Talking New York --- New Yorkで見つけた英語

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今日は、ニューヨーク・タイムズで、IT関連大手会社の動きについてカレン・ワイズ氏の8月2日付の記事を読みました。


趣旨はほとんどウォールストリート・ジャーナルと同じでした。読み比べの意味もこめて、前半だけを取り上げようと思います。(原文はこちらです。)


今日のリーディングのポイントは・・・


★昨日のウォールストリート・ジャーナルの内容以外に書かれている部分を探す


です。


ヘッドラインとリードは次のようなものです。


Tech Bosses Preach(説く) Patience as They Spend and Spend on A.I.

Big technology companies show no signs of slowing their spending on artificial intelligence, even though a payoff (回収)still looks a long way away.

By Karen Weise

Aug. 2, 2024


Mark Zuckerberg said spending too little on A.I. right now is a bigger risk than spending too much.Credit...Loren Elliott for The New York Times


(画像の部分)
今A.I.にかける費用が少なすぎるのは、かけすぎるよりも大きなリスクだと述べるマーク・ザッカーバーグ。


(ヘッドラインとリード)
引き続きA.I.へ出費を重ねているから、もうちょっと待っていて欲しいと言うIT企業のトップたち
大手テハイテク企業は、人工知能への投資を減速する気配はありません。報われるのはまだ先だとしてもです。


Mark Zuckerberg, Meta’s chief executive, started 2023 by declaring it the “year of efficiency.” Like several of its big tech peers(仲間), Meta cut jobs and mothballed (中止する)expansion plans.


Then came A.I.


Mr. Zuckerberg started this year saying his company would spend more than $30 billion in 2024 on new tech infrastructure. In April, he raised that to $35 billion. On Wednesday, he increased it to at least $37 billion. And he said Meta would spend even more next year.


Mr. Zuckerberg said he’d rather build too fast “rather than too late,” and allow his competitors to get a big lead in the A.I. race.



タ社のマーク・ザッカーバーグは、2023年のスタートを 「効率化の年」と宣言しました。大手ハイテク企業数社と同様、メタ社も人員削減を行い、事業拡大計画を中止しました。


そしてA.I.が登場しました。


ザッカーバーグ氏は2024年をスタートするに当たり、新しい技術インフラに300億ドル以上を投じると発表しました。4月にはそれを350億ドルに引き上げ、水曜日には少なくとも370億ドルに増加しました。そして来年はさらに増やすということです。


ザッカーバーグ氏は、「遅すぎて」A.I.の競合他社に大きなリードを許すくらいなら、早すぎるくらいのスピードで実行したいと述べました。


The tech industry’s biggest companies have made it clear over the last week that they have no intention of throttling (抑制する)their stunning levels of spending on artificial intelligence, even though investors are getting worried that a big payoff is further down the line than once thought.


In the last quarter alone, Apple, Amazon, Meta, Microsoft and Google’s parent company Alphabet spent a combined $59 billion on capital expenses, 63 percent more than a year earlier and 161 percent more than four years ago. A large part of that was funneled (つぎ込む)into building data centers and packing them with new computer systems to build artificial intelligence. Only Apple has not dramatically increased spending because it does not build the most advanced A.I. systems itself.


ハイテク業界の大企業は先週、人工知能への驚異的な支出を縮小するつもりはないことを明らかにしました。投資家たちが、大きな見返りが期待できるのは、かつて彼らが考えていたよりもずっと先のことなのではないかと心配しているとしてもです。


前四半期だけで、アップル、アマゾン、メタ、マイクロソフト、そしてグーグルの親会社アルファベットは、合わせて590億ドルを資本計上支出に使いました。これは1年前より63%多く、4年前より161%も多いのです。その支出の大部分は、データセンターの建設と、人工知能を構築するための新しいコンピューターシステムの導入です。アップルだけが劇的に支出を増やしていないのは、自社で最先端のAIシステムを構築していないからです。



👩投資家たちは忍耐強く待ってくれるでしょうか。インフラに出費しているのは理解できても、そこから先、どういう世界が待っているかは示されていません。かえってA.I.に携わっていると出費がかさむのだな、という印象をもつ投資家もいるでしょうね。


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