Talking New York --- New Yorkで見つけた英語

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ニューヨークは生きる活力を応援する!東京でこのビジネススタイルは無理?

ニューヨークはビジネスの成功者が目指す最終地点なのではなく、成功への道を見つけるところだということが改めて分かります。


昨日の続きを読みます。(原文、画像はこちらです。)


今日のリーディングのポイントは・・・


★ハワード氏はなぜこのビジネスで成功したのか?


について考えることです。


Mr. Howard with Jordan Fisher, left, who stars as Orpheus in “Hadestown” on Broadway.Credit...Lucia Vazquez for The New York Times


Of course, cutting hair outdoors presents a different set of dynamics(動き)compared with indoor settings. He has to adapt (受け入れる)on windy days and find shade when it’s hot out. Instead of a folding chair(折り畳み椅子), he uses whatever is available — often a park bench, a ledge (岩棚)or even a bike.


Not surprisingly, Mr. Howard’s mobile sessions sometimes draw curious passers-by. “I’ve rarely been approached, but most officers are very supportive once they understand what I’m doing,” he said. “One time an inquiry from a security guard turned into a haircut request.”


This evolution in barbering is welcomed by state officials. Walter T. Mosley, New York’s secretary of state, said in a statement that barbering was “a noble profession.”


“The license we provide facilitates thousands in pursuing what they enjoy, supporting their families, and spurring(促進する)economic development in their communities,” he said. “These small businesses are the lifeblood (生命力)of our vibrant, friendly and hopeful neighborhoods.”

(写真説明)
ハワード氏と、ブロードウェイの『ヘイディズタウン』でオルフェウス役を演じるジョーダン・フィッシャー(左)。


もちろん、屋外で髪を切ることは、屋内とは異なる動きをもたらします。風の強い日には対応しなければなりませんし、暑い日には日陰を探さなければなりません。折りたたみ椅子の代わりに、公園のベンチや岩棚、あるいは自転車など、利用できるものは何でも使います。


驚くことではありませんが、ハワード氏の移動ヘアカットには好奇心旺盛な通行人が集まることもあります。「職務質問されたということはほとんどありません。私がやっていることを理解してくれる警官は大抵とても協力的です。警備員から質問されて、それが散髪の依頼に変わったこともありました。」


この理容の新たなスタイルを州当局者は歓迎してくれました。ニューヨーク州のウォルター・T・モズレー州務長官は声明の中で、理容業は「高貴な職業だ」と述べました。


「私たちが出すライセンスは、何千人もの人たちが、楽しみ、家族を養い、地域の経済発展を促進するために行うことがうまくいくよう与えるものです。」と彼は言います。「このようなスモール・ビジネスは我々の生き生きとした、親しみやすい、希望にあふれた地域の活力源なのです。」


Joshua Murphy, who works in residential real estate, recently got a haircut from Mr. Howard on the rooftop of his Upper West Side apartment building.


“It was kind of magical to watch the city wind down(緊張がゆるむ)from the workday and come back alive in the evening,” Mr. Murphy, 38, said.


That kind of feeling is what Mr. Howard said he is after.


“For me, it’s about more than just hair,” he said. “It’s about creating moments for people to stop and appreciate the beauty around them.”


He dreams of one day taking his craft to the highest peaks and farthest reaches of the Earth — and beyond.


“Why not cut hair on the Empire State Building?” he said. “Or in space?”


不動産屋さんに勤めているジョシュア・マーフィーさんは、アッパー・ウエスト・サイドのアパートの屋上で散髪してもらったそうです。


「平日の仕事が一段落し、夕方になって再び活気が戻ってくる街を眺めるのは、ちょっと魔法のようでした」と38歳のマーフィー氏は言います。


ハワード氏は、そうした感覚が自分の追い求めているものだと言っています。


「私にとっては、髪だけではありません。人々が立ち止まり、周りの美しさに感謝する瞬間を作ることなんです。」


彼の夢は、いつか自分の技術を地球の最高峰や最果ての地、そしてその先まで届けることだそうです。


「エンパイア・ステート・ビルで髪を切るのはどうでしょう?それとも宇宙で?」



👩ハサミやカミソリを使って外で商売をやっていると聞くと、普通はやめさせられるかもしれませんね。ましてや、ニューヨークで!でも、ニューヨークは受け入れているのです。多分日本ではだめでしょう。さすが、生き抜くエネルギーと、クリエィティビティがあれば生きていける街です!


日本に来て散髪してほしいですね。彼は日本のどのような風景を選んで、誰の髪を切るのか知りたいです。


Englishラボ
MisTy

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