MisTy's Talking New York / New Yorkで見つけた英語

New Yorkの街を歩いて教材として使える英語を探し、同時に異文化や社会問題を考えています。

TOM O'HOGANに捧げるベンチがマディソン・スクェアにあった!感動のメッセージと、「アクエリアス(輝く星座)」の関係。

ニューヨークに着いて、まず一番に行くのがマディソン・スクェア・パークです。このベンチに座って、コーヒーを飲んでしばらくニューヨークの音を聞きます。



この日座ったベンチに、こんなプレートを見つけました。



IN LOVING MEMORY OF TOM O'HOGAN

Directer - Composer - Visionary!

He rocked the theater world with "HAIR" .

Here on this bench he loved to watch life's parade. 

ENJOY!

TOM O'HOGAN(トム・オホーガン)の想い出に愛をこめて
ディレクターであり、作曲家であり、独自の世界を持っていた人!
「HAIR(ヘアー)」という作品で劇場界を揺るがしました
このベンチのまさにここで、人生のパレードを観察するのが好きでした
ここはあなたの席ですよ!


名前さえ知らない人でした。調べたら、ニューヨークタイムズに亡くなった当時の追悼記事が載っていました。一部写します。


原文と画像はこちらです。→ The New York Times

Tom O’Horgan, 84, Director of ‘Hair,’ Is Dead
By DOUGLAS MARTINJAN. 13, 2009 
[ヘアー」のディレクター、トム・オホーガン死す。84歳。


Tom O’Horgan, a famously innovative director who brought a Downtown, countercultural sensibility to Uptown theater, most exuberantly in the 1968 hippie-celebration-cum-musical “Hair,” one of four shows he had on Broadway at the same time in 1971, died Sunday at his home in Venice, Fla. He was 84.


トム・オホーガンは、ダウンタウンの反体制感覚をアップタウンシアターに持ち込んだ、革新的とも言えるディレクターでした。1968年のヒッピー全盛時代のミュージカル「ヘアー」は大ヒットしました。このミュージカルは1971年、彼がブロードウェイで同時に手掛けた4つの作品の一つです。彼が亡くなったのは日曜日、フロリダのヴェニスの自宅でした。84歳でした。


His death was announced by his friend Marc Cohen. No cause was given.
Mr. O’Horgan suffered from Alzheimer’s disease. Mr. Cohen, who with his wife, Julia, had been caring for Mr. O’Horgan, said he had moved from Sarasota , Fla., to Venice, Fla., at Thanksgiving.


彼が亡くなったことは友人であるマーク・コーエンによって知るところとなりました。死因は明らかになっていません。オホーガン氏はアルツハイマー病でした。彼の妻であるジュリアと共に、ずっとオホーガン氏の面倒を見てきたコーエン氏によると、彼は感謝祭の日に、オホーガン氏をフロリダのサラソタからヴェニスに移したそうです。


Mr. O’Horgan’s loft at 840 Broadway (at 13th Street) in Manhattan, which he left in 2007, was known for parties and salons attended by theatrical and artistic figures like Norman Mailer and Beverly Sills.


彼のロフトはマンハッタンの13丁目、ブロードウェイ840にあったのですが、そこを2007年に離れました。その後は、ノーマン・メイラーやビバリー・シルズのような劇場関係者やアーティストたちが集い、交流したところとして知られています。


Among Mr. O’Horgan’s other Broadway plays were “Jesus Christ Superstar,” “Lenny" and "Inner City".
オホーガン氏のウロードウェイ作品としては他に、「ジーザス・クライスト・スーパースター」や、「レニー」、「インナー・シティー」があります。(中略)


As a composer, singer, actor, director and musician himself, Mr. O’Horgan espoused a concept of “total theater,” throwing together acrobatics, dance, pantomime and a riot of music that seemed like chaos to some members of the theatrical establishment. But to the younger generation and its fellow travelers, “Hair,” perhaps more than any other play of the 1960s, was the truest, most enduring expression of the hippie scene.


作曲家、歌手、俳優、ディレクター、そして彼自身ミュージシャンであったオホーガン氏は、「トータル・シアター」というコンセプトを貫き通しました。つまり、アクロバティックなもの、ダンス、パントマイム、そして一部の劇場界の人たちにとって、カオスともとれるような音楽を一つの舞台の上に放り込んだのでした。しかし、若い世代や
追っかけの人たちにとって、「ヘアー」は、ヒッピーを扱ったものとしては、おそらく1960年代のどの劇場作品よりも最も真実に近い、不朽の名作でした。


Clive Barnes wrote in The New York Times in 1969 that the show exuded “a kind of  radiant freshness.” He said that it seemed “as though the whole thing is swiftly, deftly, and dazzlingly being improvised before your eyes.”


クライブ・バーネスは1969年のニューヨークタイムズ紙で、彼のショーからは「まばゆいばかりの新鮮味」がにじみ出ていると評しました。また続けて、「まるですべてが勢いよく、巧みに、そして目がくらむほどに我々の目の前をどんどん台本なく進められているように見える」と述べています。



びっくりしたのは、「Aquarious〜Let The Sunshine In / 輝く星座」は、「ヘアー」の最初と最後の曲をフィフス・ディメンションが、メドレーにしてカバーしたものだったこと。この曲は、1969年のグラミー賞最優秀レコード賞を獲得しました。



ブロードウェーミュージカル「HAIR」舞台映像


この動画は、You Tubeからです。日本公演の貴重な映像ですね。ありがとうございます!


ついでに、その昔、日本でもヒットした「ジーザス・クライスト・スーパースター」も!
これも、TOM O'HOGANの演出によるミュージカルだったなんて、知らなかった。。。



JESUS CHRIST SUPERSTAR - \"Superstar\" [LIVE @ The 2012 Tony Awards]


今度ニューヨークに行ったら、このベンチに座って、彼を忍びたいと思います。









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