メトロポリタンダイアリーの優秀作品は、最後に笑えるオチがあった!
ニューヨークタイムズのメトロポリタンダイアリーは読者が自分の思い出(年代問わず)や出来事を日記風に描いたものです。"Dear Diary"(日記さんへ)で始まり、選考された作品には、ダイアリーにはアグネス・リー(Agnes Lee)さんのイラストが付けられ、が月曜日から金曜日まで公表されます。
毎年12月に、過去1年間でニューヨークタイムズの編集者がトップ5を選び、読者のオンライン投票で、優勝者が決まります。
今日読むのは、2024年12月に発表されたものです。
(最初にタイトルがあります。)
The Winner
Benched

Dear Diary:
I was in the habit of taking walks in Carl Schurz Park on early summer mornings, when the sun cast a lovely orange glow (輝く)over the quiet East River esplanade(散歩道).
私は、初夏の朝、日課となっている、カール・シュルツ公園を散歩していました。その時間は、静かなイーストリバーの遊歩道に、太陽が美しいオレンジ色の輝きを投げかけていました。
My walk was identical (全く同じ)every day. What also became routine was seeing the same older man sitting on the same bench each morning. He held a flat tweed cap in his hands, always gazing wistfully (物憂げに)out onto the water.
散歩ルートは毎日全く同じです。毎朝同じ年配の男性がベンチに座っている光景を見るのも日課になっていました。彼は平らなツイードの帽子を手に持って、いつも物憂げに水面を見つめていました。
One morning, I decided to talk to him.
ある朝、私は彼に話しかけてみることにしました。
“Hello,” I said, approaching the bench where he was sitting.
「こんにちは」と言って、私は彼が座っているベンチに近づきました。
He looked up.
彼は顔を上げました。
“How do you do?” he said.
「ご機嫌いかがですか?」と彼は言いました。
“I don’t mean to bother you, but I see you here every day,” I said.
「お邪魔してすみません。毎日お見かけするものですから。」と私は言いました。
“Is that right?” he said.
「そうですか。」と彼は応えました。
“And if you don’t mind me asking, I was curious why you sat on this same bench?”
「こんなことお伺いしてご無礼かもしれませんが、いつもこの同じベンチに座ってらっしゃるのは、なぜかなと思ったものですから。」と私。
He turned away with a deep sigh.
彼は、目線を遠くにやって深いため息をつきました。
“My wife and I used to sit on this bench together for 51 years,” he said.
そして、「妻と私はね、51年間このベンチに座っていたんですよ。」と彼は言いました。
“Oh,” I said, feeling badly. “I’m sorry.”
「そうだったんですか。」と私は申し訳なく思って、「それはお気の毒に。」と言いました。
“And for some bizarre(奇妙な) reason she likes to sit over there now,” he said, gesturing toward a woman 20 feet to the left of us.
「それなのに、なぜか彼女は今あっちに座るほうがいいみたいなんです。」と彼は言いながら、20フィート先にいる女性を指さしました。
— Samuel Willinger

(Carl Schurz Park NYC公園局のサイトより)
👩🏼🏫筆者はてっきり、彼が亡くした妻との思い出に浸るためにそのベンチに座っていると思ったのですね。私もそう思いました。奥様、お元気でよかったですね。
英語学習で使えるヒント:最後のご老人のひとことの別バージョンを考えてみましょう。
是非、コメント欄で教えてください。

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