Talking New York --- New Yorkで見つけた英語

発見と感動を与えてくれるニューヨークを英語学習に役立つコンテンツにして毎日お届けしています。

ニューヨークは少しずつだけど、確実に変わって行く。

空港に着いたとたんにこの英語。
"AND YOU THOUGHT YOU KNEW NEW YORK."
「で、自分ではニューヨーク知ってるって思ってるでしょ?」
(あなたの知らないニューヨークがまだまだありますよ。)
ってね!


連日、とにかく歩き回りました。今回の拠点はクイーンズ地区。マンハッタンにも近いエリアに落ちついて、ニューヨークのジェントリフィケーションを大きなテーマに、ニューヨークの変化や動きを、目にした英語から探ってきました。


まず、大きく個人的な感想。


1.アメリカの失業率が約40年ぶりに下がったという報道とは裏腹に、ニューヨークのホームレスの数が大恐慌以来とほぼ同じ数になっているという現実を連日報道していた。確かに路上に座ったり、地下鉄車内て物乞いしている人は前回より増えている。。。



2.IT化のスピードは遅いが、確実に進んでいる。街を歩いている人はほBluetoothで会話している。だから、一人で話ながら歩いている人がすごく増えた。


3.ハドソン川の開発が大規模。ファイザー本社が22年に移転するというこの場所、The Shopsなど、高級店のインモール化がすすみ、まわりも高層ビルの建設ラッシュ。ウォール街にも近いので、マンハッタンの中心が五番街からこちらへ移るのではないかという予感さえする。


4.地下鉄はほぼ変わっていない。ただ、エレベーターやエスカレータの設置が増え、広告の電子化が進んでいる。メトロカードのシステムは変化なし。全面リニューアルという計画はかなり長くかかるだろうけど、確かに進んではいる。


5.やたらデリバリーの広告が目に付く。ネットで注文して2時間以内にデリバリーとか、お店で端末を使って注文してデリバリーしてもらうとか。


6.店員があまり商品のことを知らない。何を聞いても"Go online, everything is there."という。「ネットにすべて載ってますから、そちらをご覧ください。」という態度。商品にはQRコードがついていて、商品の説明はすべてそこに載っているわけだ。人件費はかなり節約されているだろう。呼び込みも減ってる。以前は高級店の前には、俳優のような男性が立って、マグネットのように店に引き込んでいた。


7.MUJIの広告はよく見た。その割に客数が多いと言えない。(曜日や時間帯にもよるだろうが・・・)ユニクロも五番街に大々的にオープンしているが、あれだけの商品を何人のニューヨーカーが好んで買っているのだろう・・・?大盛況という感じはしなかった。スターウーォーズとのコラボやMoMAとの提携、画家のデザインをTシャツに取り入れたりして頑張っているのはわかる。しかし、見る限りそういうTシャツを着ている人はいなかった。


8.5月開館予定の自由の女神博物館はほぼできあがっていたが、まだ開館していない。日本なら何日から開館するのかかなり前から知らせるだろう。ネットにも情報がない。チケット売り場のお兄ちゃんに聞いても、他の人に聞きに行って、まだ開館してませんというだけだった。その反面、帰りのフェリーが立ち寄ったエリス島の「移民博物館」が素晴らしかった!


9.今回の一番の収穫は、「歴史」は過ぎ去ったものではなく、現在に続いているものだということを実感したこと。ニューヨーク市立博物館の展示のレベル高さにショックさえ覚える。


10.改めてニューヨークは英語が話せると、相互理解が進み、楽しい。"Thank you."だけではなく、そのあとひと言。"Yes./No."だけでなく、そこからつなげる力を。相手の表情がすぐに緩んでくるのが楽しい。「また、英語がわからない日本人かよー。」といった顔をされないようにニューヨークを楽しもう!


2019年度のTalking New York読んでね。
がっかりさせないように頑張るからね!
Englishラボ
MisTy

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