ライティング力が上がるリーディング[20]--質問にお応えします。
昨日読んだ英文の中で、ライティングのレベルを上げるのに参考になる部分を2つ取り上げます。読者からいただいた質問に答える形で書いています。
①The possibilities feel endless in terms of career growth and creating valuable networks.
訳:キャリアの成長や価値ある人脈構築の可能性を無限に感じるのです。
質問:"feel"の主語は"the possibilities"ですが、日本語訳は、人(私)"が主語のようになっています。なぜですか?
答え:"feel"という動詞は、「人が~を感じる」という意味のほかに、「Sは~という感じがする」という使い方ができます。
「~」のところには、形容詞がきます。(この文では"endless"です。)
Her hands felt rough.
彼の手はガサガサしていた。
The house felt hot and stuffy.
その家は熱くて、ムーッとしていた。
このように、ここの"feel"は、「誰が」感じたか、というのではなく、「主語が人(私)にどんな感じを与えているか」を表した表現です。
The possibilities feel endless
「可能性は、無限だという感じを与えている」
となります。
"in terms of ~"は、「~に関しては」です。
in terms of career growth and creating valuable networks
キャリアの成長と価値ある創造については
となり、全体の文は、次のようになります。
「可能性は、キャリアの成長と価値ある創造については無限だという感じを与えている」
⇒「キャリアの成長や価値ある人脈構築の可能性を無限に感じるのです。」
②Walking the streets in some of the more fashion-forward or even business districts of the city feels like scrolling through Pinterest for fashion inspiration.
質問:主語と動詞はどれですか?
答え:主語は、feelsの前の部分すべてで、動詞がfeelsです。この"feels"は①と同じ使い方です。
主語→Walking the streets in some of the more fashion-forward or even business districts of the city
"fashion-forward"→ ファッションに前向きな/ファッションに敏感な
"districts"にかかる形容詞です。
文頭の"Walking"はwalk"が他動詞で、"walk the streets"となっていて、"walk around the streets"と同じ意味になります。慣用的に使われる表現です。
主語⇒Walking the streets in some of the more fashion-forward or even business districts of the city
街のよりファッション性の高いエリアはもちろん、ビジネス街を歩くことでさえ
動詞⇒feels ~ 「~を感じさせる」(①の用法と同じです。)
なので、全体は、
「街のよりファッション性の高いエリアだけではなく、ビジネス街を歩いているときでさえ、まるでファッションのインスピレーションを求めてピンタレストの画像をスクロールしているような気分になる。」
となります。

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