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ライティング力が上がるリーディング![5]---投稿文と文法

MisTy

今日は、8月10日のブログに載せた、地震が起きた際の投稿文を取り上げようと思います。

こちらのブログの中の英文です。⇩




"What was that that just shook the house in Jersey City?" wrote a woman on X. "I'm on facetime with family and they felt it in Harrison and EO too...was it an earthquake?....wtf?"


Xに投稿した女性は、次のように書き込みました。「ジャージーシティで家全体が揺れたけど何だったの?」、「家族と話してたんだけど、ハリソンとEOでも感じたって言ってた。何これ?」


①実際に誰かが言った言葉を文の中に取り入れる方法


この文にあるように、一文が長くなったり、新しい文を加えたりする場合、アメリカ英語では次のように書くのが基本です。(AとBはそれぞれ実際に述べた文を表します。)


① ~ said, "........." のように、カッコに入る前にカンマを置く。


②実際に述べた文の終わりのピリオドはカッコの中に入れる。カッコの外にピリオドを置かない。 

He said, "I am a teacher." 


③2つの文を切って、カッコを2つにする場合、具体的には次のようになります。


"I don't know," he said, "if I can make it in time."  

"I don't know if I can make it in time," he said. "I'll do my best."

"I'm very proud of us," he said. "We'll do our best next time, too."

のようになります。ただしこれはアメリカ英語の書き方です。



②指示代名詞の"that"は先行詞になり得る!


What was that that just shook the house in Jersey City?


"that"が2つありますが、始めの"that"は指示代名詞の「それ」で、後の"that"は関係代名詞で、前の"that"が先行詞になっています。


一般に代名詞は先行詞にならないと学校で習ったと思いますが、英語の"that"は、日本語の「それ」や「あれ」と同じように、”it"や"this"ほど、はっきりしたものを特定しない場合があります。("one"も同様に関係代名詞を付けることができます。)



③カジュアルな文では、地名は略して書く場合がある


ソーシャルメディアなどのカジュアルな表現の場合、"Harrison"や、"EO"など、一般によく地名は名前のみを使い "city" や "county" を省略する場合が多いです。間違えやすいと思われる場合や、知らない人には分らないだろうと思われる場合は、正式名称を使うなど、分りやすさを重視するといいです。


文中の、"Harrison"も、"EO"も市の名前です。EOは、East Orangeの略です。知らない人にとってはピンときませんね。住所表記については別の回に様々な例を説明したいと思っています。



"A 3.0 magnitude earthquake was recorded in the Hasbrouck Heights area," wrote Bergen County Sheriff Anthony Cureton on social media just before 11 p.m. "Please do not be alarmed — there are currently no reports of damage or injuries. We’ll share updates as more information becomes available."


バーゲン郡保安官アンソニー・キュレトンは午後11時前にSNSに次のように投稿しました。「ハスブルック・ハイツ地域でマグニチュード3.0の地震が観測されました」、「ご安心ください 、 現在のところ、被害や負傷の報告はありません。追加情報が入り次第、お知らせします。」


① カッコの後、主語と動詞が入れ替わっているのはなぜ?


"A 3.0 magnitude earthquake was recorded in the Hasbrouck Heights area," wrote Bergen County Sheriff Anthony Cureton on social media just before 11 p.m.


赤字のところは、動詞が先に来て、主語が後になっています。


wrote → 動詞

Bergen County Sheriff → 肩書き

Anthony Cureton → 名前


の順番になっています。


こうなっている理由は次のように考えられます。


肩書が付いた主語が長いので、後ろに回した。(倒置)

カッコの部分を強調し、主語と目的語を入れ替えた強調構文になっている。

語り口に文語的、物語的な印象を付け加えている。


二つのカッコの間に"he said"を入れた場合、"said he"は非常に古風な感じがするので、"he said"にするほうがいいです。ただし、"said Mr. Smith, a manager of our club"のように主語が長くなる場合は、その主語を後ろに回すことがよくあります。



② 「SNS」は"social media"


「SNS」はいかにも英語っぽいですが、英語では動画を含めてすべて"social media"になります。①にもあるように、前置詞は"on"を使って、"on X"や、"on social media"と書きます。


M&W(辞書)では次のように説明されています。


social media 

 forms of electronic communication (such as websites for social networking and microblogging) through which users create online communities to share information, ideas, personal messages, and other content (such as videos)

電子的な通信手段(ソーシャルネットワークやマイクロブログなど)を通じて、ユーザーがオンラインコミュニティを構築し、情報、アイデア、個人メッセージ、その他のコンテンツ(動画など)を共有する形態


"social media"のことを"SNS"と言うと通じないようです。



③"be alarmed"とは?


公的な報道でいうと、"be alarmed"は、「警戒注意報が出されている状態」を意味しています。それが文中で、"You should not be alarmed."になっているので、「警戒することはありません」、「慌てることはありません」ということになります。驚くことのないように、冷静さを保つよう促す優しい言い方です。


日常生活でも使えますが、一般的に"Don't worry."のほうがカジュアルです。


主語を変えて、


"You should be alarmed."にすると、「覚えとけよ。」とか、「気をつけろよ。」というような脅しの文句にもなるので、使い方や文脈に気をつけましょう。


"I should be alarmed."は、深い反省のような場面で使うといいと思います。また文脈によっては、「わ~、こわい~!」といった皮肉を込めた言い方にもなります。


上手く使うと効果的!でも、"You should be alarmed."は、やめておきましょう。(^_^)



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