ニューヨークで辛ラーメンがウケている!もうエスニックでひとくくりにできないアジアの味!
コストコで日本のインスタントラーメンを見たことがありません。たまたま行ったところになかったのかもしれませんが、辛ラーメンはいつもあるのです。
左上に「NONGSHIM」(農心)と書いてあります。発売元の会社です。
赤いパッケージなので、目立ちます。昨日ご紹介したH Martには常に置いてあります。
4PK×4なので、16食で、$12.00ということは、1食約0.8ドル(約118円)です。
今日は、どんなことが書いてあるのか一部分だけですが、読んでみたいと思います。
原文、画像はこちらです。(ニューヨークタイムズより)
Don’t Call It an ‘Ethnic’ Grocery Store
As Asian groceries like H Mart, Patel Brothers and 99 Ranch expand, they are reshaping American eating habits, and the American grocery market.
By Priya KrishnaPhotographs by Tommy Kha
「エスニック系」食料品店と呼ばないで
Hマート、パテル・ブラザーズ、99ランチといったアジア系食料品店が拡大するにつれ、アメリカの食習慣や食料品市場の形が変わりつつあります。
Last year, Americans bought half a billion packets of Shin Ramyun, the spicy, beefy Korean instant noodle. The bold red-and-black packaging feels inescapable (避けられない)): It’s a staple of college dorm (寮)rooms, bodegas, middle-of-the-country Walmarts and viral TikTok videos.
But 30 years ago, the noodles were largely unknown in the United States. No grocery store would stock them, said Kevin Chang, the director of marketing for Nongshim, Shin Ramyun’s parent company. Except, that is, for a few small Korean grocers, including a fledgling (一人立ちしている)shop in Woodside, Queens, called H Mart.
昨年、アメリカ人は辛くて牛肉の風味豊かな韓国のインスタント麺、シン・ラーメンを5億食も買いました。 赤と黒の大胆なパッケージは、買わないではいられないもののように感じられます。大学の寮、雑貨店、アメリカのど真ん中のウォルマートの支店、そして口コミで広がるティックトックなど、いたるところで必ず見ます。
しかし、30年前には、この麺は米国ではほとんど知られていませんでした。ノウシン(辛ラーメンを製造する会社)のマーケティングディレクター、ケビン・チャン氏によると、かつてはどの食料品店もこの麺を仕入れることはありませんでした。例外的に少数の韓国系食料品店だけが扱っていたのですが、クイーンズ区ウッドサイドにあるHマートという個人商店はそのひとつでした。
In the 1970s and ’80s, as Asian immigration to the United States soared (急増した), grocers like H Mart; Patel Brothers, an Indian grocery founded in Chicago; and 99 Ranch Market, originally focused on foods from China and Taiwan, opened to meet the demand for ingredients that tasted like home. These were tiny mom-and-pop shops in suburban strip malls (ショッピングセンター)or outer boroughs with large Asian immigrant populations. They weren’t fancy, but they were vital to their communities.
Now, those same shops have transformed into sleekly designed(スマートにデザインされた)chains with in-store roti (ロティというナンのようなパン)machines, mobile ordering apps and locations across the country — all aiming to serve the fastest growing ethnic group in the United States and the millions of others who now crave flavors like Shin Ramyun, chili crisp, chaat masala and chai.
1970年代から80年代にかけて、アジアからの米国への移民が急増するにつれ、Hマートや、シカゴで創業したインド系食料品店のパテル・ブラザーズ、そして元々は中国や台湾の食品に重点を置いていた99ランチマーケット(“Ranch”は大農場の意味)といった食料品店が、故郷の味のような食材を求める需要に応えるためにオープンしました。これらは郊外のショッピングモールや、マンハッタン以外のアジア系移民の多い地区にある小さな個人経営の商店でした。決して豪華な店ではありませんが、地域社会にとって欠かせない存在でした。
そして今、同じ店がスタイリッシュなデザインのチェーン店へと変貌を遂げ、店内にロティ(というナンのようなパン)を作るマシンを設置し、モバイル注文アプリを導入し、全米に店舗を展開しています。いずれも米国で最も急成長しているエスニックグループ、そして今やシンラーメン、チリクリスプ、チャットマサラ、チャイといった味を求める何百万人もの人々への食の提供を目指しています。
The H Mart of today is a $2 billion company with 96 stores and a namesake (同名の)book (the best-selling memoir “Crying in H Mart,” by the musician Michelle Zauner). Last month, the chain purchased an entire shopping center in San Francisco for $37 million. Patel Brothers has 52 locations in 20 states, with six more stores planned in the next two years. 99 Ranch opened four new branches just last year, bringing its reach to 62 stores in 11 states. Weee!, an online Asian food store, is valued at $4.1 billion.
Asian grocery stores are no longer niche businesses: They are a cultural phenomenon.
現在のHマートは、96店舗を展開し、同名の書籍(ベストセラーとなったミシェル・ザウナー著の回顧録「クライング・イン・Hマート」Crying in H Mart)もある20億ドル規模の企業です。先月、このチェーンはサンフランシスコのショッピングセンター全体を3700万ドルで買収しました。パテル・ブラザーズは20州に52店舗を展開しており、今後2年間でさらに6店舗の新規出店を計画しています。99 Ranchは昨年だけで4店舗を新規オープンし、11州に62店舗を展開するまでに成長しました。オンラインのアジア食品店は41億ドルの評価額です。ビックリ!アジア食料品店はもはやニッチなビジネスではなく、文化現象となっています。
H Mart, started in Woodside, Queens, has become a part of American popular culture, known for its wide aisles of kimchi and tofu.
クイーンズ区ウッドサイドで始まったHマートは、キムチや豆腐が並ぶ広い通路で知られ、アメリカのポップカルチャーの一部となっています。
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明日に続きます。
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