ニューヨークの中心部を離れて、ゲタウエイ。ロングアイランド鉄道とメトロノース鉄道。
昨日の続きになります。
mta.info/mnr/getaways
LONG ISLAND RAILRAD ロングアイランド鉄道
GETAWAYS 小旅行
と、
mta.info/mnr/getaways
METRO-NORTH RAILRAD メトロノース鉄道
GETAWAYS 小旅行
と書いてある広告でした。
MTAというのは、
The Metropolitan Transportation Authority
ニューヨーク州都市交通局
いわゆるニューヨークメトロのことです。
には、次のように書いてあります。
"Deals & Getaways - Escape For A Day Or Stay Overnight"
「お得な情報と小旅行ーー日帰り、または一泊旅行で街を出よう」
ここで、「日帰り旅行」の表現を考えました。
MisTyは、"a day trip"もしくは、"a one-day trip"を使っていました。旅行サイトでは、当然その表現があっていいと思ったのですが、この歳とにその単語が見当たらないのです。"a getaway"ばかりです。
”take a day trip to~"というのは、まさに日本語の「日帰り旅行で~に行く」と、ロングマンにものっているのですが、問題はBritish Englishであると書いてあるということ。アメリカ人でもこの言い方している人はいるようなのですが、確かにニューヨークで見たテレビで、日帰り旅行の話題では、"getaway"を使っていました。そして、ロングマンには"getaway"について、次のような定義が書いてあります。
especially American English a short holiday away from home, or a place where people go for a short holiday
特に米語で、家を離れた短い休暇。あるいは、短い休暇で行く場所。
(例)
Big Bear Lake is a popular weekend getaway.
ビッグベアレイクは人気の週末旅行だ。
Long Island Rail Road(ロングアイランド鉄道)も、Metro-North Rail Road(メトロノース鉄道)もニューヨーク近郊を走る鉄道で、MTAの傘下にあります。
ロングアイランド鉄道のページはこちら。
そして、メトロノース鉄道はこちら。
"package"というのは、日本語でもカタカナで、「パッケージツアー」と言われていますが、交通費や入場料などが込みになっているツアーです。「パックツアー」というのは、和製英語だと思います。
画像の一番下に"Good through April 2020"と書いてありますが、「2020年4月まで有効」という意味です。(ニューヨークのCVSファーマシーのブログの画像でも出てきましたね。→https://talking-newyork.muragon.com/entry/146.html)
イギリスや日本に、「日帰り旅行」(a day trip)があって、アメリカでも通じるとはいえ、どうも「日帰り温泉」といったニュアンスとは違うようです。確かに、イギリスや日本とは違って、アメリカは広い! 一日で観光してその日に帰るのは、休暇にならないほど疲れるでしょう。休暇は短くても休むためにある、渋滞で何時間もかけて目的地に着き、人の多いところで数時間過ごしてまた何時間も渋滞の中を帰るのは、"getaway"(日常から逃れてのんびり過ごす)ことを目的とするアメリカ人にはありえないことなのでしょう。
出張はまた別です。「日帰り出張」なら、"I'll come back the same day."とか、"I have to come back (on) the same day."と言うと思います。
Englishラボ
MisTy