Talking New York --- New Yorkで見つけた英語

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ニューヨークのスーパーの缶詰売り場から、日本の「だし」、そして"Umami"(うま味)へ。

高校1年生用の英語の教科書"ELEMENT"は多くの学校で採用されています。「ワショク」が世界的に認められ、ブームになったこともあって、Lesson 5に"Umami"が取り上げられました。


内容は以下のようなものです。


● 池田菊苗が1908年に昆布だしにグルタミン酸を発見。うま味と名付けた。
● 池田がグルタミン酸を作った。 (1909) 
● 児玉新太郎がイノシン酸を発見。(1913 )
● 国中明がグアニル酸を発見。(1957)
● マイアミ大がKの研究でウマミの受容体があることが発見された。
● 発酵食品や、椎茸、昆布、乾燥魚にうま味がある。
●西洋→トマト、ハム、チーズにうま味がある。
● 食がすすまない赤ちゃんにいい。
● 塩分を控えることができる。
● ワショクがユネスコの文化遺産として登録された。



全和訳を載せているサイトもあるようです。


ここでは、"Umami"について英語で紹介している農林水産省のページを見ます。
一部を写して和訳します。


原文はこちら。


The fifth sense of taste, umami, is something Japan can be proud of to the world.
What cannot be forgotten when explaining the flavor of washoku is the presence of dashi stock. It is used as a base for various dishes such as soup and stew.
Why are Japanese people so fond of dashi? The key to the answer to this question is umami. In the book of cuisine written in the Edo period says that “dashi is precisely the foundation of cooking”.


第五の味覚、「うま味」は日本が世界に誇れるものです。和食の味を説明するのに忘れてはならないのが出汁の存在です。出汁はスープやシチューのような様々な料理のベースとして使われます。
なぜ日本人は出しを好むのでしょう?そのカギは「うま味」にあります。江戸時代に書かれた料理本の中に、「出汁は正に料理の土台となるもの」と書かれています。


In 1907, Dr. Kikunae Ikeda was the first in the world to discover that one of the umami contents is glutamic acid, a type of amino acid. Study was further carried out thereafter mainly among Japanese researchers, and umami is now widely known as the fifth sense of taste, in addition to sweetness, saltiness, sourness, bitterness. Today, seasonings that allow the use of an umami component easily are widely used such as umami seasonings and soy sauce seasoning with dashi. They are popular also abroad, and used daily in Japan.


1907年に池田菊苗博士が世界で最初にうま味成分の一つでアル、グルタミン酸を発見しました。それは、アミノ酸の一種です。その後研究が進み、うま味は甘み、塩味、酸味、苦みに加えて、今や世界で第五の味として知られています。今日、うま味を使って簡単に味付けできるものがうま味調味料として世界中で使われており、出汁入りの醤油もあります。海外で人気ですし、日本では日常的に使われています。


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