ニューヨーク市に増える駐輪場!想像しながら仕様を読もう!
ニューヨーク市の様々な政策については、このブログでかなりとりあげてきました。その度にアダムズ市長のニューヨークをこうしたい!という強い気持ちを感じました。そしてその周りの職員や支援者の方々の有能さと熱意も感じました。
アダムズ市長は、就任直後から新しい法案を次々と打ち出し、市全体の暮らしを改善してきました。まだまだ課題は山積みですが、先日取り上げた「渋滞地域走行料金」制度に加えて、今度は自転車道路の整備とそれに伴う500個所の駐輪場の設置が5年以内に実現する予定だということです。
今日のリーディングのポイント
駐輪場の仕様を読む
です。
基にした記事はSecret NYCからで、こちらです。⇓
まず、記事のタイトルを読み、それから設置理由の部分を抑えておきましょう。
2024年5月15日付、ライターはSecret NYCのブリアンナ・ペリー(Briannna Perry)さんです。
文中に挿入されているイメージ図の助けを借りながら、できるだけ自分自身の言葉として説明できるようになりましょう。
500 Bike Parking Facilities To Be Installed In NYC Within The Next 5 Years
NYC DOT expects to have the first bike parking facilities available next year. All 500 facilities will be in place within five years.
According to NYC data, more than 600,000 bicycle trips(自転車での移動) are taken in the city each day, and the city also has a record high number of protected bike lanes (自転車専用レーン)across the five boroughs(行政区). Though, unfortunately, many NYC apartments don’t have adequate bike storage space(自転車置き場).
今後5年以内にニューヨーク市内に500カ所の駐輪場設置予定
👩”To Be Installed”の前にbe動詞の"are"が抜けていて、"are to"になり、これはいわゆる"be to 不定詞の「予定」を表す表現です。見出しでは、be動詞はよく省略され、また予定を表す用法として"be to 不定詞"がよく使われます。
NYC DOTは来年、最初の駐輪場を利用可能にする見込み。5年以内に500カ所すべての設置を予定している。
👩"DOT"は、"Department of Transportation"(交通局)の略です。
ニューヨーク市のデータによると、市内では1日に60万回以上の自転車での移動が行われており、5つの行政区にある自転車専用レーンの数も過去最高です。しかし、残念なことに、多くのニューヨークのアパートには十分な自転車置き場がありません。
👩自転車置き場の仕様は次のように書かれています。3種類あります。
Enclosed(囲まれている) small-capacity units:
●Accounting for (占める)the majority of the facilities installed
●Placed curbside(車道の縁石側) in residential areas(居住区域)
●Accommodating(収容する) either standard-sized bikes or cargo and adaptive bicycles
●The size of one vehicle parking space
●Accommodating 10 to 12 standard bicycles
閉鎖型小ユニット:
●設置される大半がこのタイプである
●住宅地の車道の縁石側に設置
●標準的な大きさの自転車、カーゴバイク、アダプティブ自転車が設置可能。
●ひとつのラックに1台収納
●普通自転車10~12台収容可能
(cargo bike)
👩アダプティブバイクは、さまざまな運動障害を持つ人々が外に出て自転車に乗ることができるように設計されている自転車です。
Enclosed high-capacity units:
●Placed off-street (通りから離れた)near transit hubs(要所) and other major destinations
●Accommodating (収容する)dozens of bikes at a time
●Accommodating cargo bikes and adaptive bikes with the potential to provide charging for e-bikes
閉鎖型大ユニット
●交通の要所や主要な目的地に近くて、通りから離れた場所に設置
●一度に数十台の自転車を収容可能。
●カーゴバイクやアダプティブバイクを収容可能 (充電機能付き)
Self-locking racks(自動施錠のラック):
●Placed on the sidewalk or curbside
●Flexibility (柔軟性)regarding (~に関して)placement possibilities
●Flexibility regarding the types of bikes that can be accommodated
●Accommodating(収容する) all bike sizes and configurations (立体配 置)with the potential to provide charging for e-bikes
自動施錠のラック
●歩道や車道の縁石側に設置
●設置場所は柔軟に選定
●収容できる自転車の種類をは柔軟に選定
●あらゆるサイズと形状の自転車に対応し、充電ができる立体配置
独特な単語や言い回しが続けて出てきましたね。
"curbside"は、"curbside pickup service"によく出てくる表現で、店の前の車道に駐車して、店員さんが荷物を運び入れてくれるサービスのことです。"curbside collection"は、ゴミを車道側に出しておくと、収集車が車道の縁石側に一旦停止してゴミを持って行ってくれる収集方法のことです。
プレゼンテーションの練習をしてみると、単語や表現が自分のものになります。
カーゴバイクが欲しくなりました。( ´艸`)
Englishラボのらぼでした。