Talking New York --- New Yorkで見つけた英語

発見と感動を与えてくれるニューヨークを英語学習に役立つコンテンツにして毎日お届けしています。

ニューヨークの街角で、"over"の数学的意味を考えた。「未満」の反対語は何?

次の画像は、ニューヨークのクィーンズです。住宅街です。以前はどちらかといえば低所得者層が多く住んでいた地区ですが、今では2億円を越える物件もあり、どんどん再開発が進んでいます。それに伴うジェントリフィケーション問題もかかえています。


クィーンズの名前のついては、ここに書きました。



大きく成長した木が歴史を感じさせます。そこで見つけた交通標識があります。




拡大しますね。



NO TRUCKS トラックは通れません、ということですが、長さ制限があります。


"OVER 33 FEET"です。33feetは、約10.06mです。10メートル6センチですね。日本なら「10メートル以上の車通行禁止」と書いてありそうです。10メートル以下、以上というのは、10メートルを含みますが、"over 10m"は、10メートルを含みません。「10メートルより長い」ものということになります。"longer than 10m"です。これを「10メートル以上」にしたいなら、"10m or longer"となります。


「65歳以上の人」を英語で表現するなら、"people (aged) 65 or/and older"になります。結構これ、間違えます。MisTyの理解を整理しますね。


「10歳未満」→10歳は入らない。
「10歳以上」 → 10歳は入る。
「10歳を越えた」 → 「10歳の誕生日を過ぎた」10歳1ヶ月でもこの言い方をする。


ここまできて・・・


「10歳未満の反対は?」→ ????   日本語、分からない!知らない!


そこで、対義語辞典を引きました。
「未満」の反対は「超過」だそうです。しかし、年齢に関しては耳慣れない言葉ですね。
10歳未満はあっても、10歳超過とは言いませんよね。でも、数量と時間を言う時に使うようです。


"over"は「越えている」ということだから、65歳1ヶ月なら、65歳を越えていることになりそうですが、”older than 65 years old"と言うと、実際は「66歳以上」となります。英語では、1歳になったばかりと、来月2歳になる1歳児とはかなり違いがあるので、"15 months old"と月齢で言ったりしています。


ところで・・・。


数学で、次の読み方って知ってますか?


a≦b   a小なりイコールb →  "a is less than or equal to b"  つまり「aはb以下」
a≧b   a大なりイコールb  → "a is greater than or equal to b"    つまり「aはb以上」
a<b    a小なりb   →  "a is less than b"                         つまり「aはb未満」
a>b    a大なりb      → "a is greater than b"                         つまり・・・?


です。


「未満」の反対が「超過」であっても、「aはb超過」とは言いませんね。
結局「より大きい」「より小さい」が一番分かりやすいと思いますが、ちょっと幼稚な響きがします。
とはいえ、「なり」と「イコール」を同時に使っている!


とりあえず、英語表現としては、「この会場には、100人以上いるね。」のようなざっくりした数を言うときには、"over 100 people"でいいと思いますが、規定があるものとか、約款などでは、トラブルのもとになりますから気をつけましょう。(>_<)


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MisTy

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