Talking New York --- New Yorkで見つけた英語

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アメリカの若者は政治家になりたいと思っているか?

日本では、現在の政治の話題は学校でほとんど取り上げられません。選挙権が18歳以上になって、高校3年生の中に投票できる生徒がいるということから、当時先生方は時事問題に関心を持たせるような授業を展開することを試みられていたようですが、現在も続いているでしょうか?


そして、投票権がある若者たちはどのような考えで一票を投じているのでしょう?また、彼らの投票率はどのくらいなのでしょう?


総務省のサイトを見てみました。



10代の投票率は、直近のデータでは、43.23%で、下から2番目でした。(´;ω;`)
最も高いのが60代です。


さて、今日は、昨日とりあげたニューヨークタイムズの次のタイトルの呼びかけに対する学生のコメントをいくつかご紹介します。ニューヨークタイムズは全世界で読まれていますから、コメントも全世界から寄せられています。どこの生徒かもチェックしてみてくださいね。


Would You Ever Want to Be a Politician?
(政治家になりたいと思いますか?)


Brandon Marcheschi

Glenbard West, Glen Ellyn, IL


If I had the opportunity to have a position that would be able to make big changes in things I think are important, I would. There are so many problems in our society that need to be addressed (取り組むべき). I don’t trust my local lawmakers(地元の議員) mainly because I haven’t heard of a single thing they have done. I don’t even know the mayor of my town or if it even has one. There are so many things that I think lawmakers could be doing better to improve the quality or life of millions in the U.S. alone.


ブランドン・マルケスキさん
グレンバード・ウェスト(イリノイ州グレンエリン)


私が重要だと思うことを大きく変えることができるポジションにつく機会があれば、そうしたいと思います。私たちの社会には、取り組むべき問題がたくさんあります。私は地元の議員を信用していません。その主な理由は、彼らが何をしたのか、ただの一度も聞いたことが無いからです。私の住んでいる町の町長も知りませんし、町長がいるのかどうかも知りません。アメリカ国内だけでも、何百万人もの人々の生活の質を向上させるために、議員たちがもっとできることはたくさんあると思います。



Mya

New York


@Brandon Marcheschi I see your point, however I respectfully disagree because I would never want to be a politician. It seems like a very stressful job and most of the people would not like you because they are the opposite of what you are trying to push for. Also they get so much criticism (批判) and to me it would just be really boring.


Myaさん  ニューヨーク


(上記の投稿者である)ブランドン・マルケスキさんのおっしゃりたいことは分かるのですが、私は反対の意見を述べさせていただきます。政治家になりたいとは思わないからです。とてもストレスの多い仕事のように思えますし、議員たちはあなたが推し進めようとしていることに反対するからあなたは嫌われるように思います。それに批判ばかりで、私にとっては本当に退屈な仕事です。


Connel Nicholson

Cary High School


I do actually have some want to become a politician. I like a lot of topics, including history and politics. Because of this, I pay attention to politics, and try to understand what is going on. I also want to ensure (確かなものにする)that our world gets better, and the people who often accomplish the most change are, or at least have to go through politicians.


Additionally, it seems like an interesting job to me, as figuring out how to pass and implement (実行する)policy would be an interesting challenge. All of this makes me want to be a politician, despite what the people from Congress said in the article.


However, as much as I like history and politics, I love math and physics. These are my two favorite subjects, and so they override(~より優位に立つ) my wants to be a politician in favor of (~を好んで)being a physicist. Additionally, trying to become a politician is not easy, and requires(~を必要とする) funding for campaigns(選挙運動資金).


However, the way many politicians get funding is through lobbying(陳情活動), which I am vehemently (熱烈に)against, as I feel it is harmful to democracy. Additionally, my main goals would be to get rid of (~をなくする)the electoral college(選挙人団) and replace(置き替える) it with ranked choice voting(順位選択投票), something I do not see happening for a long time, as it would require changes to the constitution(憲法).


Overall, while I could implement some things I would like to, many wouldn’t be feasible (実行可能である), especially when considering (~を考慮すると)the strict divide in politics between parties, which causes a lot of gridlock(膠着状態). For these reasons, I would rather go into physics than politics.


コネル・ニコルソンさん ケーリー高校


私の政治家になりたいという気持ちは本当に強いです。歴史や政治など、いろいろな話題が好きです。ですから私は政治に関心を持っていますし、何が起こっているのかを理解しようとしています。私はまた、私たちの世界がより良くなるようにしたいですし、最も変化を成し遂げる人は多くが政治家ですし、少なくとも政治家を通さなければなりません。


さらに、政策がどの様に成立し、実行に移されるかが分かることは興味深い挑戦のように思うので、私にとって政治家は興味深い仕事です。私にとって政治家になることは興味深い挑戦の様に思います。これらのことから、記事の中で議員さんたちが言っていたことがありながらも、私は政治家になりたいと思っています。


しかし、歴史や政治と同じくらい、私は数学と物理が大好きです。この2つは私の好きな科目なので、政治家になりたいという気持ちよりも、物理学者になりたいという気持ちの方が勝っているのです。さらに、政治家になろうとするのは簡単なことではなく、選挙運動には資金が必要です。


しかし、多くの政治家が資金を得る方法はロビー活動であり、私はそのことに強く反対なのです。民主主義に害を及ぼすと感じているからです。さらに、私の最も望ましいゴールは、選挙人団を廃止し、順位選択投票にすることです。これには憲法を改正する必要があるため、今後長い間変わらないでしょう。


全体として、私が実現したいと思うことをいくつか実現することは可能ですが、多くのことは実現不可能でしょう。特に、多くの膠着状態を引き起こしている政党間の政治における厳しい分裂を考えると。このような理由から、私は政治家よりも物理学の道に進みたいと考えています。



アメリカの若者の間にも政治に対する絶望感のようなものを感じます。これは、若い人だけではなくもっと広い世代に共通している感じ方なのかもしれません。


もう少し別のコメントも読んでみたいと思います。明日も引き続き若者の声をお届けします。


Englishラボ
MisTy

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