ニューヨーク市議会が、球団のニューヨーク・メッツのオーナーである、スティーブン・コーエン氏の、メトロポリタン・パークに建設するカジノを含む複合施設建設を承認しました。

この地区は1964～1965年に開催された万国博覧会の跡地です。

カジノのような大規模開発では、当然競合会社も名乗りを上げています。

（完成予想図は、すべて"6sqft"に記載されたものです。）

競合会社および施設は次のようなものがあります。

●国連近くにあるビャルケ・インゲルス設計のフリーダム・プラザ

● ジャビッツ・センター向かいの「ザ・アベニール」複合施設

●（高級デパートチェーンの）サックス・フィフス・アベニューの上に建設されるカジノ

● タイムズスクエアのジェイ・Zが支援するシーザーズ・パレス・カジノ

● およびコニーアイランドの提案

この中で、デパートの「サックス・フィフス・アヴェニュー」の上に建設するカジノが撤退しました。

今日の記事はこれです。（6sqftからです。）

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今日のリーディング・ポイントは・・・

★サックス・フィフス・アヴェニューの提案したカジノはどんなものだったか？

を説明できるようにすることです。

Saks Fifth Avenue drops casino proposal

サックス・フィフス・アベニュー、カジノのプロポーザルを撤回

By Aaron Ginsburg

April 11, 2025

👩"Saks Fifth Avenue"（サックス・フィフス・アベニュー）はマンハッタンを拠点とする高級百貨店チェーンです。

Saks Fifth Avenue has folded（折り畳む） its bid（入札） for a gaming license（カジノの設置許可）, ending the company’s plan of adding a casino atop its Midtown flagship store.

 A Saks spokesperson said the company is now “focused on other strategic priorities.” 

（百貨店大手の）サックス・フィフス・アヴェニューは、ミッドタウンのフラッグシップ店舗上にカジノを建設する計画を断念し、カジノライセンスの申請を撤回しました。サックスの広報担当者は、同社は現在「他の戦略的優先事項に焦点を当てている」と述べました。

Rendering courtesy of Saks Global

The iconic store first revealed its proposal in January 2023, envisioning（想定する） a casino atop its flagship at 611 Fifth Avenue. The 200,000-square-foot gaming space would have spanned the ninth floor of the 12-story building, currently home to discounted women’s dresses, lingerie, children’s books, and holiday decorations.

同店は2023年1月、ニューヨークの5番街611番地にあるフラッグシップ店舗の屋上にカジノを建設することを想定したプロポーザルを初めて発表しました。この20万平方フィートのゲーミング・スペースは、現在女性向け割引ドレス、ランジェリー、子供向け書籍、クリスマス装飾品などを販売する12階建てビルの9階部分に広がる予定でした。

A week later, Saks released conceptual renderings （完成予想図）of the casino, revealing a red carpet-lined entrance, luxurious interiors, and a rooftop space overlooking Rockefeller Center.

1週間後、サックスはカジノのコンセプトデザインを公開し、赤絨毯が敷かれた入り口、豪華な内装、そしてロックフェラー・センターを見渡す屋上スペースを明らかにしました。

Saks was one of several prominent bidders（入札者） vying（競う） for one of three downstate gaming licenses approved by the New York State Legislature in April 2022. Compared to the other proposals, the Saks casino would have required the least work and could have been completed in just under a year.

サックスは、2022年4月にニューヨーク州議会が承認した3つの州南部カジノライセンスの1つを争う主要な入札者の1つでした。他の提案と比べて、サックスのカジノは工期が最も短く、約1年かからず完成が可能でした。

However, the proposal faced setbacks（障害） from the start. The local community board opposed any casinos in the district, and the building’s location—directly across from St. Patrick’s Cathedral—was seen as problematic due to the landmark status of the church. 

しかし、この提案は当初からマイナス点がありました。地域のコミュニティボードは地区内でのカジノ建設に反対し、建物の立地がセント・パトリック大聖堂の真向かいに位置している点も、問題視されました。同教会が歴史的建造物として指定されているからです。

The proposal never advanced enough to announce a gambling company partnership to operate the casino. 

プロポーザルは、カジノの運営を目的としたギャンブル企業との提携を発表する段階まで進展しませんでした。

Rendering courtesy of Saks Global

Now, 10 bidders remain in the running for a downstate gaming license. Proposals include New York Mets owner Steve Cohen’s $8 billion “Metropolitan Park” next to Citi Field, the Bjarke Ingels-designed Freedom Plaza near the U.N., “The Avenir” complex across from the Javits Center, a Jay-Z-backed Caesars Palace casino in Times Square, and a proposal in Coney Island.

現在、州南部のゲーミング・ライセンスの取得を争う入札では10社が残っています。提案には、ニューヨーク・メッツのオーナーであるスティーブ・コーエン氏が提唱するシティ・フィールド隣接の80億ドル規模の「メトロポリタン・パーク」、ビャルケ・インゲルス氏が設計した国連本部近くの「フリーダム・プラザ」、ジャビッツ・センター向かいの「ザ・アベニール」複合施設、（ラッパーで起業家の）ジェイ・Zが支援するタイムズ・スクエアのシーザーズ・パレス・カジノ、およびコニーアイランドでの提案が含まれています。

メトロポリタンパーク　(完成予想図）

Freedom Plaza near the U.N　（完成予想図）

The Avenir　（完成予想図）

タイムズ・スクエアの「シーザーズ・パレス」カジノ（完成予想図）

Cohen’s proposal cleared a major hurdle in March when the City Council voted 41-2 in favor of zoning changes that pave the way for development on the site. Last week, the project team unveiled plans to build a 100-percent affordable housing development on a nearby parking lot in Corona to enhance their bid.