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米国大統領選で討論される5つの問題を読む。

MisTy

トランプ前大統領に対して、不倫の口止め料(hush money)をめぐる34件の起訴、すべてについて「有罪」(guilty)の評決(verdict)が下されました。11月に行われる大統領選挙はどのようになるでしょう?このブログでも関連情報を取り上げたいと思っています。


アメリカと日本の政治システムは全く異なります。日本でもアメリカのような二大政党制を目指す動きはありますが、候補者がそれぞれ公約を掲げて行うディベートはありません。


今日はウォールストリートジャーナルを読んで、アメリカの選挙で民主党と共和党の大きな違いとなる論点をみたいと思います。


読んだのは、2024年4月8日付の"Biden, Trump and the 2024 Election: What to Know"'
(バイデンとトランプの2024年選挙:知っておくべきこと)です。ライターは、アリッサ・ラクパット(Alyssa Lukpat)です。


問題についての両党の違いの部分を抜粋しました。全部で5つあります。


Abortion


Abortion has become a winning issue(勝てる見込みのある問題) for Democrats since the Supreme Court last year overturned (くつがえした)Roe v. Wade, shifting the legality of abortion back to the states. Trump in April said decisions on abortion should be left to states. He had previously(以前は) floated(提案して反応を見る) the idea of a 15- or 16-week ban.


妊娠中絶


昨年、最高裁が(人工妊娠中絶を受ける権利が憲法で保障されるとして、)ロー対ウェイド裁判を覆して以来、人工妊娠中絶は民主党に勝算のある問題となっていて、人工妊娠中絶の適法性については州に判断が戻されています。トランプ大統領は4月、中絶に関する決定は州に委ねられるべきだと発言。彼は以前、15週か16週での中絶を禁止する考えを持ち出して反応をうかがっていました。


Democracy


Biden has framed (位置づけた)this election as a watershed (流れをかえる)moment for American democracy, saying Trump, who spread false claims about election fraud (不正)and played down(軽視した) the Jan. 6 attack on the Capitol, could threaten the country’s future should he go back to the White House. Trump said Biden is “fear mongering(売り物にしている).”


民主主義


バイデンは今回の選挙をアメリカ民主主義の分岐点と位置づけました。選挙の不正に関する虚偽の主張を広め、1月6日の国会議事堂襲撃事件を軽視しているトランプが、もしホワイトハウスに戻ることがあれば、国の将来を脅かす可能性があると言いました。トランプは、バイデンは 「恐怖を売り物にしている 」と言いました。



Economy


While views of the economy are improving, voters largely don’t credit Biden for his stewardship and say they remain anxious about high prices.


経済


経済に対する見方は改善しているものの、有権者は、多くがバイデンの経済の舵取りを評価しておらず、物価高への不安は残っていると回答しています。




Immigration


Biden has leaned on (寄りかかる)Trump-era policies to try to deter(抑制する) migrants but has also opened new pathways to allow migrants to enter the country legally with work permits(労働許可証). He has slowed arrests(逮捕) and deportations(国外退去) of longtime immigrants to concentrate on deporting criminals(犯罪者).


Trump has vowed to be a dictator just on “Day 1,” his first day in office, in part to close the border. He has promised the largest-ever deportation of migrants who are in the country illegally, vowed to deny citizenship to tens of thousands of people born in the U.S. and used incendiary (扇動的な)rhetoric, such as saying people in the U.S. illegally are “poisoning the blood of our country.”


移民政策


バイデンは移住者を抑止しようとトランプ時代の政策に傾く一方、移民が労働許可証があれば合法的に入国できるよう新たな道を開きました。彼は犯罪者の国外退去に集中するため、長期間滞在している移民の逮捕と国外退去が遅れました。


トランプは就任初日、「1日目」に、もう独裁者になり、その独裁の一部として国境を閉鎖すると宣言しました。
不法滞在している移民の過去最大規模の強制送還を約束し、米国で生まれた数万人の市民権を認めないと宣言し、米国に不法滞在している人々は 「私たちの国の血を汚している 」と言うなど、扇動的なレトリックを使いました。


👩"immigrants"は、永住するために国外からやってくる人のことで、"migrants"は季節労働などの仕事をするために移住している人のことです。



Foreign Policy


Israel’s fight against Hamas and the war in Ukraine are competing for the president’s time with domestic issues U.S. voters care about most. The Biden administration and Trump back (支持する)Israel. Biden, under pressure to address the growing humanitarian crisis in Gaza, is also trying to direct more aid to the enclave(飛び地). On Ukraine, Trump has refused to commit to continuing Biden’s effort to help counter (対抗する)Russia.


外交政策


ハマスに対抗するイスラエルの戦いとウクライナでの戦争は、有権者が最も関心を寄せている国内問題と米国大統領の時間を奪い合っていますなっているからです。バイデン政権とトランプはイスラエルを支持しています。バイデンは、 ガザで深刻化する人道的危機への対応を迫られており、ガザへの援助を増やそうとしています。ウクライナについては、トランプはバイデンが引き続きロシアへの対抗を支援していこうとする姿勢へのかかわりを拒否しています。


👩「大統領の時間を奪い合っている」というのは、政府が国内問題と同じくらいの時間をイスラエルやウクライナの戦争に費やしている、ということを表しています。


👩文中の"the enclave"(飛び地)はガザ地区のことです。



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