アメリカ合衆国（United States of America）の国土面積は、約962.8万平方キロメートルで、日本の約25倍です。その中で、ニューヨーク州の広さは、141,299 km²で、アメリカの州の中で27位です。北海道は83,424K㎡なので、州としては日本の都道府県で一番広い北海道の約1.7倍です。東京都は2,191km²なので、その約64.5倍です。ニューヨーク市だけでは、約484.3km²。東京23区の約7割になります。

"Talking New York"は、ニューヨーク市にある、５つの区（ボロ）---マンハッタン区、ブルックリン区、クイーンズ区、ブロンクス区、スタテンアイランド区---のことを書いているので、広いニューヨーク州とは、事情がかなりことなります。

ニューヨーク州知事は、アンドリュー・クオモ（Andrew M. Cuomo）氏。

ニューヨーク市長は、ビル・デブラシオ(Bill de Blasio)氏。

「ニューヨーク」と言えば、日本人は「ニューヨーク市」をイメージすると思います。
その、ニューヨーク市で、「マスクを付けよう動画コンテスト」が行なわれました。

今日はその優勝作品のご紹介です。

先日、アメリカの「マスクを付けること」に対する抵抗感は、長い「権力に対する抵抗」の歴史があり、トランプ大統領は、マスクを付けることに対して、「弱さの象徴」、「自由の侵害」と話したことを書きました。だからといって、アメリカ人全体がマスクを付けることに拒否感を表していると考えるのは間違いです。日本だけでも、全く違う考え方があるわけですから、結局、人それぞれなのだと考えています。そして、リーダーの存在。これは大きい。

ニューヨーク市は、市がマスクを付けることを義務化していますが、抵抗運動より、「マスクをつけよう」という気運が高まっています。「マスクをつけること」が最早トレンドとなって、様々なオシャレなマスクができたり、「マスクを付けよう動画コンテスト」が開かれたりしています。

この作品が優勝しました。

Bunny Lake Films, a female-founded NY production co., teamed with directors Celine Danhier & Aliya Naumoff & animator Mike Perry (Broad City), capturing the diverse voices and pulse of New York. - Bunny Lake Films

女性が立ち上げたニューヨークプロダクションカンパニーの作品。バニー・レイク・フィルムは、監督のセリーン・ダニエール＆アライブ・ノモフ、アニメーターのマイク・ペリーとチームを組み、ニューヨークの様々な声と脈動を記録しています。---ばにー・レイク・フィルム製作
（CNNの説明より）

次の作品は、おしくも優勝は逃しましたが、ファイナルまで残った作品です。クオモ州知事のメッセージに様々なニューヨークの場面を写しています。

New Yorkers Do What's Right. They know that the best thing they can do to stop the spread of Covid-19 is to wear a mask when they're around others. That's why New Yorkers of every color, creed, sexual orientation and gender identity are practicing social distancing and wearing masks in public. They know that our individual strength is our collective inheritance. They Know What's Right. - Ian Bell

「ニューヨーカーは正しいことをする。」というタイトルです。ニューヨーカーは、新型コロナウィルス感染拡大を止めるためにできる最善のことは、周りに人がいるときはマスクをすることだ、と分かっています。このことが、人肌の色が違い、信条が違い、性的指向、自認する性別が違っても、ニューヨーカーが、ソーシャルディスタンシィングを守り、大勢の人がいるところではマスクを付けている理由なのです。彼らは個人的な強さというのは、集団的な財産だと思っています。
何が正しいのかを知っているのです。---イアン・ベル製作

クオモ州知事は、マスクを付けることの意味をニューヨーク州の住民に訴えています。明日、それを取り上げたいと思います。

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