Talking New York --- New Yorkで見つけた英語

発見と感動を与えてくれるニューヨークを英語学習に役立つコンテンツにして毎日お届けしています。

ニューヨークの街にアートが溢れる理由のひとつがこれです!

ニューヨーク市のサイドウォーク・シェッドは、単に工事中の足場だと思っていましたが、それはビルからの落下物から市民を守るものでした。


しかし、歩道の安全性は時代と共に昔ほど危険を回避しなければならないものではなくなり、シェッドの役割についても様々な議論がなされています。


エリック・アダムズ市長は、シェッドを"ugly green boxes"と呼んで、不要な場所からの撤去を進めています。


それと同時に2023年から、少しでもシェッドが"ugly"(醜く)ならないように、アート作品を展示する試みも実施されています。


そのことについて、"Untapped New York"のニコール・サラニェーロ(Nicole Saraniero)記者の記事の一部を読んでいきます。(原文と画像はこちらからです。)


今日のリーディングの目的は・・・


★サイドウォーク・シェッドにアートが展示された理由と、展示までのプロセスをまとめよう。


です。


Since 2023 the Department of Cultural Affairs (DCLA) has been on a mission to make sidewalk sheds and other pieces of protective street structures less ugly. Last year the department launched the City Canvas program which allows for the city’s more than 300 miles of construction fences and sidewalk sheds to be transformed into canvases for art. Today, the city released eight pre-approved (事前に承認された)works of art that building owners can license to spice up (趣を与える)the drab (殺風景な)green structures that are too prevalent (あちこちで見られる)throughout the city.



2023年以来、文化局(DCLA)はサイドウォーク・シェッドやその他の街路保護構造物の見た目の悪さを軽減することを使命としている。同局は昨年、シティ・キャンバス・プログラムを立ち上げ、市内にある工事用フェンスやサイドウォーク・シェッドの300マイル以上をアートのためのキャンバスとして使えるようにした。今日、市は事前に承認された8つのアート作品を発表した。街中あちこちに見られる殺風景な緑色の構造物に趣きを与えるため、建物の所有者はライセンスを取得することができる。


👩サイドウォーク・シェッドは市内で約400マイルに渡るということですから、その約4分の3にアート作品が施されるということになります。ニューヨーク市には多くの芸術家や芸術家を目指す学生が多いので、作品展示の良い機会が与えられました。



Each of the eight pre-approved works was selected from responses to an open call released in January 2024. The selected artists are Ebony Bolt, Lauren Camara, Neko Jiang, Venazir Hannah Martinez, Annette Weintraub, Zazu Swistel, Nikki Scioscia, and Bayeté Ross Smith. All eight took a different approach to capturing daily life in New York City and the result is a diverse selection of colorful illustrations, collages, and photographic works. The gallery of pre-approved artwork will grow (増える)as more pieces are selected.



事前に認可された8作品はそれぞれ、2024年1月に行われた公募の応募作品の中から選ばれたものだ。選ばれたアーティストは、エボニー・ボルト、ローレン・カマラ、ネコ・ジャン、ヴェナジール・ハンナ・マルティネス、アネット・ワイントローブ、ザズ・スウィステル、ニッキー・シオシア、バイエテ・ロス・スミスである。8人全員が異なるアプローチでニューヨークの日常を切り取り、その結果、カラフルなイラスト、コラージュ、写真など多様な作品が集まった。事前認可された作品の展示場所は、より多くの作品が選ばれるにつれて増えていく予定だ。


The goal of the gallery is to provide building owners with a selection of art to choose from, therefore streamlining (合理化)the process of getting it on the sidewalk sheds. Before the pre-approved art was selected, building owners would commission (発注する)unique site-specific (その場所独自の)works and submit them for approval to the DCLA. This is still an option. Now, with the pre-approved designs, building owners can simply choose which they want to display and the DCLA connects them directly with the artist for licensing.




こうした展示の目的は、ビル所有者がアートを選べるように優れた作品を集めておくことで、サイドウォーク・シェッドに展示されるまでのプロセスを合理化することだ。事前認可された作品が集められる前はビル所有者がその場所独自の作品を依頼し、文化局に選択したものを提出して認可を受けていた。今でもそのやり方を選ぶことができる。現在では、事前認可されたデザインが決まり、ビル所有者がどの作品を展示したいかを選択するだけで、文化局が直接アーティストとビル所有者がライセンス契約できるよう彼らを結びつける。



👩DCLAのサイトに行くと、選ばれたアーティスト作品を見ることができます。(こちらです。)


次の作品は、


ハドソン・スクエア、マンハッタンに、2022年に設置されていたトマシ・ジャクソン作「ムーンフォーク:より大きな理解への旅」です。(画像はアートブリッジから提供されたもの)




ニューヨークは、街に出るだけでアートに触れられます。



Englishラボ
MisTy

×

非ログインユーザーとして返信する