小学校低学年の生徒の作品!創作を始める前にたくさんのことを教わっている!
ニューヨークでは、企業ばかりでなく、図書館や美術館、公園など、公共施設が子供たちの教育のために様々なイベントやサービスを提供して学びの機会を与えています。学校でも専門家の協力を積極的に受け入れています。
メトロポリタン美術館のサイトから見ることができます。(こちらです。Exhibition Objectsをクリックしてはいれます。)
特に、P.S. アートの指導には、「スタジオ・イン・ア・スクール(Studio in a School)」が大きく関わっています。
Studio in a Schoolのホームページはこちらです。
今日は小学校低学年の作品を見ます。
今日のリーディングのポイントは・・・
★作品に対する生徒の感想と先生のコメントを速読しよう
です。
Fluffy
ふわふわ
Liliana Rymarz
Grade: 1
Materials: Papier mâché
Teacher:Regina Lim
リリアナ・リマーズ
学年:1年生
材料:紙粘土 (張り子に使われる特殊な紙粘土)
指導:レジーナ・リム先生
STUDENT:
When people look at my artwork, I want them to be surprised because the cat is detailed. I chose a cat because I have a cat at home and it was easy to make. My favorite part was painting the patches of spots on the cat.
I like to make art because we get to make fun stuff and it makes me happy. I like how we can use different materials.
生徒の感想:
私の作品を見た人がびっくりするように、猫を細かく描きました。猫を選んだのは、家に猫がいるので作りやすかったからです。一番好きなのは、猫の斑点の部分を描くことです。
アートを作るのが好きなのは、楽しいものを作れて、それが嬉しいからです。いろいろな素材を使えるのも好きです。
👩猫のポーズが面白いですね。目が緑のところや、肉球を見せているところに、個性があらわれていますね。
TEACHER:
During lunch club, students learned about papier mâché and looked at examples from around the world, including China and Mexico. They began by sketching out their ideas of different animals they wanted to make. We discussed turning a two-dimensional drawing into a three-dimensional sculpture. Liliana decided to make a cat inspired by(~にヒントを得て) her own pet.
She worked meticulously (細心の注意を払って)and diligently (熱心に)on her armature (骨組み)and papier mâché. She persisted in painting the spots and the details of the cat. Liliana displayed confidence during the process, maintaining a positive attitude throughout her art making.
先生のコメント:
(バーチャルのネットワークである)ランチクラブで、生徒たちは張り子の材料について学び、中国やメキシコなど、世界中の張り子の例を見ました。 まず、作りたい動物のアイデアをスケッチすることから始めました。 2次元の絵を3次元の彫刻に変えることについて話し合いました。 リリアナは自分のペットにヒントを得て猫を作ることにしました。
彼女は骨組みと張り子を丁寧に熱心に作りました。彼女は猫の斑点や細部を丹念に描き続けました。リリアナは制作中、自信に満ちた態度で、制作全体を通して前向きな姿勢を崩しませんでした。
👩日本で有名な張り子は「首振りの張り子のトラ」ですね。(amazonで買えます。)
Towerblox
タワーブロックス
Hanzel Tjen
Grade: 3
Materials: Pencil on paper
Teacher: Adela Leibowitz
ハンゼル・ティエン
学年:3年生
材料: 紙と鉛筆
指導: アデラ・レイボウィッツ先生
STUDENT:
I want people to feel that they’re living in an urban life, in a happy home.
I like to make art because I’m creative, like Stephen Wiltshire. I draw a lot using pictures and words.
I want viewers to see a life of people living in buildings, our homes, and to see inside our everyday city life.
生徒の感想:
私は、みんなに自分たちは都会の幸せな家庭で暮らしていると思って欲しいです。
私はスティーブン・ウィルシャーのように創造力があるので、アート制作が好きです。絵や言葉を使ってたくさん描いています。
ビルや家で暮らす人々の生活や、日常の都会の生活の様子を見てほしいと思っています。
👩スティーブン・ウィルシャーのホームページはこちらです。
⇓
👩彼が描いた東京の風景が購入できますよ。こちらからです。⇓
東京タワーを描いたものもあります。シンガポールなど他の都市のものもあります。見るだけで欲しくなります!
TEACHER:
Students were in awe as they examined and learned about Stephen Wiltshire’s cityscapes, drawn from his own memory. They practiced how to observe and combine shapes to represent a subject. Hanzel created an imaginative interpretation of an observed subject, rendered (描く)details, and showed an understanding of basic organization of space. Hanzel created a mysterious city and had a strong vision of how he wanted the final artwork to look. He applied himself (専念する)diligently to bring his inner vision to life. His art elicits (生じさせる)a strong mood.
先生のコメント:
生徒たちは、スティーブン・ウィルシャーが記憶を頼りに描いた都市の風景画を調べ、学んで、畏敬の念を抱きました。生徒たちは、対象物を表現するために、観察し、形を組み合わせる方法を練習しました。ハンゼルは観察した対象物を想像力豊かに解釈し、細部を描き、空間の基本的な構成を理解していることを示しました。そして神秘的な都市を作り出し、最終的な作品がどのように見えてほしいかを強くイメージしていました。彼は、自分の内なるビジョンを現実のものとするために、一生懸命取り組みました。彼の作品は、強い雰囲気を醸し出しています。
👩ただ描き方を教えるのではなく、プロの作品を見せて自分の創造性を膨らませるように指導されたのだと思います。そのためには、まず指導者が自分の持っている知識や技術が十分でなくてはなりません。指導者も日々学んでいるのだろうと思います。
明日は、小学校高学年の作品です。少しずつ上の年齢を見ていくと生徒たちの成長が分かります。
Englishラボ
MisTy