ロバート・デ・ニーロがニューヨークで吠えた!アメリカの危機か?!
前大統領のドナルド・トランプ氏が共和党を代表する大統領候補者として選ばれていますが、かつて不倫関係にあったとされるポルノ女優に多額の「口止め料」(hush money)を支払い、それを隠蔽するために業務記録を改ざんしたとして、虚偽記載の重罪34件に問われています。
今日は、ロバート・デ・ニーロ(Robert De Niro)が、裁判所の前で行った公開記者会見の動画を見ます。
デ・ニーロは1974年の『ゴッドファーザー PART II』でアカデミー賞の助演男優賞を受賞した俳優です。現在80歳です。
FobesのYou Tubeが、デ・ニーロの発言が全部載っていたので、それを見ました。
デ・ニーロの発言の前後に、後ろに立っている元警察官(右側)によって議事堂襲撃のときの悲惨な様子などが語られています。それらはカットしますが、デ・ニーロは、最初のヤジに対してこうしたクレージーなこともトランプが作り出したのだと述べます。その部分は除いて、4分10秒あたりから12分あたりまでになります。
スクリプトの中の解説は省きます。単語の意味のみを書き入れています。
BREAKING NEWS: Robert De Niro And Biden Campaign Hold Press Briefing Outside Trump Hush Money Trial
former capital police officer Harry Dan
former metropolitan police officer Michael Fenon
(デ・ニーロ氏の後ろ左が元首都警察官のハリー・ダンさん、後ろ右が元大都市警察官のマイケル・フェノンさんです。)
動画の中では、議事堂襲撃事件の際に、そこで働いている人の命を守った英雄だとデ・ニーロに紹介されています。
👩"capital"は「首都」で、the Capitol は、「米国国会議事堂」のことです。
"capital"は、「kǽpətəl」、キャピタル
"Capitol"は、「kǽpətl」キャピトル
と少し発音も違います。
I love this city. I don't want to destroy it. Donald Trump wants to destroy not only the city but the country and eventually he could destroy the world. But we vowed we would not allow terrorists to. I owe this city a lot. That’s why it’s so weird that Donal Trump is just across the street. He doesn’t belong in my city. I don't know where he belongs, but he certainly doesn't belong here.
We New Yorkers used to tolerate him when he was just another grubby (下劣な)real estate(不動産) hustler (詐欺師)masquerading (仮面をかぶっている)as a big shot(大もの), a too big playboy lying his way into the tabloids pretending to be a spokesman, a spokesperson for himself. He was calling it as himself, for himself to fool the press into inflating (膨らませる)his net worth(自己資産). A clown. But this city is pretty accommodating. We make room for clowns. We have them all over the city people do crazy thing in the street. We tolerate it. It's part of the city. It's part of the culture. But not a person like Trump, who will eventually run the country. That does not work and we all know that.
Anyway, we make room for clowns to each his own, but no one takes them or took him really seriously. They take him seriously now of course. But around the country people who didn't know him as we did started to support him. They voted him into his bullshit (でたらめ). Trump bought their votes with outrageous lies and empty promises. He got the most religious evangelicals(信者) to applaud a sinner(罪人) who bragged (自慢する)about sexual assault and who just a couple of blocks from here a jury found him liable (責任がある)for sexual abuse.
私はこの街を愛しています。壊したくはありません。ドナルド・トランプはこの街だけでなく、国も破壊しようとしています。最終的には世界を破壊するかもしれない。私たちはテロリストを許さないと誓ったんです。私はこの街に多くの恩があります。だから、ドナルド・トランプが通りの向こう側(裁判所)にいること自体に違和感があるんです。この街は彼にふさわしくない。どこならいいのか分からないけれど、この街じゃないことは確かです。
私たちニューヨーカーは、彼が大物の仮面をかぶった、ただの下劣な不動産ハスラーで、大きな子供のプレイボーイが、自分自身のスポークスマンのふりをして自分をタブロイド紙に売り込んでいたときは大目に見てたのです。マスコミを騙して自分の資産を膨らませるために、自分で電話していたのです。ピエロなんです。しかし、この街には許容力があります。街のあちこちでピエロがおかしなことをやっていますが、我々はそれを許容しています。この街にはそれを許容してくれる部分があるんです。それがこの街の文化でもあるんです。でもトランプのような人は他人を許容しない。彼はいずれ国を牛耳るようになる。そうはいかない。みんなそのことを分かっています。
とにかく、我々はピエロにそれぞれの居場所を作ります。でも、誰も彼らを相手にしませんし、本気で考えませんでした。もちろん、今は彼のことを真剣に考えています。しかし、私たちと違って彼を知らなかった国中の人々が、彼を支持し始めたのです。彼らはトランプのでたらめに投票したのです。トランプは、とんでもないウソと空約束で彼らの票を買いました。彼は、最も宗教心のある人たちをあやつって罪人に拍手喝さいを浴びせるようにさせました。その罪人は性的暴行を自慢げに話し、ここからほんの数ブロック先で、陪審員は性的暴行について、彼に責任があるとしたんです。
Somehow, he even got self-styled (自称)patriots to support a man who called for terminating the Constitution. And on January 6th rallied (呼び集めた)an angry mob (暴徒)to threaten democracy leaving death and destruction in its wake(その結果). Tha’s why I needed to be involved and wanted to be involved in the new about a Biden-Harris era.
Because it shows the violence of Trump and reminds us that he'll use violence against anyone who stands in the way of (~の邪魔になる)his megalomania (誇大妄想)and greed. But it's a coward(臆病者)'s violence. You think Trump ever threw a punch himself or took one?This guy ran and hid in the White House bunker when there were protesters outside. No way, he doesn't get blood on his hands. No, he doesn't. He directs the mob to do his dirty work for him by making a suggestion and influence. And his gang, gravels(砂利) follow his order.
It's no surprise that the murder rate and other violent crimes peaked under Trump and are falling under Biden. And now he's promising to use our own military to attack US citizens. That's the tyrant(暴君). That's the tyrant. He's telling us he'll be, and believe me, he means it. When Trump ran(選挙に出た) in 2016, it was like a joke. This buffoon(馬鹿者) running for president. No, never could happen. We’ve forgotten the lessons of history that showed us other clowns, who were taken seriously until they became vicious (悪の)dictators. With Trump, we have a second chance and no one is laughing now. This is the time to stop him bv voting him out once and for all(きっぱりと).
ともかく、彼は、自分は愛国者だと思っている人たちに、憲法をないがしろにしろと呼びかけた人物を支持させようとしたのですよ。そして1月6日には、怒れる暴徒を集めて民主主義を脅し、そのことによって死者が出て破壊が起こりました。ですから私は新しいバイデン大統領とハリス副大統領の時代に関わる必要があると感じ、関わりたかったのです。
あのこと(議事堂襲撃事件)は、トランプの暴力性を示し、自分の誇大妄想と貪欲を邪魔する者には誰でも暴力を行使するのだということを思い出させるからです。それは臆病者の暴力です。トランプは自分でパンチをくらわせたり、パンチを受けたりしたことがあるでしょうか?デモ隊が外にいるときにホワイトハウスのバンカーに逃げて隠れていたんですよ。とんでもないです。彼は自分の手を血で汚したりしません。しませんよ。汚い仕事は暴徒たちにやらせるんです。自分は提案して影響力を行使するんです。彼の仲間や手下は、彼の命令に従うんです。
殺人率やその他の暴力犯罪がトランプ政権下でピークに達し、バイデン政権下で減少しているのは当然のことです。そして今、彼はアメリカ市民を攻撃するために自国の軍隊を使うことを約束しています。これぞ暴君。それが暴君です。彼は私たちにそうなると言っています。彼は本気です。トランプが2016年に出馬したときは、まるで冗談のようでした。こんなヤツが大統領に立候補するなんて。いや、あり得ないでしょう。私たちは、歴史の教訓を忘れていました。他にもピエロがいると教えてくれていたのです。そうした人たちが独裁者になるまで我々はそのことを真面目に考えないのです。トランプに関しては我々には2度目のチャンスがあります。今度は誰も笑って済ませません。今こそ彼を止める時です。きっぱりと選挙でけりをつけましょう。
We don't want to wake up after the election, saying What again? My God! What the hell have we done? We can't have that happen again. Yesterday was Memorial Day(戦没将兵追悼記念日). It's a good time to reflect on how Americans fought and died so that we may enjoy the freedoms guaranteed to us by a democratic government. A government that as President Lincoln said of the peole by the people for the peole shall not perish from the earth. Under Trump this kind of government will perish(滅びる) from the earth. I don't mean to scare you, No, no, wait maybe I do mean to scare you. If Trump returns to the White House, you kiss these freedoms goodbye that we all take for granted.
About elections, forget about it, that's over, that's done if he gets in, I can tell you right now, he will never leave. He will never leave, you know that. He will never leave. What does that mean? Is that the country we want to live in? Do we want him running this country and saying I'm not leaving, I'm dictator for life? I hope this new ad campaign reaches outside the bubble (幻想)to remind supporters of what a danger he is to our lives. This is not a threat. This is a reality. And That's why I've joined the Biden-Harris campaign because the only way to preserve our freedoms and hold on to our humanity is to vote for Joe Biden for President.
Really, we don't have a choice. On January 6th while Republican lawmakers despicably (卑劣に)tried to keep the loser Trump in the White House and Trump inspired insurrectionists (暴徒)to storm the Capital. Brave men and women from law enforcement put their lives on the line to defend this country, our democracy. They are the true heroes. These guys are true heroes. They stood and put their lives on the line for these low lives(低俗な者たち) for Trump.
選挙が終わってから、「またか!なんてこと!私たちは一体何をしてしまったのだろう?もう二度とこんなことは嫌だ!」と立ち上がるのでは遅いのです。 昨日は戦没将兵追悼記念日した。私たちが民主的な政府によって保証された自由を享受するために、アメリカ人がどのように戦い、死んでいったかを振り返る良い機会です。リンカーン大統領が言ったように、「人民の人民による人民のための政府」は地上から滅びることはありません。トランプ大統領の下では、このような政府は地上から滅びるでしょう。脅かすつもりはありません。いや、いや、ちょっと待ってください。本気で脅しているのかも分かりません。トランプがホワイトハウスに戻ったら、私たちが当たり前のように享受しているこれらの自由とはさよならすることになるからです。
選挙のとき、そのことを忘れたら?もう終わり。彼が大統領になったら?もう終わり。今、これだけははっきり言っておきます。彼はいなくならない。大統領をやめませんよ。わかっているでしょう?絶対に去ることはないんです。分かりますよね。そんな国に住みたいですか?彼がずっとこの国を仕切って、大統領でい続ける、自分が生涯独裁者だと言い続けてもいいんですか?私はこの新しいキャンペーンが、幻想を突き破って外まで届き、トランプの支持者たちに彼が私たちの生活にとってどれほど危険な存在であるかを思い起こさせることを願っています。これは脅しではなく、現実です。だからこそ、私はバイデン・ハリスのキャンペーンに参加したのです。私たちの自由を守り、人間性を保つ唯一の方法は、大統領選でジョー・バイデンに投票することです。
本当に、私たちにはこれしか道はありません。1月6日、共和党議員が卑劣にも選挙で負けたトランプをホワイトハウスにとどめようとし、トランプに感化された暴徒が首都を襲撃する中、勇敢な警察官たちが命をかけてこの国と民主主義を守りました。彼らこそが真の英雄です。彼らはトランプのためにはたらく低俗な者たちを阻むために、命を危険にさらしたのです。
デ・ニーロの発言の後、聴衆の中から、(デ・ニーロの後ろにたっている)二人は"traitors"(裏切者/卑怯なヤツ)だ、"they lied under oath”(法廷で偽証した)、
"they never fight for me."(自分のために闘ってくれない)、という声が上がりましたが、デ・ニーロは、"they fought for us, for you!"と言いました。
デ・ニーロは、"He will never leave."の当たりから熱が入り、同時に車のクラクションによる妨害行為も始まっていましたね。
日本の選挙と同時にアメリカの大統領選挙にも注目していきたいと思います。結果次第では、日本にも大きく影響が及ぶと思われます。
明日は、民主党と共和党の政策の論点の違いを整理したいと思います。
Englishラボ
MisTy