幼稚園児の優秀作品!優秀な先生の指導を受けるとこうなる!
日本でも、今の時期は各学校で文化祭が開かれ、生徒の作品などを見る機会があります。その中にはとてもその年齢でできると思えないような素晴らしい作品があります。
ニューヨークでは、メトロポリタン美術館が一室を公立学校の生徒たちの優秀作品の展示のために提供しています。専門家によって幼稚園児から高校生までの152作品が公開されていて、サイトで全作品をみることができます。
今日は幼稚園児の作品2点を選びました。
Rain in the City
ニューヨークの雨
Caitlyn Espinal
Grade: K
Materials: Mixed-media collage
Teacher: Silvia Huggler
ケイトリン・エスピナル
学年:幼稚園(kindergarten)
材料:様々な表現方法を使ったコラージュ
指導:シルヴィア・ハグラー先生
😀"media"は、"medium"の複数形です。"medium"には、
a way of expressing your ideas, especially as a writer or an artist
(特に作家や芸術家として自分の考えを表現する方法---ロングマンより)という意味があります。
STUDENT:
I want the people who see my work to be happy, even on a rainy day.
Art is a lot of fun. I especially love painting.
I worked very hard on my picture, and always listen to Ms. Polanco and Ms. Huggler.
生徒の感想:
わたしの作品を見た人が、雨の日でも幸せな気持ちになってくれたらいいなと思います。
アートは本当に楽しいです。特に絵を描くのが大好きです。
私は一生懸命絵を描きました。そして、ポランコ先生とハグラー先生の言うことをいつも聞いています。
TEACHER:
Caitlyn is a kindergarten student in a unique bilingual, self-contained (特別クラスの)6 to 1 to 1 class. Art truly helps Caitlyn to overcome all the challenges of being in a new environment. Our Spanish-speaking teacher assistant in the class, Ms. Polanco, is a great help.
After discussing Min Heo’s illustrations in Come with Me to New York, the students brainstormed about things they see in the city. Students used the art of tissue paper bleeding (にじみ)to create the background for a cityscape. Cut shapes were used to construct a collage that incorporated layering, overlapping, attention to detail, successful use of art materials, and self-expression. Caitlyn loves art. She uses the medium (手法)to express herself.
先生のコメント:
ケイトリンは、バイリンガル・特別クラスの幼稚園生で、ひとクラス生徒6人に対して一人の先生で学んでいます。アートは、ケイトリンが新しい環境で直面するあらゆる困難を克服するのにとても役立っています。クラスにはスペイン語を話す教師助手のポランコ先生がいて、とても助かっています。
👩"self-contained"は、日本語では「特別支援学級の」という訳になることがありますが、ここではバイリンガルの子供を集めた「特別クラス」としました。(本来の意味は「自己完結型の」です。)
『Come with Me to New York』というミン・ヘオの本のイラストを見て話し合った後、生徒たちは街で見かけるものについてブレインストーミングを行いました。彼らはティッシュペーパーの「にじみ」の技法を使って、街の背景を描きました。 切り抜いた形を使って、重ね合わせ、細部へのこだわり、画材の使い方のうまさ、自己表現を取り入れたコラージュを制作しました。ケイトリンはアートが大好きです。 彼女はアートを使って自分を表現します。
👩『Come with Me to New York』というミン・ヘオの本はアマゾンで購入できます。New Yorkの他の都市の本もあります。(Tokyoはありませんでした。)
こちらからです。⇓
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The Little Dinosaur House and the Big Dinosaur House
小さな恐竜の家と大きな恐竜の家
Annie Dai
Grade: K
Materials: Construction paper
Teacher: Laura Bronzini
アニー・ダイ
学年・幼稚園
材料・色画用紙
指導;ローラ・ブロンジーニ先生
STUDENT:
I like making art because I like colors and the way I can do everything by myself.
These are my tall houses for dinosaurs. They want to live here because they like all the house colors. Their favorites are blue, purple, and dark purple. Blue is inside the house. The dinosaurs are also inside. The baby dinosaurs are in the little house and the big dinosaurs with their kids are in the big one. When people look at my artwork, I want them to feel happy and smile because they like my dinosaur houses.
生徒の感想:
私は色が好きだし、自分で何でもできるので、アート作りが好きです。
これは、私が作った恐竜の背の高い家です。恐竜たちは、家の色がみんな好きなので、ここに住みたいと思っています。彼らの好きな色は、青、紫、濃い紫です。青は家の内側です。恐竜たちも中にいます。赤ちゃん恐竜は小さな家に、大きな恐竜とその子供たちは大きな家にいます。私の作品を見てくれた人が、私の恐竜の家を気に入ってくれて、幸せな気持ちになって笑顔になってくれたら嬉しいです。
TEACHER:
Motivated by the city around us, students observed different skyscrapers and were inspired to invent their own. Kindergarten students explored shapes, colors, and overlapping techniques. Annie’s placement of a variety of organic and geometric shapes and colors created a well-balanced composition. She depicted (描写した)two tall buildings as houses for her favorite characters, dinosaurs. Students began to understand real-world engineering ideas and the role of an architect.
先生の感想:
私たちの身の回りの街に触発され、生徒たちはさまざまな高層ビルを観察し、自分たちもビルを設計したいという意欲が湧いてきました。幼稚園の生徒たちは、形、色、重ね合わせのテクニックについて探究しました。アニーは、有機的および幾何学的な形や色をバランスよく配置しました。彼女は、お気に入りのキャラクターである恐竜たちの家として、2つの高層ビルを描きました。生徒たちは、現実世界のエンジニアリングのアイデアや建築家の役割について理解し始めました。
👩文中の"explore"に"learn"よりも、深い意味を感じたので、「学んだ」ではなく、「探求した」にしました。ちょっと不自然な日本語かもしれませんが、「自分が知りたいと思って、色々なものを調べた」というニュアンスがあります。
明日は、小学校低学年の作品を見ます。
Englishラボ
MisTy