Talking New York --- New Yorkで見つけた英語

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笑える話はどう書けばいいのか?プロがやっていることとは?

BACKSTAGEというエンタメサイトがあり、そこに書いてある、「スタンダップ・コメディアンになるためには?」というページを読んでいます。(こちらです。)


"routine"(ルーティーン)は、スタンダップ・コメディでは、「前振り」から始まって、ジョークやオチへと持って行く一連の話の流れのことを言います。今日はその話の作り方について読みます。


今日のリーディングのポイントは・・・


★笑いをとる話はどう書けばいいのか?


の要点を説明できるようになることです。


How do I write a standup routine?
スタンダップの一連の話の書き方


Choose the right thing to make fun of

A golden rule (黄金律)in comedy is to always punch up(攻撃する). When you write a joke, carefully consider who or what the subject is. Jokes land better (and tend to be less offensive(不快な)) when they target people and institutions (組織) in positions of power(権力), rather than those who are disadvantaged(不利な立場にある).


笑いをとるための正しい対象を選ぼう
コメディにおけるおきまりの法則は、常に攻めの体制をとるです。ジョークを書く際には、誰を対象にし、何を話すのかを慎重に考えてください。ジョークは、不利な立場にある人々よりも、権力のある立場にある人々や組織を的にした方が、よりうまく行き(かつ不快でなくなるる傾向があり)ます。


Try to make your audience feel good

Making your audience think is great. Making them think, “Wow, everything is awful (ひどい)and I’m depressed now”—not so much. That’s not to say that sad or dark subject matter is off-limits(立ち入り禁止); a lot of great comedy draws from dark places. 


But it comes down to how you handle these topics in your jokes. If you’re adding levity (真剣にとらないこと)to something your audience also struggles with(~に悩む), then they’ll be grateful. If you make them feel worse, then why should you be getting paid to do comedy?


観客を良い気分にさせるようにしてください
観客に考えさせるのは素晴らしいことです。しかし、「わあ、何もかもひどくて落ち込んだ」と思わせてしまうと、やりすぎです。悲しいテーマや暗いテーマに入り込んではいけないという訳ではありません。素晴らしいコメディの多くは、暗いテーマからうまく笑いを引き出しています。


しかし、問題は、ジョークでこれらの話題をどう扱うかということです。観客が悩んでいることについて、あなたがユーモアを加えるのであれば、観客は喜ぶでしょう。観客の落ち込みがひどくなってしまうのであれば、ギャラをもらってまでコメディを見せることはできないですよね。


Be mindful of transitions(話の移り)

When you’re creating a standup routine, you’ll naturally want to include all of your best material(ネタ)—but the best standup sets flow organically(自然に), almost like the comedian is engaging in a one-sided conversation with the audience. Think about how you’ll transition between your jokes and play with the order(順序) and structure of the overall standup routine to find the best fit.


Consider the audience. Comedians perform their sets over and over again to perfect their jokes, and part of perfecting jokes comes from seeing how different audiences made up of people from different backgrounds react to them. The best and most iconic routines honor multiple points of view. Not every joke will resonate(心に響く) with every member of every audience, but jokes that make entire groups of people uncomfortable are duds(失敗). 



つなぎに気を配る
スタンダップのストーリーを作っていると、自然と最高のネタをすべて盛り込みたくなるでしょう。しかし、最高のスタンダップは自然な流れで展開していきます。ほとんどコメディアンが一方的に観客に話している感じです。ジョークとジョークの間のつなぎをどうするかを考えてください。そしてスタンダップの話の流れ全体の順序や構成をあれこれ変えてみたりして最適なものを見つけましょう。


観客を考慮しましょう。 コメディアンは何度も何度も同じ話を演じて自分のジョークを完璧なものにします。そして完璧なものにするにはさまざまな背景を持つ人々で構成される異なる観客がそのジョークにどう反応するかを観察することが必要です。最も優れていてお手本になるような話は、さまざまな点に対する敬意が表れています。すべてのジョークがすべての観客に響くわけではありませんが、全員が不快になるようなジョークは失敗です。



Avoid generalizations(一般論)

Not only are generalizations a recipe for potentially offensive jokes, they just don’t make for great comedy. Your standup routine should feel specific (特化している)to you and your lived(実生活の) experience. Aim to tell jokes that are true to your voice but that draw on universal(普遍的な) experiences and ideas.


一般論を避ける
一般論は人を不快にする可能性のあるジョークの作り方であるだけでなく、
それでは優れたコメディはできません。スタンダップ・コメディは、自分自身と自分の実生活の経験に特徴的なものでなくてはなりません。自分のスタイルに忠実でありながら、普遍的な経験や考えに基づいたジョークを話すことを目指しましょう。


👩"generalization"は、次のように定義されています。(ロングマンより)


a statement about all the members of a group that may be true in some or many situations but is not true in every case
あるグループの人にはすべてあてはまるような内容は、一部または多くの状況では真実であることもあるが、それがすべての場合に真実であるとは限らない、といった話の内容のこと




日本の漫才は異なるジャンルのものですが、同じように観客を笑わせるという目的である芸です。スタンダップ・コメディの話の作り方と異なる点があるでしょうか?


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