Talking New York --- New Yorkで見つけた英語

発見と感動を与えてくれるニューヨークを英語学習に役立つコンテンツにして毎日お届けしています。

ニューヨークの地下鉄車両にあった広告から、マンハッタンヘンジ(Manhattanhenge)を知る。

ニューヨークのレストランメニューのデリバリーサービスを行っている、Seamless(シームレス)の広告は、レトロな雰囲気とキャッチーな英語で、いつも出会うのを楽しみにしています。昨日ご紹介したのは次の1枚でした。



昨日のブログの続きになります。
シームレスの広告に書いてある英語は、次のようなものでした。


Through every amateur photo ever taken
of MANHATTANHENGE
We've delivered through it all.

マンハッタンヘンジを撮る皆さんの中をすり抜けて
私たちはずっとお届けしてきました


この中に2つの"through"がありますね。
始めの"through"は距離。マンハッタンヘンジをとろうと多くの人がその瞬間を待ち構えてカメラを構えている。
2つ目の"through"は時間。デリバリーを頼まれれば、一刻も早く届けなければならず、マンハッタンヘンジなんか眺めていられない。そうして、20年間ずっと配達してきたのです。
というメッセージです。"through it all"で「ずっと」という副詞のイディオムがあります。


マンハッタンヘンジの瞬間の映像がこれです。


   Manhattanhenge ---Wikipediaの画像より


本当にこの中を配達するのは大変!
シームレスのデリバリー、お疲れ様です。。。


その中にあった、"MANHATTANHENGE"という単語。「ストーンヘンジ」のモジリでしょうが・・・。


ウィキペディアに説明が載っていましたので、読みました。


Manhattanhenge, also called the Manhattan Solstice, is an event during which the setting sun or the rising sun is aligned with the east–west streets of the main street grid of Manhattan, New York City. The sunsets and sunrises each align twice a year, on dates evenly spaced around the summer solstice and winter solstice. The sunset alignment occurs around May 28 and around July 13. The sunrise alignment occurs around December 5 and around January 8. Excellent places for viewing Manhattanhenge are 14th, 23rd, 34th, 42nd, and 57th Streets.



マンハッタンヘンジ、またはマンハッタン・サルスタス(夏至、冬至の至点)は、ニューヨークのマンハッタンのメインストリートの東西に沿って朝日が射し、また日没時にまっすぐに陽が射す現象のことである。朝日と夕日がそれぞれ1年に2回東西方向にまっすぐ陽が射す日付はどちらも夏至と冬至を中心に等間隔である。日没は5月28日と7月13日あたりで、陽が昇る時に起こるのは12月5日と1月8日あたりである。 マンハッタンヘンジが見られるベストスポットは、14丁目、23丁目、42丁目、57丁目である。




マンハッタンヘンジは、イギリスのストーンヘンジから派生した言葉です。ストーンヘンジでは、夏至の日にヒールストーンと呼ばれる石と祭壇の石を結ぶ直線上に太陽が昇るということです。


    世界遺産のストーンヘンジ



日本では、富士山のご来光を見る感覚でしょうか・・・。
こちらのほうが大変なだけに、有り難みが大きいかな。


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