Talking New York --- 発見と感動を見つける英語

発見と感動を与えてくれるニューヨークを英語学習に役立つコンテンツにして毎日お届けしています。

ニューヨークのCUF(都市未来センター)から、コンピュータサイエンス教育シンポジウム開催のお知らせ!

ニューヨーク市の「センター・フォア・アーバンフューチャー (CUF---都市未来センター) 」は、独立した非党派の政策研究機関で、常にニューヨークの発展を考え、そのために行政は何をすべきかを様々な分野について、詳しい調査とデータを基に市に提言を行っています。


ホームページからCUFの目的について載せます。こちらです。↓


Growing New York City’s economy and boosting the number of middle income jobs;

ニューヨーク市の経済成長と中間所得雇用の拡大、つまり


●Helping more people develop the skills and credentials needed to access careers that put them on the path to the middle class; and

より多くの人々が中流階級への道を歩むためのキャリアに必要なスキルと資格を身につけるための支援、そして


●Making New York City—and its many and diverse neighborhoods—a better place to live!

ニューヨーク市、そしてその多様性に富んだ多くの地区を、より暮らしやすい場所にすること!


このブログでは、以前、CUFの「市は一流大学を誘致すべき」と言う提言について読みました。


ニューヨークでは、公立高校の授業料はすべて無料です。コロナの時に、このブログでかなり詳細にニューヨーク市が行った措置について取りあげました。


今日はCUFが今月20日にニューヨークで開催する、コンピュータ教育についてのシンポジウムのお知らせを読みます。


それに続いて、Talking New Yorkのブログでは、現在ニューヨークの公立学校(K-12、つまり幼稚園、小学校から高校まで)のコンピュータ教育は、どのような指針に基づいて行われているのかを読みたいと思います。


👩K-12とは?(ロングマンより)

connected with the part of the US education system that includes kindergarten and grades 1–12 (ages 5–17). All education during these years is paid for by the government

アメリカの教育制度のうち、幼稚園と1年生から12年生(5歳から17歳)を含む部分に関連していて、この期間の教育の費用はすべて政府によって賄われる。

👩K-12は、公立、私立の両方に共通のシステムですが、授業料が無料なのは、公立のみです。



今回のシンポジウムは、未来に向けて、公立学校でのコンピュータ教育をさらに強化していこうという取り組みの一環です。

シンポジウムのお知らせは、CUFのホームページに掲載されていた、次の記事に続くものです。

こちらです。↓





How NY State Can Expand Access to Tech Careers by Boosting K–12 Computing Education

ニューヨーク州が、K-12(公立学校)のコンピューティング教育を強化することによって、彼らのテクノロジー関連職業へのアクセスを拡大する方法


On May 20th, the Center for an Urban Future will hold a forum on why bolstering computing education in the state's K-12 schools is so important to closing opportunity gaps in the tech workforce. It will also dive into what more the state should do to ensure a lot more young people across the state build the foundational computing skills and technology competencies needed to get on a path to high-wage jobs in tech and AI.


5月20日、都市未来センターは、州のK-12学校におけるコンピューティング教育の強化が、テクノロジー人材の機会格差を解消するためにいかに重要であるかを議論するフォーラムを開催します。また、州がさらに取り組むべき措置について深く掘り下げ、州内の若者がテクノロジーとAI分野の高賃金職への道に進むために必要な基礎となるコンピュータを使うスキルとテクノロジーの能力を身につけるための具体的な方策を提示します。


A Center for an Urban Future Policy Symposium

都市未来センター政策シンポジウム


Tuesday, May 20, 2025 

11:30 a.m. to 1:45 p.m. 

The Albany Room

North Concourse, Empire State Plaza

Albany, NY


To attend in-person, RSVP via this link.

会場での参加を希望される方は、このリンクからRSVPをお願いします。


👩RSVPは、フランス語の”repondez s'il vous plait”(「お返事下さい」の意味です。)


To watch the livestream, RSVP via this link. 

ライブストリームで視聴を希望される方は、このリンクからRSVPをお願いします。



As New York positions itself as a global leader in innovation industries and applied AI, closing persistent (持続的な)tech workforce gaps (隔たり)will be essential—both to expand access to well-paying careers for New Yorkers from the Bronx to Buffalo, and to ensure employers have the talent they need to succeed. 


ニューヨークがイノベーション産業と応用AIの分野でグローバルリーダーとしての地位を確立する中、持続的な技術人材不足を解消することは不可欠です。これは、ブロンクスからバッファローまでのニューヨーク州民が高収入の職業にアクセスする機会を拡大するためだけでなく、企業が成功するために必要な人材を確保するためにも重要です。


👩「ブロンクス」はニューヨーク市の一部で、州の東の端を示しています。「バッファロー」は州の西の端にある大都市です。


Achieving this starts in New York's public schools, by equipping (~に身に付けさせる)tens of thousands more students with foundational computing skills and the confidence to thrive in a digital economy.


この目標の実現は、ニューヨークの公立学校から始まります。数万人の生徒に基礎となるコンピューティングスキルを身につけさせ、デジタル経済で成功するための自信を育むことがその第一歩です。


 While New York has taken important steps in this direction—through the city's 10-year Computer Science for All initiative and state-level efforts to support computer science instruction—more will be needed to build on this momentum and equip every New Yorker for the opportunities ahead.


ニューヨークは、この方向性において重要な一歩を踏み出しています。具体的には、市の10年計画「Computer Science for All」や、コンピュータサイエンスの指導を支援する州レベルの取り組みを通じてです。しかし、この勢いをさらに拡大し、すべてのニューヨーク市民が今後の機会に対応できるようにするためには、さらなる取り組みが不可欠です。


This forum will explore why bolstering computing education in the state's K-12 schools is so important to closing opportunity gaps in the tech workforce, how New York State currently fares when it comes to supporting computing education in its public schools, and what more the state should do to ensure a lot more young people across the state build the foundational computing skills and technology competencies needed to get on a path to high-wage jobs in tech and AI.


このフォーラムでは、州のK-12学校におけるコンピューティング教育の強化が、テクノロジー分野の労働力における機会の格差を是正するためになぜ重要なのかを考察します。また、ニューヨーク州が公立学校におけるコンピューティング教育の支援において現在どのような状況にあるのかを分析し、州がさらにどのような取り組みを行うべきかについて議論します。これにより、州全体でより多くの若者が、テクノロジーとAI分野の高賃金職への道筋を築くために必要な基礎となるコンピューティングスキルと技術的能力を習得できるよう、さらにどのような取り組みを行うべきかについて議論します。


👩このフォーラムの講演者として、州議会上院議員、教育委員会委員長、州議会委員、TechBuffalo社長らが、すでに出席確認済みだそうです。


日本では、高校の授業無償化が議論されていますが、ニューヨークでは、公立の学校は高校まですべて無料です。明日取り上げるのは、「中学3年生から高校3年生に、コンピュータ技術の何をどのように教えるのか」を示した、指導者に対する教育の指針です。CUFでは、コンピューティング教育を市民にも拡大することを目指しています、その目標は、「高収入の職業に就くこと」とはっきり定めています。


Englishラボ

MisTy

×

非ログインユーザーとして返信する