世界の人と一緒に料理を作ることで、理解と尊敬の気持ちが生まれる!
食文化は文化の中でもっとも歴史が古いものでしょう。日本人の食べる物も随分変わりましたが、同時に和食もどんどん世界に広がっています。
今回このブログでは、カマラ・ハリス大統領候補に料理人の視点から大統領の資質があると見抜いたパドマ・ラクシュミさんがニューヨークタイムズに寄稿したエッセイを読んでいます。
今日のリーディングのポイントは・・・
★このエッセイを読んで、自分は「食」や「料理」をどのように考えているのか?
を考えてみる
ということです。
Once, filming an episode of “Taste the Nation,” an elder woman was reluctant to speak of the loss of her children while escaping the Khmer Rouge, but after 90 minutes of making num banh chok, a Cambodian fish noodle soup, we not only shared the dish but also connected by revealing deeply personal stories.
Curiosity and care about the foods and experiences of others is at the heart of “Taste the Nation.” These are also, I think, at the heart of Ms. Harris’s diverse culinary repertoire (料理のレパートリー)— which speaks to(~を物語る) her personal history as a child of immigrants growing up in a multiethnic California neighborhood and, later, her travels across the country as vice president.
以前、『Taste the Nation』の撮影で、一人の高齢の女性がクメール・ルージュから逃れてきたとき、自分の子供たちが亡くなった話をしづらそうにしていました。しかし、90分間ノンバンチョック(カンボジアの魚のヌードルスープ)を作っているうちに、私たちは料理ばかりでなく、深く個人的な話をすることでつながることができました。
他の人の食べ物や経験に好奇心や気配りを持つことは、「その国を味わおう(Taste the Nation)」という番組の核心です。それはまた、彼女の多彩な料理のレパートリーの核心にもなっていると思います。つまり、彼女の多彩な料理のレパートリーは、多民族が暮らすカリフォルニアの近隣で育った移民の子供としての彼女の個人的な歴史を語っており、そして後に副大統領として全米を旅した経験を語っているのです。
Food relays (伝える)the complexity of people’s stories. It tells the places they’ve lived, the people they’ve shared meals with. The foods we talk about and share define how we see ourselves as a country.
In cooking, Ms. Harris displays the very qualities this country sorely (切実に)needs — her care, and her ability to tell a new kind of story about what it means to be American.
There is something very American, and expansive, (開放的)about including many food traditions in one kitchen. Ms. Harris’s next cooking adventure, and all the traditions it will bring together, should be in the White House.
料理は人々の複雑な物語を伝えます。 住んできた場所、一緒に食事をした人々を物語ります。料理を語り、一緒に作ることで、私たちが自分自身をいかに一つの国として見ているかが分かるのです。
料理をしながら、ハリス氏はこの国が切実に必要としている資質を示しています。すなわち、彼女の気遣いと、アメリカ人であることの意味について、新しい物語を語る能力です。
ひとつのキッチンに多くの食文化を集めることは、とてもアメリカ的で、かつ開放的なことです。ハリス氏の次の料理の冒険、そして、その冒険がもたらすであろうすべての伝統は、ホワイトハウスで実現されるべきでしょう。
👩ニューヨークタイムズは、こちらの記事でも、ハリス氏と料理について取り上げています。
https://www.nytimes.com/2024/07/23/dining/kamala-harris-home-cooking.html
Presidential candidate Kamala Harris shows off her ability to crack an egg with one hand during a campaign cooking video shot in the home kitchen of an Iowa volunteer.Credit...YouTube
アイオワ州のボランティアの自宅キッチンで撮影された選挙キャンペーンの料理動画で、大統領候補のカマラ・ハリス氏は、卵を片手で割る能力を披露しています。
👩ニューヨーク市長のエリック・アダムズ氏は、ベジタリアンで、レシピ本まで出している料理人です。
👩自分が誰かに伝えたい「郷土料理」や「家庭料理」があれば、会話やライティングのテーマにして、話したり書いたりしてみましょう。きっと何か今まで気付かなかったことに気付くと思います。よかったらMisTyにもコメント欄で教えて下さい。
Englishラボ
MisTy