新型コロナウィルス感染の影響で、自粛生活が続いたニューヨークですが、レストランなど飲食業はほとんど再開を果たしました。

パンデミックの最中は、飲食業はほとんどデリバリーやテイクアウトに切り替えていました。そんな中、ニューヨーク市議会は議員立法でレストランデリバリーの手数料に上限を設ける法案を通過させました。

今日はウーバーイーツ、ドアダッシュ、グラブハブというフードデリバリー大手に関わるニューヨーク市議会の法案の記事を見ていきます。

NYC Council votes to cap Uber Eats, DoorDash and Grubhub restaurant fees

ニューヨーク市議会がウーバーイーツ、ドアダッシュ、グラブハブがレストランに求める手数料に上限を設ける法案を可決

By Theo Wayt　　　August 27, 2021 

Food delivery apps will face a permanent cap on the commissions they can charge restaurants under a bill passed by the New York City Council late Thursday, sending the shares of Grubhub and DoorDash plummeting.

木曜日遅く、ニューヨーク市議会が可決した法案により、フードデリバリーアプリは、レストランに課す手数料に恒久的に上限をかけられることになる。このことにより、グラブハブやドアダッシュの株が急降下した。

The bill would limit the amount that apps can charge restaurants to 15 percent of food orders for delivery services, 5 percent for advertising and other miscellaneous services and 3 percent for credit card processing fees.

この法案の成立は、アプリを利用して、食べ物の注文した際、（フードデリバリー会社が）レストランに課す手数料を15パーセント（広告料とその他さまざまなサービスに対して５パーセント、クレジットカード処理手数料として３％を含む）に抑えることになるだろう。

If signed into law, the New York City council bill would also require food delivery apps to apply for operating licenses, which would be reviewed every two years.

法案に（市長が）署名すると、ニューヨーク市議会によって法案成立となり、フードデリバリーアプリに２年ごとに見直される営業ライセンスを申請することが求められる。

Shares of Grubhub’s parent company Just Eat Takeaway were down about 5.6 percent on the news mid-morning Friday, while DoorDash shares had fallen 2.4 percent, according to MarketWatch data.

マーケットウォッチのデータによると、金曜日午前のニュースを受けて、グラブハブの親会社であるジャストイート・テイクアウェイの株がおよそ5.6%下がった。また、ドアダッシュの株は2.4%落ちた。

Shares of Uber, which has a more diversified business and may therefore be less exposed to the bill, were up about 1 percent.

ウーバーは業務の幅が広いので、その法案による影響はあまりないと見られ、株は約１％上がった。

Mayor Bill de Blasio has 30 days to sign the legislation, which would take effect 120 days after becoming law. His office did not immediately reply to a request for comment.

ビル・デブラシオ市長がその法案に署名するまでに30日余裕がある。さらに、法案実施までに120日かかる　市長室は法案可決直後のコメント要請に応じなかった。

The bill would make permanent a temporary cap that was first implemented in June 2020 in order to help restaurants weather the pandemic after many restaurants complained apps were charging fees as high as 30 percent.

その法案は最初、2020年６月、レストランがパンデミックを乗り切るのを助けるために一時的に上限設定されたものだが、（今回の可決で）恒久的なものになるだろう。当時は多くのレストランがアプリの手数料が30%もとられていると不満に思っていたのだ。　

In statements to Reuters, Grubhub slammed the bill as “flagrantly unconstitutional,” while DoorDash called it “unnecessary and unconstitutional.”

ロイターへの声明の中で、グラブハブはその法案を「はなはだしく憲法違反だ」と酷評した。ドアダッシュは「不必要で憲法違反な法案」だと言った。

Uber spokesperson Harry Hartfield declined to comment.

ウーバーの広報であるハリー・ハートフィールドはコメントするのを断った。

The New York legislation follows a similar permanent cap on delivery fees passed by San Francisco earlier this summer.

サンフランシスコが今年夏の始めに同様の法案を可決して配達料に一定の上限を設けたが、ニューヨークはそれに続くものである。

Grubhub has also taken flak from politicians and restaurant owners over a controversial phone delivery system that unfairly charged restaurant owners for orders that never took place.

グラブハブは、電話注文システムでも問題視されており、実際にアプリを使っていない電話注文に対しても不当にレストランから手数料をとっていると　政治家やレストランのオーナーから非難を浴びていた。

The company finally ditched the controversial practice this Monday, more than two years after The Post first reported on the issue in 2019. New York City Council members had been demanding that Grubhub refund all “erroneous phone order charges” to restaurants and threatened to “explore legislative solutions if the company fails to act.”

デリバリー会社は今週月曜日問題視されているその業務についに見切りをつけた。ポスト紙が最初2019年この問題をとりあげてから２年以上たってからのことだ。ニューヨーク市議会議員はグラブハブに電話注文についてのすべての誤った課金分を返金する様に要求していた。また、「もし会社が行動をおこさなければ行政処分の対象にする」と脅していた。

今日の記事原文はこちらです。⇓
https://nypost.com/2021/08/27/nyc-to-cap-uber-eats-doordash-and-grubhub-restaurant-fees/

デブラシオ市長は、クオモ氏が州知事を辞任してから、解き放されたかのように積極的に市政を進めている印象を持ちますが、関係ないかしら・・・。( ´艸｀)

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