Talking New York --- New Yorkで見つけた英語

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カマラ・ハリス氏の移民に対する取り組みはニューヨークの最大の関心事。

ニューヨークの移民問題については、このブログでも何回か取り上げてきましたが、今回民主党の大統領選候補者として、カマラ・ハリス副大統領(Kamala Harris)が指名されたことで、ニューヨーク市とカマラ・ハリス氏との関係が気になっています。


ニューヨーク市は2022年にはすでに移民の流入について緊急事態宣言を出していました。2022年10月には移民シェルターの収容人口が6万人を超え、このままでは10万人を超えるのではないかという勢いでした。(原因はベネズエラの経済破綻が大きな要因でした。)


エリック・アダムズ市長は連保政府に何度も支援を要請していました。巨大なテントを増設したり、市内のホテルなども一時的な宿泊所として空室を提供したりしていました。


しかし、バイデン政権はあまり協力的ではありませんでした。アダムズ市長は、POLITICOによると、


"D.C.(連邦政府のこと) has abandoned us, and they need to be paying their cost to this national problem,” 
“Don’t yell (怒鳴る)at me, yell at D.C."
「D.C.(連邦政府)は私たちを見捨てたのだから、この国家的問題に対するコストを支払う必要がある」「私に怒鳴るのではなく、D.C.に怒鳴れ」。


と言っていました。(11/22/2023 POLITICO


今日は、ニューヨークタイムズから、マギー・アスター(Maggie Astor)記者による、"Immigration"の部分を読みます。(6月21日付の記事から)


今日のリーディングの目的は・・・


★カマラ・ハリス氏の、移民政策についてニューヨークタイムの記事を読んで彼女の考え方を知る


ことです。



Immigration


One of Ms. Harris’s mandates(与えられた使命) as vice president has been to address(対処する) the root causes of migration from Latin America, like poverty and violence in migrants’ home countries. Last year, she announced $950 million in pledges(誓約) from private companies to support Central American communities. Similar commitments made previously totaled about $3 billion.


In 2021, she visited the U.S.-Mexico border and said: “This issue cannot be reduced to (~に矮小化する)a political issue. We’re talking about children, we’re talking about families, we are talking about suffering.”


More recently, she backed a bipartisan (超党派の)border security deal that Mr. Biden endorsed (支持した)but Mr. Trump, by urging Republican lawmakers to kill it, effectively torpedoed(粉砕した). The legislation would have closed the border if crossings reached a set threshold(基準値), and it would have funded thousands of new border security agents and asylum(亡命)officers. “We are very clear, and I think most Americans are clear, that we have a broken immigration system and we need to fix it,” Ms. Harris said in March.



移民問題


ハリス副大統領に与えられた使命のひとつは、移民の母国における貧困や暴力など、ラテンアメリカからの移民の根本原因に取り組むことである。昨年、彼女は民間企業から中米コミュニティ支援のために9億5,000万ドルを拠出する誓約をとりつけたと発表した。同様のことが以前にも行われており、その総額は約30億ドルになる。


2021年、彼女は米国とメキシコの国境を訪れ、次のように述べた。 「この問題を政治的な問題に矮小化してしまうことはできません。私たちが問題にしているのは子どもたちのことであり、家族のことであり、苦しみのことなのです」。


さらに最近では、彼女は、バイデン氏は支持したものの、トランプ氏が共和党議員に否決を促し、事実上頓挫させた超党派の国境警備政策を支持した。この法案は、越境者が一定の基準に達した場合に国境を閉鎖するというもので、数千人の新たな国境警備員と亡命担当官に資金を提供するものであった。「移民制度は壊れており、それを修復する必要があることは私たちにも、そしてほんとどのアメリカ国民にも明らかだと思います。」



どの様にして修復するのか、もう少し具体的に知りたいところです。引き続き彼女の移民政策に注目していきたいと思います。


明日は、移民政策においてバイデン氏との関係がぎくしゃくしていたニューヨーク市長のエリック・アダムズの動きをみたいと思います。


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