違いを越えて話し合う方法を授業の中で生徒に学ばせよう!
ニューヨークタイムズは、授業にニュースを取り入れる方法の一つとして、
"Learn into difficult conversations"
難しい会話に耳を傾けよう。
ということを提唱しています。
授業で急に日ごろ考えたことのないような難しい問題を取り上げようとする場合は、様々なことに注意を払い、十分に準備をして望まなけらばなりません。
ニューヨークタイムズが、難しい問題について話を交わすための準備としてやるべきことを挙げていますので、今日ははそれを見て行こうと思います。
Talking Across Divides: 10 Ways to Encourage Civil Classroom Conversation On Difficult Issues
By Katherine Schulten
違いを越えて話し合うこと:難しい問題について教室で生徒同士に知的な話し合いをさせる10の方法
以下は、実際の英文の主要な部分だけを抜粋したものです。詳しくは原文をごらんください。こちらです。
1. Create classroom rules and structures that support respectful and generative discussion, online and off.
オンラインでもオフラインでも、敬意を払い、建設的な議論を促すような教室のルールと仕組みを作ってください。
2. Take the ‘Speak Up for Civility(礼儀の正しさ)’ pledge from Teaching Tolerance.
「ティーチング・トレランス」に基づいて、「モラルある行動ため主張するのだ」ということを生徒に確認させてください。
👩「ティーチング・トレランス」は、「教えるということには忍耐量が必要」ということを、実際に教師側が学ぶプログラムで、このことで、教師は偏見をなくし、公平性を重んじた授業ができるようになります。ここでは、本来先生に求められる市政を生徒に持たせることを推奨しています。
3. Read and discuss articles that explore the problem of a divided America.
アメリカの分断の問題について掘り下げている記事を読んで議論してください。
4. Consider commenting standards.
コメントの基準をよく考えましょう。
5. Practice empathy.
共感力をもつ練習をしましょう。
6. Back up statements with evidence and sources.
証拠と情報源を提示しであなたの意見を裏付けてください。
7. Listen better, and ask genuine questions that seek to help you understand rather than judge.
よく耳を傾け、批判するのではなくあなたの理解を深めるのに役立つ的を得た質問をしてください。
8. Expand your ‘filter bubble.’
自分の「フィルターバブル」を広げてください。
"filter bubble"とは、ケンブリッジで次のように定義されています。
a situation in which someone only hears or sees news and information that supports what they already believe and like, especially a situation created on the internet as a result of algorithms (= sets of rules) that choose the results of someone's searches
自分がすでに信じていることや好きなことを裏付けるニュースや情報だけが耳に入ったり目に入ったりする状況のこと。特に、インターネット上で、人間の検索の結果を選択するアルゴリズム(=一連のルール)により生み出されている状況。
9. Consider why ‘us and them’ is so ingrained(しみついている) in who we are.
「私たちと彼ら」という考え方が、なぜこれほどまでに私たちが何者かにより左右される私たちの考え方にしみ付いているのかを考えてください。
10. Learn about and try to counter ‘confirmation bias.’
「確証バイアス」について学び、対策を講じてください。
👩‘confirmation bias.’とは?
ケンブリッジの定義では、次のように説明されています。
the fact that people are more likely to accept or notice information if it appears to support what they already believe or expect
人々は、すでに信じていることや期待していることを裏付けるような情報であれば、受け入れやすかったり、気づきやすかったりするという事実
この内容について、是非とりあげたいと思ったので、明日書きます。
Englishラボ
MisTy



