Talking New York --- New Yorkで見つけた英語

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ニューヨーク市内に野鳥は何種類いるでしょう?大都会でバードウォッチング!

ニューヨーク市でバードウォッチングができると聞いて驚かれる方もいらっしゃるかもしれません。ジャマイカ・ベイは野生生物保護区であり国立公園でもあります。そこには渡り鳥を中心に325種以上の鳥類が生息しています。(6sqftの記事より)


セントラルパークを始めとして、プロスペクトパークなどの緑地では、野鳥観察会も開かれており、多くの野鳥愛好家が参加しています。


セントラルパークで行われているバードウォッチングについては、バーディング・ボブの愛称で知られている、ロバード・ディカンディオ博士が行っている野鳥観察会に詳しく書いてあります。こちらです。⇓



今日のリーディングのポイントは・・・


★ニューヨーク市の野鳥について説明するための情報を集める


ことです。その情報に基づいて口頭で説明すれば、スピーキングの訓練にもなります。


原文と画像はこちらからです。(リーディングする部分は原文からの抜粋になります。2024年8月15日付、リディア・ライアン---Lidia Ryan によるものです。)



👩"bird watching" や、"a bird watcher"は英語です。"bird"に動詞はありませんが、"birding"は、「野鳥観察」という不可算名詞で使うことができます。


He went on a birding trip to South Texas.

"go birding"という使い方がケンブリッジにあります。(ロングマンには"birding"の記載はありません。)




Photo credit: NYC Bird Alliance


According to the NYC Bird Alliance, more than 400 species of birds — some rare — have been spotted in the city. There are so many birds, they are often listed by borough and then by park.


The NYC Bird Alliance offers a printable checklist of birds you might see in the city, categorized by type and seasonal occurrence. According to the checklist, some of the rarest birds spotted (so rare they don’t even include them because they’ve only been spotted once or twice) include the Pacific Loon, Wood Stork, and Black-throated Gray Warbler, among others.




NYC バードアライアンス(野鳥連盟)によると、市内で目撃された鳥類は400種以上(中には珍しいものも)。あまりに多くの鳥がいるため、行政区ごと、そして公園ごとにリストアップされていることがよくあります。


👩こちらのサイトで、行政区ごとに野鳥が観察できる公園と野鳥について書かれています。



NYC バードアライアンスは、市内で見られる可能性のある鳥をタイプ別、季節別に分類し、印刷可能なチェックリストを提供しています。チェックリストによると、目撃された鳥の中で最も希少な鳥は、パシフィック・ルーン、アメリカトキコウ、ノドグロハイアメリカムシクイなどです(あまりに希少な場合は、一~二度しか見られていないので、含まれていません)。



Palm Warbler. Photo credit: Michelle Talich


Angie Co is an architect by profession and through studying NYC skyscrapers, she discovered birding in 2016. “It completely changed the way I thought about the city, felt in the city, accessed the city. It was a totally new education,” she said. “Birding just gripped me so heavily.”


She became more interested in how to build green and use bird-friendly building materials, which the city now requires thanks to the NYC Bird Alliance. Glass on buildings must now have a dot pattern so that birds don’t fly into it. The Alliance’s efforts also include “Lights Out” laws, green roofs, and preserving Jamaica Bay and the Ramble in Central Park.


“Migratory birds are of great ecological and economic value to this country and to other countries. They contribute to biological diversity,” writes the United States Environmental Protection Agency, “and bring tremendous enjoyment to millions of Americans who study, watch, feed, or hunt these birds throughout the United States and other countries.”


アンジー・コーさんは建築家で、ニューヨークの超高層ビルを研究する中で、2016年にバードウォッチングを知ったそうです。「バードウォッチングは私の都市についての考え方、都市での感じ方、都市についての情報の見つけ方を完全に変えました。バードウォッチングは全く新しい教育で、私の心を強く捉えました。」と彼女は言いました。


彼女はどのようにして緑を作り、鳥に優しい建材を使うかということに興味を持ちました。ニューヨーク市は現在、NYCバードアライアンスのおかげで、それらの鳥に優しい建材を使用することを義務付けています。ビルのガラスには、鳥が飛び込んでこないように点々模様をつけることが義務づけられました。アライアンス(連盟Iの取り組みには、「ライツアウト(明かりを消す)」法、屋上緑化、ジャマイカ・ベイとセントラルパークの(散歩道である)ランブルの保護なども含まれます。


「渡り鳥はこの国や他の国々にとって、生態学的にも経済的にも大きな価値があります。」米国環境保護庁は、「渡り鳥は生物多様性に貢献し、米国やその他の国々で渡り鳥を研究、観察、餌付け、狩猟する何百万人ものアメリカ人に多大な楽しみをもたらしています。」と述べています。


👩 "NYC Bird Alliance" は、2024年6月に"the NYC Audubonという名前から、現在の名前に変わりました。。"Audubon"というのは鳥類学者の名前からとったもののようです。


バードアライアンスのサイトには、「ライツアウト(Lights Out)法」に関して次のような記述があります。



Artificial light at night affects the millions of birds that pass through New York City during their migration(渡り). Birds rely on (頼りにする)natural light cues for their migration, navigation, communication, and reproduction(繁殖). Artificial light pollution can disrupt(混乱させる)these behaviors, drawing them into the city and confusing them, making them more susceptible (影響を受けやすい)to collisions (衝突する)with windows and attacks by predators(捕食動物).


NYC Bird Alliance is advocates(提唱者) for legislation (法律制定)that will reduce light at night during migration, to make the city more sustainable for birds and for people.


夜間の人工的な光は、渡りの途中でニューヨークを通過する何百万羽もの鳥に影響を与えます。鳥は渡り、経路選択、コミュニケーション、繁殖のために自然の光を手がかりにしています。人工的な光害はこれらの行動を乱し、鳥たちを都市に引き込み、混乱させ、窓ガラスとの衝突や捕食動物による攻撃を受けやすくします。


NYC バードアライアンスは、鳥と人間にとってより持続可能な都市にするため、渡りの時期の夜間の光を削減する法律を提唱しています。



明日もこの続きを取り上げます。



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