MisTy's Talking New York / New Yorkで見つけた英語

New Yorkの街を歩いて教材として使える英語を探し、同時に異文化や社会問題を考えています。

ニューヨークのホームレスにBRCはどのように接しているのか。"outreach"という単語のもつ意味深さを感じた。

”Outreach to the Unsheltered"は、BRCの30あるプロジェクトの中のひとつです。
"the unsheltered"は、the +(過去分詞)形容詞で、その形容詞の性質をもっている人々つまり=unsheltered peopleですね。"homeless"と直接的でないところに暖かさを感じます。ここの"outreach"は名詞です。この名詞自体が「地域の弱者で支援を必要としている人に手をさしのべること」という意味です。日本語の「手をさしのべる」にも単に「助ける」というより優しい心が感じられます。美しい日本語を再認識しました。。。


BRCのページを見ていると、
Fiscal Year 2017 (July 1, 2016 - June 30, 2017)
の色々な数字が
BRC At-A-Glance:  (at a glanceは、ちらっと見る、という意味です。)
として載っていました。写します。(ニューヨーク市の中だけの数です。)


9,589
People served by BRC programs
(BRCのプログラムで支援を受けた人の数)


3,303
Outreach placements from the streets, subway and transit facilities
(ストリートや、地下鉄、交通施設にいる人に居場所を世話した数)


5,609
Clients successfully completed a BRC program
(BRCのプログラムを希望して最後まで成し遂げた人の数)


365
Clients rejoined the workforce
(BRCの支援プログラムで職場復帰した人の数)


919
People moved to stable housing
(安定した住まいに移った人の数)


2,001
Volunteers dedicated to BRC’s mission
(BRCのミッションに貢献したボランティアの数)


"clients"のとらえ方で考えてしまいました。。。普通、辞書では「顧客」として、専門的な知識を必要としている依頼人のことをいいますが、ここで「顧客」は使えないだろうと。。。BRCはあくまで非営利団体です。しかし、CEOの Muzzy Rosenblatt氏が、“We should expect nonprofits to be entrepreneurial, disruptive and problem-solving,”と述べているように、"entrepreneurial"(企業的)であることを考慮すると、BRCが提供するサービスは、「このサービスを受けなさい」ではなく、あくまでも「提供」はするが、必要か必要でないかは、自らが判断して選択するものだという姿勢から、"clients"という単語を使ったのかなと思いました。と言うわけで、上のような訳になっています。



さて、RBCのホームページの一部を読みたいと思います。引用元はこちらです。



How We Work     どのように活動しているのか


The people we meet are poor, ill, scared, and reluctant to trust others. They are also resilient and resourceful. While they may not be thriving, they are surviving. So BRC outreach workers have a challenging job convincing these men and women to let us help them. 


我々が声をかける人たちは貧しく、体を壊していて、恐怖感を感じ、他人を信用しようとしない人たちです。しかし、回復力があり、役に立つ人たちもいます。元気一杯ではないかもしれませんが、何とか生き延びています。そこで、BRCメンバーは、このような男性、女性に是非とも力にならせて欲しい、頑張ればできる仕事を紹介できるよと言って手をさしのべています。


We succeed by listening, and motivating. We communicate with love and respect, looking beyond the surface to find the person hiding underneath the fear, and the layers of clothes and accoutrements of a life unsheltered. 


聞いてあげる、動機付けをしてあげることでうまくいっています。愛情と尊敬をもって接していると、表面だけ見ていては分らない、シェルターのない生活で生じた恐れや服装、持ち物の下に隠れている人柄が見えてきます。


We offer help, but we don’t force. We leave people alone when they ask us to, in the hopes we send a message that we will also help when they ask us. And we keep coming back, establishing a relationship and earning trust. 


力を貸しますよとは言いますが、強制はしません。ほっといて欲しいと言われればそうしますが、同時に力を貸して欲しいと言われたときには助けられるんだよと伝わっているのだと希望を持っています。そして、我々は何回も出直して、信仰と信頼を築き上げています。


We don’t “propose marriage” the first time we meet; we usually go on a lot of “dates” before we’re able to motivate a client to want to “move in with us.” 


初対面の人に「結婚しよう」と言わないのと同じです。何回も「デート」します。
そして初めて、「一緒にやってみようかな」と思ってもらえるのです。


-----MisTyの発見!----


おお!ここに"client"という単語発見!文脈から判断して「自らやって欲しいと言ってきた人」ですね!



What You Can Do   みなさんができること


New Yorkers know if you see something to say something. At BRC, we say if you see someone, you should call someone; and that someone is us. 


ニューヨーカーなら"if you see something, say something"を知っています。(地下鉄のどこにでも貼られているサインですから。→こちらも見てね。)BRCでは、もし、だれか困っている人(someone)を見たら、誰か(somoone)に電話してください。誰かというのはつまり我々のことです。


In addition to the City’s 311, which makes referrals to BRC, we operate our own 24-hour Homeless Helpline: 212-533-5151. 


ニューヨーク市の311にかけていただいてもいいです。BRCを紹介してくれます。それに加えて、BRCの運営するホームレスホットラインの212-533-5151でも対応いたします。


So if you see someone who needs our help, call us. You’ll speak with a BRC outreach specialist, who will help you help us help the homeless.


ということで、もし我々の助けを必要とする人を見かけたら、連絡をお願いします。BRCの支援スペシャリストとお話していただけます。彼らはホームレスの人たちを助けようとする私たちにご協力くださる皆様のお役にたちます。 



日本厚生労働省の調査による、日本全国のホームレスの数は、
5,534人
だそうです。全国で、です。


数が多い順の3県をあげると、


東京 → 1,397人
大阪 → 1,303人
神奈川 → 1,061人


だそうです。



英会話、受験のその向こうにある英語の世界にも触れる。MisTy's Englishラボで。。。




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