い


When chocolate came to Europe from the Americas in the 16th century, it became available over the next century in liquid form.
チョコレートは、16世紀にアメリカ人によってヨーロッパに渡りました。17世紀にはチョコレートは液状の状態で売られるようになりました。


Hot chocolate has the fat of cocoa butter. By the 17th century, it became wildly popular in the wealthy classes. They purchased and sipped it in chocolate parlors, chocolatiers, and gentlemen’s clubs. Many finer homes had a chocolate pot, which was designed strictly for the preparation of hot chocolate. If the chocolate and cocoa butter separated while making chocolate, it could make an unpleasant, waxy skin on the hot chocolate. So, the chocolate pot was designed to have a sort of knobbed swizzle stick, called a molinet, in the lid to keep the chocolate blended.
ホットチョコレートにはココアバターの脂肪があり、17世紀までに富裕層の間で広く好まれるようになりました。彼らはチョコレートパーラーやチョコレート店、紳士クラブでそれを飲んでいました。多くのオシャレな家庭にはチョコレートポットがあり、ホットチョコレート専用のデザインが施されていました。チョコレートはチョコレートの部分とココアバターの部分が分かれてくると、ホットチョコレートは上澄みに嫌なロウのようなもの(ココアバター)が浮いてくるかもしれません。ですからそのチョコレートポットにはチョコレートをいつでも混ぜられるようにポットの蓋にコブの付いたモリネットと呼ばれるかき混ぜ棒が付けられるようにデザインされていました。


現在売り切れだそうです。。。



Treasure Hunting Club トレジャー・ハンティング・クラブ | Valrhona ヴァローナ
には、こんなポットもありました。
話題作りにはなりそう。



While hot chocolate is exactly what it claims—hot, melted chocolate—it has been common to add cream or milk.
Dutch chemist, Coenraad Johannes van Houten, discovered a method to separate the cocoa butter from the raw liquor in 1828. The dry cake that was leftover could be ground into fine powder—or cocoa powder. This is natural cocoa. Treating the chocolate nibs with alkaline salts mellows the flavor, lowers acidity, and helps it to dissolve more evenly in hot liquids. This is called the “Dutching process”. The product is Dutch cocoa. 
これぞホットチョコレートだ!というホットチョコレートは、熱く溶けているチョコレートであり、クリームやミルクを加えるのが一般的です。
オランダの化学者のコーエンラッド・ヨハネス・バンホーテンは、1828年に生の液状のチョコレートからココアバターを除く手法を発見しました。取り除かれた乾いた塊は細かな粉状になるまで挽かれ、それがココアパウダーとなります。これが一般的なココアです。一方カカオ片をアルカリ塩で処理すると柔らかな香りがたち、酸味が抑えられてさらに熱い液体の中でなめらかに溶けるようになります。これは「ダッチングプロセス」と呼ばれています。こうしてできるのがダッチココアなのです。


「バンホーテン」は日本でも有名なブランドですが、オランダ人の、Coenraad Johannes van Houtenさんの発見した手法で作られたものだったのですね!


コーエンラッド・ヨハネス・ヴァン・ホーテンさんと、当時のココア。(Wikipediaより)



日本語の「バレンタインデイ」は英語では、「バレンタインデイ(Valentine's Day)」。日本ではバレンタインデイにチョコレートをあげるのが定番ですが、ニューヨークでは、この日をどう過ごしているのでしょう? 今年は金曜日なので、様々なサイトでオススメの過ごし方を紹介しています。チョコレートのオススメは一件もありません。特別なレシピの紹介もありません。
では、何をするのでしょう?
明日、ニューヨーカーのバレンタインデイの過ごし方をご紹介します。


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