ニューヨーク市が進める「グリーン・ファースト・トラック」とは?
ニューヨーク市は、6月3日(2024年)、住宅の建設環境審査プロセスを合理化して、環境問題に適応する住宅建設を迅速に進めることを決定しました。
ニューヨーク市は数多くの低所得者向け住宅を建設してきましたが、人口増加や貧困問題の深刻化、ホームレス問題などで、より多くの環境に優しい住宅の建設を早急に進める必要があるため、"Green Fast Track"を立ち上げたものです。
今日のリーディングの目標は、エリック・アダムズ市長の発言から、次のことを読み取ることです。
★「グリーン・ファースト・トラック」とは何か?
★何を目標にしているのか?
です。
市の発表については、こちらに全文があります。
まず、"Green Fast Track"の説明部分を読みます。
“Green Fast Track ”
— a streamlined (合理化された)environmental review process to accelerate the production of small-and medium-sized housing projects across New York City — going into effect.
A major initiative of the administration’s “Get Stuff Built” plan to create more housing by cutting red tape(役所の手続き作業), streamlining processes, and removing bureaucratic obstacles(官僚的な障害), the Green Fast Track will help achieve the city’s housing and climate goals by making it easier for modest, climate-friendly housing projects to proceed through environmental review.
The streamlined environmental review process could reduce up to two years of study and $100,000 in costs for qualifying projects.
この度発効となる「グリーン・ファースト・トラック」とは、環境審査プロセスのことで、 ニューヨーク市全域における中小規模の住宅プロジェクトの作成を加速するためのものです。
現政権の「ゲット・スタッフ・ビルト(Get Stuff Built)」というより多くの住宅を建設するための計画は、お役所仕事を削減し、プロセスを合理化し、官僚的な障害を取り除くことによって、より多くの住宅を建設するためのものです。その主要事業である「グリーン・ファースト・トラック」の導入で、この質素で気候変動に配慮した住宅を建設するプロジェクトが環境審査を迅速に通過するようになり、市の住宅および気候変動に関する目標が達成しやすくなるでしょう。環境審査手続きの合理化は、対象となるプロジェクトの調査期間が最大2年短くなり、費用を最大10万ドル(約1,500万円)削減することができます。
次からエリック・アダムズ市長の発言です。
“Today’s announcement proves that New York City is on the right track to build critically-needed housing in faster, smarter, and greener ways. The only solution to a generational(まさにこの時代の) housing crisis is simple: build more. That’s why the implementation (実施)of ‘Green Fast Track’ is a critical step forward in using every possible tool to build more housing across our city, while never losing sight of the importance of protecting our environment. Our administration is proudly declaring ‘no’ to more red tape and ‘yes’ to more housing.”
本日の発表は、ニューヨーク市が、より早く、より賢く、より環境に優しい方法で、切実に必要とされる住宅を建設するための正しい道を歩んでいることを証明するものです。今起きている住宅危機に対する唯一の解決策はシンプルなものです。もっと建設することです。だからこそ、『グリーン・ファースト・トラック』の実施は、環境保護の重要性を見失うことなく、あらゆる手段を駆使して市全域でより多くの住宅を建設するための重要な前進なのです。私たちの政権は、これ以上のお役所仕事には 「ノー」、これ以上の住宅建設には 「イエス 」と、誇りを持って宣言します。
何をなくして、何が必要なのかがはっきり分かりますね。
しかし、英文自体は一文が長いものが多く、読んだ順番に内容を理解していかないと分かりづらくなります。関係代名詞が使われたり、接続詞を使ったりして長い文になっていると、いかにも行政っぽい英文のような感じがします。
もしかしたら、日本で「グリーン・ファースト」という政党ができるかも・・・。そのときは、ニューヨーク市のパクリだと笑いましょうね。

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