Talking New York --- New Yorkで見つけた英語

発見と感動を与えてくれるニューヨークを英語学習に役立つコンテンツにして毎日お届けしています。

ニューヨーク住宅局の、Section 8にあった感動のポスター。

ニューヨークの市営住宅の助成について調べていて、"Section 8"がよく出てくるので、ニューヨーク市住宅局のサイトを見ました。

です。
まず、大きく、この英語が目にとびこんできます。(赤字もそのままです。)


NEVER pay money to apply for public housing or Section 8.
市営住宅、あるいはセクションエイトに申請するのにお金はかかりません


You can stop scams by reporting suspicious claims to NYCHA's Inspector General at 212-306-8355.
もし疑わしい要求をされたら、NYCHAnの監察長官に電話で通報してください。詐欺を防ぐことができます。


日本でも様々な詐欺があり、だまされないようにとテレビなどで呼びかけていますが、ニューヨークでは、市営住宅に入居したいと思っている、所得が比較的低い人たちをだまそうとする詐欺が起こっているようです。


そして、このひと言に心が動かされました。申請者に次のように訴えていたのです。



ニューヨークの住宅供給には差別という"ROOM"はありません。


"room"という単語は「部屋」という意味の他に「余地」「可能性」という意味があります。差別をして、貸したり貸さなかったりすることは絶対にありません、ということを住宅の「部屋」とかけて表現しているのです。こんなところで、しゃれた表現に出会うと思いませんでした。(*^_^*)


では、セクションエイトを読みます。


Created by the Housing and Community Development Act of 1978, the Housing Choice Voucher program, also known as Section 8, provides assistance to eligible low- and moderate-income families to rent housing in the private market. Eligibility for this program is based on a family's gross annual income and family size.
1978年に住宅・コミュニティー整備法が作られ、セクションエイトとしても知られている、家賃補助プログラムによって、条件にかなっている低・中所得世帯が民間の住宅を借りるときの家賃支援するようになりました。条件は年間の世帯収入と家族の人数です。


The program works as a rental subsidy that allows families to pay a reasonable amount of their income toward their rent. Eligible families will receive a voucher to begin searching for housing. Generally, families will pay no more than 40 percent of their adjusted monthly income toward their rent share. NYCHA pays the remaining amount to the owner on the family's behalf. This payment to the owner is known as the Housing Assistance Payment.
Section 8 participants must comply with all program requirements, including completing their annual certification, accommodating Housing Quality Standards inspections, allowing property owners to make any needed repairs, and adhering to the terms of their lease.
このプログラムは、自分たちの収入に対して見合うだけの適正な家賃を払いなさい、払えない分があれば補助してあげますというものです。条件に適合した世帯は、承認を受けてから住宅を探し始めることになります。家賃として払うのは、月収の40%以下でいいというのが一般的です。NYCHAが残りの分を世帯に変わって家主に払います。このオーナーへの支払いは住宅補助金として知られています。セクションエイトの補助を受ける世帯は、規則に従わなければなりません。そして、毎年資格証明を受けること、住居水準審査を受けること、家主が行う必要な修繕を受け入れること、そして、リース条件を外れないようにしなくてはなりません。


NYCHA administers the largest Section 8 program in the country. Approximately 85,000 Section 8 vouchers and over 25,000 owners currently participate in the program.
The New York City Housing Preservation & Development and New York State Homes and Community Renewal also operate Section 8 programs in New York City. Please visit their websites for more information.
NYCHAは、国の中で最も大きなセクションエイトプログラムを運営しています。およそ8万5千件のセクションエイト承認証が発行され、2万5千人を越える数の家主が現在このプログラムに参加しています。
「ニュヨーク市住宅保存・開発部」と「ニューヨーク州ホーム・コミュニティー改善協会」は、ニューヨーク市のセクションエイトプログラムの運営も行っています。それぞれのサイトをご覧ください。


そして、セクションエイトの詳細条件が書いてあるページに進みましたが・・・。


81ページにもわたる内容です。今回はここでストップして、またの機会に一部だけでもご紹介できたらなと思っています。


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