CUE（センター・フォア・アーバンフューチャー)」は、ニューヨーク市の経済成長を促すために事実に基づく調査研究を行っている独立した非党派はの政策研究機関です。

このブログでも時々取り上げている、"6sqft"という不動産サイトがCUEのデータを使って、現在のニューヨーク市のチェーン店の減少について記事を書いていました。

こちらです。⇓

今日のリーディングポイントは・・・

★CUEのデータを元にした、"6sqft"の記事を読んで、ニューヨーク市のチェーン店の現状を知ること

です。

Image courtesy of the Center for an Urban Future

For the fifth time in the last seven years, the total number of chain stores in New York City has dropped. The Center for an Urban Future (CUF) on Wednesday released its annual “State of the Chains” report, which found a 1.3 percent decrease in the number of chain stores across the five boroughs over the last year. These findings indicate that, despite many of the city’s central commercial districts experiencing a strong recovery in storefronts, major national retailers continue to struggle（苦戦している）.

過去7年間で5度目となるニューヨーク市のチェーン店舗総数の減少が発表されました。水曜日に、Center for an Urban Future (CUF) が毎年発表している「State of the Chains」レポートが発表され、過去1年間にニューヨーク市5区のチェーン店の数が1.3%減少したことが分かりました。この調査結果は、市の中心部の商業地区の多くで店舗数が力強く回復しているにもかかわらず、大手全国小売業者が依然として苦戦を続けていることを示しています。

The report shows a continued trend over the past several years, with national retailers—especially those selling merchandise like cell phones, clothing, shoes, and other items—experiencing the largest year-over-year declines, illustrating the impact of the rise of e-commerce on in-person shopping.

この報告書は、過去数年にわたる継続的な傾向を示しており、全国展開の小売業者（特に携帯電話、衣類、靴、その他の商品を販売する業者）が前年比で最大の減少を経験していることが分かります。これは、対面式の買い物に対する電子商取引の台頭の影響を示しています。

But this year’s decrease in chain stores was more widespread, with many food retailers also reducing their store footprint（建物の接地面積）, and all five boroughs experiencing a net decline in retailers. Overall, significantly more retailers had fewer store locations (130) than had a net gain (94), and 229 retailers saw no change in store locations.

しかし、今年に入ってからのチェーン店の減少はより広範囲に及び、多くの食品小売店も店舗面積を縮小し、5つの行政区すべてで小売業者の純減が見られました。全体として、店舗数が純増した小売業者（94）よりも店舗数を減らした小売業者（130）の方が大幅に多く、店舗数に変化のなかった小売業者は229でした。

While the decline in chain stores has affected a broad range of retailers, the city’s largest chains have struggled the most. The report found that 10 of the 15 largest chains from 2023 had fewer outposts （支店）in 2024, with the top 10 retailers closing a combined 111 stores over the past year.

小売店舗数の減少は幅広い小売業者に影響を与えていますが、とりわけニューヨーク最大のチェーン店が苦戦を強いられています。この報告書によると、2023年のニューヨーク最大のチェーン店15社のうち10社が2024年には店舗数を減らしており、上位10社の小売業者はこの1年間に合計111店舗を閉鎖しました。

Every borough has witnessed a decline in chain stores over the past year. Manhattan had the largest percentage decline (-1.8 percent, or 56 stores), Brooklyn had the second-largest decline (-1.5 percent, or 27 stores), followed by Queens (-1 percent, or 17 stores), Staten Island (-1 percent, or five stores), and the Bronx (-0.4 percent, or four stores).

この1年で、どの行政区でもチェーン店の減少が見られました。マンハッタン区の減少率が最も大きく（-1.8%、56店舗）、次いでブルックリン区（-1.5%、27店舗）、クイーンズ区（-1.0%、17店舗）、スタテン島（-1.0%、5店舗）、ブロンクス区（-0.4%、4店舗）と続きます。

Over the last year, 92 of the city’s zip codes saw a drop in chain stores, while 56 experienced growth. The zip codes with the largest decline include: 10019 in Midtown East (14 stores), 10003 in the East Village (12 stores), 10010 in Gramercy Park (10 stores), 11373 in Corona/Elmhurst (9 stores), and 10007 in Lower Manhattan/Tribeca (8 stores).

この1年間に、ニューヨーク市の郵便番号区域のうち92の区域でチェーン店の数が減少した一方で、56の区域では増加しました。減少率が最も高かった郵便番号区域は以下の通りです。ミッドタウン・イーストの10019（14店舗）、イースト・ヴィレッジの10003（12店舗）、グラマシー・パークの10010（10店舗）、コロナ/エルムハーストの11373（9店舗）、ロウアー・マンハッタン/トライベッカの10007（8店舗）などです。

👩日本ではどうでしょうか？皆さんの周りにあったチェーン店は元気に営業していますか？モールの中のチェーン店はどうでしょう？みなさんの買い物はお店よりネットに移っていますか？今後チェーン店はますます減っていくのでしょうか？

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