ニューヨークの地下鉄ではネズミが出る。「ネズミ」に対する警告ではない警告。
このポスターは、「ネズミに注意」ではありません。
"Warning!" 、"Danger!"とか、"Watch ~!"とかはよく見ますが、ここでは、"CAUTION"です。
"This area has been baited with RODENTICIDE"
「この辺りには、殺鼠剤が入ったエサがまかれています。」
と書いてあります。
ここで”CAUTION"が使われている意味は、他の「注意」を表す単語と比較してみればわかります。
・Warning----状況次第で悪いこと、危険なことが起こる可能性があります。
・Watch out -----危ない場合があるので、よく見てください。
・Be careful -----気を配ってください。注意してください。
・Take care ーーお気を付けて!
・Caution ---- あなたがやろうとしていること、大丈夫?危険な場合があります。
色々な例文を当たって、大体こんなニュアンスを感じました。
"caution"と"warning"の定義を載せておきます。(ロングマンより)
1 the quality of being very careful to avoid danger or risks
危険やリスクを回避するよう充分に気をつけること
2 a warning or piece of advice telling you to be careful
気をつけるように伝える警告や忠告
"warning"
1 something, especially a statement, that tells you that something bad, dangerous, or annoying might happen so that you can be ready or avoid it
何か悪いこと、危険なことが起こる、もしくは不都合なことが起こるかもしれないので心づもりをする、または避けることができるように、特に声明として伝えるもの
ネズミは"a mouse/mice"と"a rat/rats",”a rodent/rodents"がありますが、
” mouse"は「ハツカネズミ」
"rat"は「クマネズミ」
"rodent"は「広くビーバーや、リスも含む齧歯類(ガリガリかじる)小動物」のようです。ビーバーやリスは、まず地下鉄にいないので、ここでの"roden"はイラストにもあるようないわゆる「ドブネズミ」で配線や壁などをガリガリかじるネズミのことですね。
接尾語の"cide"はラテン語のcadereからきている「死」に関係したものです。よく目にするものあげると次のようなものがあります。
suicide 自殺
homicide 殺人
genocide 集団虐殺
pesticide 殺虫剤
fungicide 防カビ剤
herbicide 除草剤
セントラル・パークには、"PESTICIDE"がありましたよ。
下の注意書きを写しますね。
Please watch children at play. Please keep all dogs on leash. If product is swallowed, call a physician or Poison Control Center immediately.
「遊んでいるお子さんに気をつけてあげてください。犬はつないでください。もし何か飲み込んだ場合は、内科医、または中毒事故管理センターに至急ご連絡ください。」
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