Talking New York --- New Yorkで見つけた英語

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MisTyが提案するニューヨークの楽しみ方!これできっとあなたもニューヨークのとりこに!

ニューヨークは人気の観光地ですから、すでに行かれた方も多いことでしょう。ニューヨークの観光ガイドサイトはたくさんあるので、十分知識はお持ちだと思いますが、今日は、夏休み特別編として、MisTyが提案するニューヨークの魅力を満喫する方法を書いてみたいと思います。


ひとことで言うと、「見るのではなく、見つけるニューヨーク」にするということです。


そのために、具体的にどうすればいいかを考えてみました。


● 二階建ての観光バスには乗らない。


暑いときやか寒いときがあり、必ずしも快適とは言えません。それに、自分の足で歩かないと、記憶に残りません。次々と説明されても、自分が興味をもっていないとおもしろくありません。ガイドの英語が聞き取れなければ最悪の時間になってしまいます。街をざっと見るならネットの動画でいくらでも見れます。





● スポーツ好きな人は、アディダス本店に行ってみて。


少々高くてもニューヨークでしか売っていない靴やスポーツシューズ店に行くと店員さんが自分に合う靴を探してくれるので、楽しい会話ができます。ちなみにMisTyがアディダス本店で買ったフィットネスシューズは、伸縮性のゴムの部分が5年経っても伸びきったりしませんでした。


次の画像は五番街のアディダス本店。店自体がテーマパークのよう。サイズ違いをお願いすると、専用のエレベータですぐに持って来てもらえますよ。(多分地下に巨大な倉庫があるのでしょう。)



ここでスポーツ好きのお子様にスポーツウェアを買うと間違いなく最高のプレゼントになると思います。(デザインは日本のスポーツ店やネットで手に入らないものがあります。)



● お土産はお土産屋さんで買わないで。


自由の女神のレプリカを高い値段で買ったり、ニューヨークと書いてあるバッグやTシャツを買ったりするより、地元の『スモールビジネス(チェーン店ではない個人のお店)』や地元の人がよく行くようなスーパー(ターゲットやホールフーズ)で、お土産を買いましょう。普通のキャンディなどでも、中身より入れ物がおしゃれで気に入られるかもしれません。


ボデガでは、「面白いものを見つける」楽しさがあります。ラッキーならボデガキャットがいるかもしれません。(ボデガについてはこちらをどうぞ。)




友人にあげたいお土産は、マーケットやボデガ(地元の小さな何でも売っているお店)で、地元の人が買っているものを買う。(日本のものをまねたらしいミソスープの素やインスタントラーメンはまずいけれど、話題性はあります。)



● 早起きして、静かなニューヨークの街を歩く。


ニューヨークは夜より早朝がいいです。
昼間とは全く違う風景に出会えます。公園をジョギングしたり、ヨガに参加したりすると、もう完全にニューヨーカー気分。



次の画像は、ジャクソンハイツで撮ったものですが、早朝はこのように道路にある扉が開いていて、そこから商品を納入している姿が見られます。人や車が少なく、静かなので、思う存分大都会ニューヨークの雰囲気に浸ることができます。太陽の光の感覚が日本と違うということも分かります。




● 日本にもあるようなレストランには行かない。


洋食レストランは日本でもたくさんありますから、高いレストランで、日本でも食べられるようなメニューを注文するより、地元の人がよく行くスーパーで量り売りのお惣菜を買ったり、フードトラックでホットドッグを買ったりすると、意外なおいしさにお得感が増します。買ったら持ち帰ってホテルで食べるか、公園でピクニック気分で食べるかにしましょう。




● ブロードウェイミュージカルは、興味がなければ行かない。


ニューヨークに行ったらブロードウェイでミュージカルを観なきゃと思わない方がいいです。好きな人にとっては、その素晴らしさに感動して一生の思い出になるかもしれませんが、そうでない人が行くと眠くなる可能性があります。


公園や駅では無料で(チップはあげてね。)音楽が聴けたり、見事なパフォーマンスが見られたりすることがあります。


どの駅も、何かをやっていると思っていいです。音楽が聞こえたら足を止めて聞きましょう。レベルが高い無料の演奏やパフォーマンスに触れることができます。構内の壁や天井には歴史的な芸術作品もたくさんあるので、ただ通り過ぎるだけではもったいないです。



次の画像の後ろに張っているバナーは、公式に演奏してよいと認められたことを示すものです。駅で演奏するには厳しいオーディションがあるのです。(オーディションについては、こちらにあります。)


                            (42 St.-Times Sq.駅で)



● スターバックス以外でコーヒーを飲む。


ブログでもいくつかコーヒー店について書きましたが、スターバックスやマクドナルドなど、全世界にチェーン店を持つ店に行くより、ニューヨークで美味しいと言われている店に行った方がいいです。バーガーキングやシェイクシャックは観光客ばかりで特に美味しくもありません。マグノリアのケーキも中は観光客ばかり。それに高い割りにそんなにおいしくないので、カロリーばかり摂取することになります。食べるなら、ジャクソンハイツのように多国籍の地区で日本では絶対に食べられないものを安く食べた方がいいです。


ホテルの人や知らない人にでも、どこのコーヒー店が美味しいか、どこのハンバーガーがおススメかを聞くことです。たいてい親切に教えてくれます。


ホテルではなるべく部屋に閉じこもらないで、ロビーやバー、ジムなどを利用しましょう。思いがけなく楽しいお話がきけるかも。



チェルシー地区に"THE FOUNDLING"と書いてあるNPOのビルがあります。(下の画像)この団体は、150年の歴史のある孤児を支援する団体です。"foundling"というのは、「児童養護施設」のことで、教会のシスターが始めた戦争孤児の養子縁組の活動から、現在は広く恵まれない子供たちを支援しています。入り口にこの団体について説明のパネルがあると思うので読んでみてね。"THE FOUNDLING"との関係については、こちらで取り上げています。


このビルの一階に"Coffeed"というカフェがあり、"The Foundling"の支援を行っています。




● 本屋さんに行けば何かが見つかる。


本ばかりでなく、カレンダーや文房具なども売っているので、のぞいてみると何か得るものがあります。店員直筆のお薦めカードを読むのも日本ではできないこと。特に小さなお子さん用の本は楽しそうなのがたくさんあります。



この本はバッグに入る小さなものですが、内容が驚きでした。ニューヨークの子供たちがどのように育てられているかが分かりました。




次の本も同じように子供向きのものですが、A~Zまでの単語が書かれていて、それが驚きの内容でした。




次のような店員さんのお薦めメッセージの生英語に出会うこともできます。



手書きの文字は一人ひとりかなり違うので、日本のハンコの代わりにサインが使われる理由が分かります。



● 服装は地味なほうがいい。


ニューヨークに行くんだからオシャレな服を買わなきゃと思っていたらかえって失敗します。なるべく身軽で歩きやすい靴で、ジーパンにTシャツといった格好がもっとも街に溶け込みます。


この画像は冬の五番街のロックフェラーセンター前のものです。歩いている人の服装に注目してね。




● 美術館、博物館は展示をよく検討して。


ニューヨークには多くの博物館、美術館がありますが、有名なものの他はかなりテーマがはっきりしているものが多いです。どの博物館や美術館に行くにしても、「これを見たい!」というものを決めておくと、それに出会った時の感動が膨らみます。


自由の女神を見に行ったら、帰りのフェリーでエリス島に寄るので、下船してエリス島の移民博物館を訪れることをおすすめします。現在のアメリカを創った移民たちの歴史のすべてが展示されています。


(移民博物館の入り口です。)


自由の女神があるリバティー島の自由の女神博物館はリニューアルしています。素晴らしいけれど観光客ですごく混み合うでしょう。自由の女神博物館にしろ、エリス島の移民博物館にしろ、少し予備知識を持っていくと得るものが大きいと思います。


ニューヨーク市のことを知りたいと思ったら、「ニューヨーク市博物館」に行くといいです。
(ニューヨーク市立博物館ではありません。Museum of the City of New Yorkです。)今のニューヨークという街がどのような歴史の上に成り立っているのかがよく分かります。小学生の団体がノートと鉛筆を持ってよく訪れます。自分たちの街を愛し、大切にする心をこうして育てているんだなと思ったことがあります。今年は特に100周年記念イベントが盛りだくさん!ここをちぇっくしてみてね。






● とにかく物価が高いことを頭に置いて。でも、チップは忘れないで。


今は、驚くほど物価が高いので、お金はすぐになくなってしまいます。カード支払いでもかなりの額を支払うことになります。チップもばかになりません。1ドル札をたくさん用意していたつもりでもあっという間になくなってしまいます。


ホテルは寝るだけでいいという方は、航空券と別に格安ホテルを自分で探すのがいいと思います。


レストランは適当に入らないで、よく調べてから行きましょう。予想以上に食べることにお金を使うので、節約するなら食費かもしれません。大抵の料理は日本の方がおいしいので。( ´艸`)



● タクシーより自分の足。


もしタクシーを利用するなら、スマホでLyftアプリまたはUberアプリをダウンロードしておけば、便利です。目的地は、行きたい住所の近くの交差点を告げるのが一番確かです。ホテルの名前を言っても知らない運転手もいるし、遠回りして高い料金を請求されるかもしれません。地下鉄やバスなど公共交通機関を利用すると、人間ウォッチングもできるし、思わぬ親切を受けることがあります。



● デパートで時間を過ごさない。


大きなデパートは日本と変わりません。日本から進出したユニクロや無印も日本と同じです。そこで時間やお金をを使わないで、地元の個人商店を覗きましょう。


ターゲットやホールフーズのような地元のスーパーは面白いです。ニューヨーカーがどんなものを食べたり買ったりしているのかよく分かります。薬は薬剤師さんに相談してね。


日本なら郊外にあるはずの、大型日用品店の"THE HOME DEPOT"は五番街の近くの23丁目、マディソン・スクェア・パークから歩いてすぐにあります。売っているものを見ると、アメリカの生活がよく分かって面白いです。





ちなみに、ニューヨーク市はスモールビジネスを支援しています。


ニューヨーク市のサイトでは、"Shop Your City"として、「ニューヨーク市内のスモールビジネスのお店で買って欲しい」とアピールしています。(下記の市のサイトをご覧ください。)



そこから、スモールビジネスのお店に行くにはどうしたらいいかが分かります。



Shop Your City: Chinatown, Manhattan



冬には、五番街のブライアントパークに行けばたくさんのスモールビジネスがブースを設けていて一つの商店街のようになっています。




● 早く歩く。


ニューヨークでは、出かける前に歩くコースを決めておいて、できるだけ速く歩いてみましょう。人混みの中を歩くときは、周りの人の英語がどれだけ聞き取れるか試してみてください。民族多様性を象徴するような、様々な英語が聞こえてきます。ニューヨーカーは早口です。


片手にスマホ、片手にコーヒーカップを持って歩いているのがニューヨーカーというのは、間違いだと思います。映画でそういう演出があるかもしれませんが、歩きながらコーヒーを飲んでいる人はいません。




● ファーマーズマーケットに行こう。


ユニオンス・クェアなどの公園で、よくファーマーズマーケットが開かれています。そこで地元でとれた野菜や果物を買って食べてみましょう。(お土産にはできないけれどね。)そこで、料理法を聞いたり、オーガニックフードの説明を聞いたりすると、会話が弾みます。パンフレットをもらえるところもあります。





● パレードやイベントは前もってチケットを買うこと。


ハロウィンやカウントダウンのイベントでは、前もって有料のチケットがなければ、まず、人込みに埋もれるだけです。ネットであらかじめ有料のチケットを購入して、どこに行けばいいかを確認しておきましょう。



● ガイドツアーに参加しよう。


公園や博物館などでは、ガイドツアーをやっています。無料のものもあり、英語の説明を聞くだけでもお得感があります。最後にチップはあげてね。


下の画像は、ハーレムツアーに参加した時のものです。



ニューヨークのHarlemはトルコ語のハーレム(harem)とはまったく関係がありませんよ。


映画でよく見るこの風景もハーレムにあります。




● ニューヨーカーと話す機会を探す。


店のオーナーやレジの人、レストランのウェイターさんに話しかけるとすごく親しみを持ってくれます。思いもかけない追加情報がもらえることもあります。他の国からの観光客と英語で話すのも楽しい。


地元の人にどんなにニューヨークが好きかを伝えると、とても好意を持ってもらえます。日本が好きという人もいるので、日本のことを話題にするのもいいかも。でも英語が話せないとわかると、全く相手にされないことも本当だと思います。




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