Talking New York --- New Yorkで見つけた英語

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[ミランダ・ライツとは?」"Know Your Rights: What are Miranda Rights?" Part 3

"Law & Order"は、毎回、1話ずつ、事件が完結になります。前半は、ニューヨーク市警の刑事の事件捜査、容疑者逮捕まで、そして後半は、検察による起訴、裁判そして判決と流れていく2部構成の形になっています。昨日のブログで、レニー刑事をご紹介しましたので、今日は、ジャック・マッコイ検察官です。サム・ウォーターストン(Sam Waterston)が扮しています。正義感の強い、情に流されない検察官の姿勢を見事に演じています。



さて、昨日に引き続き、大学教授のStephanie Morrow氏による、Know Your Rights: What are Miranda Rights?の後半です。


Arrest without the Reading of Miranda Rights
The Miranda decision is intended to make suspects aware of their Constitutional rights. Police can ask routine questions—such as name, address, date of birth, and social security number—without reading Miranda Rights,. Again, most states enforce their own rules on when and how police officers can place suspects under arrest, so it is difficult to generalize.


ミランダ・ライツが読まれない場合の逮捕
ミランダ・ライツを読むことを決めたことは、容疑者に憲法で保障されている権利を分らせることを意図しています。警察はミランダ・ライツを読み上げなくても、規定の質問をすることはできます。例えば、名前、住所、生年月日、社会保障番号などです。確認しておきますが、ほとんどの州では、いつどのようにして警察官が容疑者を逮捕するかの規定を持っています。ですから、一般的に述べることは難しいのです。


What Happened to Ernesto Miranda?
Ernesto Miranda did, indeed, get a new trial based on the Supreme Court ruling, and his original confession was thrown out. However, based on the evidence, Miranda was again convicted of kidnapping and rape, and served 11 years in prison before being paroled in 1972. In 1976 at the age of 34, Miranda was stabbed to death in a barroom brawl. Police arrested a suspect in the killing who, after choosing to exercise his Miranda Right to remain silent, was released without being charged for the crime.


アーネスト・ミランダに何が起ったのか?
アーネスト・ミランダは実のところ、最高裁裁定に基づいて裁判のやり直しとなりました。そして彼の最初の自白は取り消されました。しかし、証拠に基づいて、ミランダは再び誘拐とレイプの罪で有罪となり、11年間服役し、1972年に仮釈放されました。1976年、彼が34才の時に、ミランダはバーで口論となり、刺されて死亡しました。警察は刺した相手を逮捕しましたが、その容疑者はミランダ・ライツにある黙秘権を行使した後、罪にとわれることなく保釈されました。



ドラマの中で、「弁護士」と言うときに、"lawyer"と”attorney"の2種類の言い方が出てきます。普通にロングマンで、"attorney"を引くと、"lawyer"と出てくるので、ロングマンビジネス辞典による、少し詳しい定義を載せておきます。


attorney

1. "a person who has the legal right to do things and make decisions on someone else’s behalf"


人の利益になるよう、物事を行ったり決定をする法的な権利をもっている人


2. "American English a LAWYER, especially one who represents clients and speaks in court"


アメリカ英語の"lawyer"のこと。特に法廷でクライアントの代理をしたり話しをする人のこと。


日本には、ミランダ・ライツと同じものはないようです。しかし、刑事訴訟法によって、司法警察員が直ちに犯罪事実の要旨と弁護士を要求することができることを伝えています。(203条1項)さらに、黙秘権についても、同法98条2項で認められています。


MisTy

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