ニューヨーク市には猛暑になると高齢者や子供以外に特に気を配っている人たちがいる。
ニューヨーク市にいくつの市民プールがあると思いますか?
答えはブログの一番最後に載せることにして・・・
今日は、昨日に引き続いてニューヨークタイムズ(こちら)から、暑さについての記事を読みます。
リーディングの目的は、
★特に猛暑の影響を受けやすい人たちどのように救うか?が書かれているところをマークして、その内容をつかむ
です。
👩ニューヨーク市の保健・福祉局(the Department of Health and Human Services)によると、猛暑になると、65歳以上の成人、5歳未満の子供、妊娠中の女性、心臓病や糖尿病などの慢性疾患を持つ人たちが一般の人よりその影響を強く受けるということです。これは日本でもよく言われていることですね。
ニューヨークでは、これらの人々に加えて、ホームレスの人々への影響を懸念しています。今日読むところは、著名な援助団体であるバワリー・ミッション(the Bowery Mission)のコミュニケーション・ディレクター (the communications director)、ブライアン・オウリエン(Brian Ourien)氏をはじめ、日ごろからホームレス問題に関わっている人たちのお話が中心です。
Bowery(バワリー)地区は、150年前は最も貧困な人々が暮らしている地区でした。「バワリー・ミッション」という慈善団体については、こちらで取り上げています。
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150年間、ニューヨークでホームレスや生活困窮者を支援してきた「バワリー・ミッション」という団体があった! - Talking New York
Is extreme heat more dangerous for some people than others?
“Air-conditioning becomes a necessary part of our lives on days that are extremely hot, and we can’t emphasize enough how people should be indoors during times like these because it’s risky for them,” Mr. Ourien said.
Zach Iscol, the city’s emergency management commissioner, said the department issues a Code Red during periods of extreme heat, during which outreach teams help homeless people get to shelters and cooling centers.
他の人達よりも猛暑が危険な状態となってしまう人たちとは?
「エアコンは、猛暑の日に私たちの生活の必要なものとなっています。最近のような猛暑のときには危険ですから建物の中にいたほうがいいということをしっかり伝えなければなりません。」とオウリエン氏は言います。
市の緊急管理委員会委員長であるザック・イスコル氏によると、同局は猛暑の期間中に(緊急事態を知らせる)コード・レッドを発令し、その期間中に(ホームレスの人々に手を差し伸べる活動をしている)アウトリーチ・チームがホームレスの人々をシェルターや(冷房設備がある)クーリング・センターに誘導しているということです。
👩Code Redとは、病院内で火災が発生したときに告げられる緊急事態の呼び名ですが、その呼び名が猛暑の警告として使われています。
👩アウトリーチ(outreach)とは、ロングマンに次のように定義されています。
when help, advice, or other services are provided for people who would not otherwise get these services easily
援助、助言、その他のサービスが、他の方法では容易に受けることができない人々に提供されること (不可算名詞)
The Office of Emergency Management is also piloting (試験的に行う)a program to give outdoor workers and day laborers cooling kits.
In a statement, Dr. Ashwin Vasan, the city’s health commissioner, urged(促した) New Yorkers to look out (注意を向ける)for others.
“Take care of one another by checking in on family, friends and neighbors — especially older adults — to make sure they have a plan to keep cool and beat the heat,” he said.
緊急事態管理局はまた、屋外労働者や日雇い労働者に冷却キットを渡すプログラムを試験的に実施しています。
市の保健委員長であるアシュウィン・バサン博士は、声明の中で次のようにニューヨーカーに他人を気遣うよう促しました。
「家族、友人、隣人、特に高齢者が涼しく暑さをしのぐ計画を持っているかどうかを確認し、お互いに気を配りましょう。」
(クィーンズ区にあるアストリア・プール)
さて、ブログの始めに書いた質問の「ニューヨークの市民プールの数」の答えは、「13」です。
市のサイトから近くの市民プールが分かるようになっています。(こちらです。)
多いと感じましたか?少ないと感じましたか?
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