Talking New York --- New Yorkで見つけた英語

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ヤジに対してはどう対処すればいいのか?

スタンダップ・コメディアンのステージで最も難しいのは、観客からのヤジへの対処の仕方だと思います。「ヤジ」という日本語を使いましたが、英語では、"heckler"になります。
[héklər] (ヘクラァ)です。


"heckle"という動詞は次のような意味です。


to interrupt and try to embarrass someone who is speaking or performing in public
誰かが話している、または人前でパフォーマンスをしているのを邪魔し、恥をかかせようとすること


"heckler"は、"heckle"をする人のことです。


リーディングのポイントは・・・


★ヤジに対してはどう対処すればいいのか?


についてのアドバイスを読みとることです。
("heckler"に対しては、適当な日本語がないので、そのまま「ヘックラー」としました。)



原文は、BACKSTAGEのホームページのこちらにあります。



How do I deal with (対処する)hecklers?
ヤジにはどう対処すればいいか?

Hecklers are audience members who criticize or make fun of a comedian during their set. They are an unavoidable part of becoming a standup comedian. Dealing with hecklers comes down to confidence (自信)and an ability to think on your feet(機転を利かせる). Sometimes they require a jab back (反撃が必要)to make them be quiet. Give it to them. You’re a comedian—use your wit. 


Some comedians opt to engage hecklers in conversation and feign 

(~のふりをする)an actual interest in what they have to say. Others bring them onstage. Others kick them out. 


ヘックラーとは、コメディアンがステージを行っている最中に、そのコメディアンを批判したり、からかったりする観客のことです。 ヘックラーは、スタンダアップ・コメディアンになる上で避けては通れない存在です。 ヘックラーに対処するには、自信と機転が求められます。 時には、ヘックラーを黙らせるために、やり返すことも必要です。 ヘックラーに言い返してやりましょう。 あなたはコメディアンなのですから、ウィットにとんだ言い方でね。


コメディアンの中には、ヘックラーを話に引き込み、彼らの言うことに実際に関心があるふりをする人もいます。また、ヘックラーをステージに上げる人もいます。また、ヘックラーを追い出す人もいます。



👩ジェリー・セインフィールド(Jerry Seinfeld)というコメディアンが実体験を次のように話しています。


“Very early on in my career, I hit upon this idea of being the Heckle Therapist. So that when people would say something nasty(意地悪な), I would immediately become very sympathetic (共感する)to them and try to help them with their problem and try to work out (解明する)what was upsetting them, and try to be very understanding with their anger.... I would say, ‘You seem so upset, and I know that’s not what you wanted to have happen tonight. Let’s talk about your problem,’ and the audience would find it funny and it would really discombobulate (困惑させる)the heckler, too, because I wouldn’t go against them, I would take their side.”


「スタンダップ・コメディアンになりたての頃、私は『ヘックル・セラピスト』になるというアイデアを思いつきました。観客は意地悪なことをよく言うものですが、そんなとき、すぐに彼らに共感して彼らが問題を解決できるようにしたのです。なぜ不愉快なのかを明らかにし、彼らの批判に対して理解を示そうとしたのです。こんな風にです。「面白くなさそうだね。今夜はそんなつもりで来たんじゃなかったんだよね。分かるよ。じゃ、何でそうなっちゃったのかについて話してみようか。」ってね。すると、観客は面白くなってきたぞと感じるし、同時にヤジった本人はどうしようってすごく困惑するんですよ。私はけんかを売ったのではなく、ヤジった人の(気持ちになって)味方をするわけです。」



日本の芸人さん達は、ヤジに対してどう対応しているのでしょう?


ちなみに、「なぞかけ漫談」のねづっちさんってご存じですか?観客からお題をもらって即興でなぞかけをする芸人さんです。日本で数少ないスタンダップ・コメディアンの一人だと思います。


英語圏の人に、ねづっちのお笑いのネタを英語で説明してみるとスピーキングの訓練になりますよ!おススメです!




ベスト3!ねづっち人気ネタ並べてみました #ライブ


ねづっちさん、日本のスタンダップ・コメディアンとして頑張ってください!


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