アルコールとコカインのバージョンのポスター発見！ニューヨーク市の取り組みは？

2019/12/07 00:00

12月3日のブログで、マリファナ依存で苦しんでいる人に呼びかける、コロンビア大学のメディカルセンターのポスターをご紹介しました。

その後、アルコールとコカインのバージョンにも出会いました。特にコカインのバージョンの画像がとてもリアルで、日本ではとても考えられないものです。

ニューヨーク市の"Department of Education" のページに次のように書いてありました。

Substance Abuse
薬物乱用

The Substance Abuse Prevention and Intervention Specialists (SAPIS) program provides a range of prevention and intervention services in grades K-12. The goals of the program are to:
「The Substance Abuse Prevention and Intervention Specialists (SAPIS)---薬物乱用予防と専門家の関わり(SAPIS)」プログラムでは、K-12（幼稚園から高校３年生）の子供たちに一連の予防と関わりのサービスを行っています。目的は次のようなことです。

● Reduce the prevalence of substance abuse among youth
　若者の間に薬物の乱用が広がるのを防ぐこと
● Delay the initiation of substance abuse behavior among youth
　若者の間で薬物乱用行為を始めることを遅らせること
● Decrease the negative health, social, and educational consequences associated with substance abuse
　薬物乱用に関係した健康、社会、教育への悪影響お減らすこと。
● Prevent the escalation of substance abuse behaviors to levels requiring treatment
　治療が必要になるようなレベルに至る薬物乱用行為を防ぐこと

Services include
　サービスの詳細
● classroom lessons (using evidence-based programs)
　教室で授業を行う（証言を利用）
● individual and group counseling
　個人やグループの相談にのる
● peer leadership programs
　仲間の中でリーダーを育てるプログラムの実践
● positive alternative activities
　薬物依存から離れる前向きな活動　
● crisis intervention
　危機的な状況に陥った人への緊急の援助　
● conflict resolution
　葛藤状態にあるときの強い意志を助ける　
● assessments and referrals for mental health and substance abuse services
　心の健康と薬物依存サービスを進めるための状態の見定めと専門家の照会を行う
● school-wide prevention projects
　学校をあげての予防企画を立ち上げる

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（画像は当ホームページより）
Students who are at risk for alcohol and substance abuse, gang involvement, suspension from school, disruptive behaviors, and violations of the Discipline Code are referred to SAPIS for intervention services. SAPIS provide parent workshops that address alcohol and substance abuse issues as well as bullying and violence prevention. SAPIS provide crisis-response services to schools needing support during crisis incidents.
アルコール、薬物依存、ギャングとの関わり、停学、自暴自棄な行動、校則違反のリスクがある生徒は、SAPISのサービスを受けることになります。SAPISは、いじめや暴力予防ばかりでなくアルコール、薬物依存問題に取り組む、親が参加するワークショップを行います。SAPISは、危機的な状況が続く間、危機対策を提供して学校を支援します。

高校３年までは、親がきちんと対応する必要があるから、親向けのワークショップを開くわけです。子供たちの薬物依存などの問題行動は、まず親の教育からということです。それもなるべく低年齢の間に。