MisTy's Talking New York / New Yorkで見つけた英語

New Yorkの街を歩いて教材として使える英語を探し、同時に異文化や社会問題を考えています。

ブルックリンの大型スーパー、"Target"。ヘルマンの「マヨネーズ」が並ぶ。同じものが、日本では「ベストフーズ」として売られている。またまたスキャンダルか。。。?

先日日本のコストコに行きましたら、"Real Mayonnaise”が売っていました。ニューヨークの大型スーパー、"Target"でとった下の写真の一番下のものとよく似ていました。でも"Hellman's"ではなく、"Best Food"になっていました。"Real Mayonaise"と書いてあるのに、"Hellman's"じゃないのか。。。


これです。

何かあるに違いない・・・。もしかして、パクリ?それとも、またスキャンダル?
調べました。
出典はこちら。(後半は別の製品に対しての説明だったので、省きました。)
https://www.huffpost.com/entry/food-products-with-different-brand-names_n_1250304



Hellmann's vs. Best Foods, etc : Why Some Brands Have Different Names On Different Coasts


 「ヘルマンズ」対「ベストフーズ」:なぜ西と東で違うブランド名なのか


                             By Kitchen Daily 


Do you ever wonder why some food products have different brand identities across the country? For example, East Coasters know mayonnaise to be Hellmann's. But on the West Coast, the same brand is called Best Foods. 


同じ国の西と東で異なるブランド名をもつ製品があるのだろうと考えたことがありますか?東海岸のマヨネーズといえば、「ヘルマンズ」ですが、西海岸では同じものなのに「ベストフーズ」と呼ばれているのです。


Some people think these brands are different, but actually the variant names use the same logo and similar advertisements. Some even make similar commercials, just with the products switched ("Bring out the Best Foods and bring out the best" just doesn't seem to have that same ring to it, does it?).


二つは違うものだという人もいますが、実際は名前は違っているけれど、ロゴが同じで、広告も似ているというものがあります。テレビコマーシャルも似ているので、製品を入れ替えても分らないくらいです。(”Bring out the Best Foods and bring out the best"---ベストフーズを持ってベストを持ちだそう---と言っているところだけがちょっと響きが違いますが。)→(注)ヘルマンズのコマーシャルは「Bring out the best」のみ。


----ここからしばらく別の製品についてなので省略します。-------


So why does this divergent branding exist? We dug into each company's history to find out.


なぜ、こうした違うブランドが存在するのでしょう?それぞれの会社の歴史を掘り起こして分りました。


The West Coast mayonnaise company Best Foods bought its East Coast rival Hellmann's in 1932 and kept both names -- it didn't want to rename itself with its competitor's identity and both companies had very large market shares in their respective regions. (Hellmann's had been around since 1905, when German immigrant Richard Hellmann started selling mayonnaise out of his New York deli.) 


西海岸のマヨネーズ製造会社「ベストフーズ」は1932年に東海岸の競合会社の「ヘルマンズ」を買収しました。相手の会社を考慮して自社の名前を変えることは嫌だし、それぞれの販売地域でそれぞれが大きなシェアを占めていたので、両方の名前を残すことにしたわけです。(1905年ごろにドイツ移民であったリチャード・ヘルマンはニューヨークのデリカテッセンで使っていたマヨネーズの販売を始め、それ以来ずっとヘルマンズという名前が広まりました。)


The newly combined company continued to use both names but united the two brands in 1968 by using the characteristic Hellmann's blue ribbon on the Best Foods packaging. In 2000 the British company Unilever purchased the company. 


合併した会社は二つお名前を使い続けましたが、1968年にベストフーズの包装にヘルマンのブルーリボンを使うことで、二つのブランドが統合しました。2000年にイギリスの「ユニリーバ」がベストフーズを買収しました。 

Since 2007, both products have featured the same exact logo to make the brands look like sister products. Both have exactly the same commercials and advertisement but with the names switched. 


2007年から両製品は、姉妹品ブランドに見えるように同じロゴを使っています。テレビコマーシャルも同じですし、広告も名前が違うだけです。


Some people say that Best Foods and Hellmann's use different recipes, which are based on the original recipes, but both products have the same ingredients. So it's up to each person's perception as to which tastes different.


ベストフーズとヘルマンズではレシピが違うという人がいます。それぞれのオリジナルレシピに基づいているからです。しかし、双方とも中身は同じです。ですから味が違うというのは個人個人の感じ方によります。



次の記事はヘルマンズの歴史を簡単にまとめているものです。


Hellmann’s Blue Ribbon History
http://www.hellmanns.com/home/about


In 1905, two years after arriving in the United States, German immigrant Richard Hellmann opened up a delicatessen in New York City. His delectable recipe for mayonnaise was featured in salads and sold in the deli, and the condiment quickly became so popular that Hellmann began selling it in "wooden boats" that were used for weighing butter. 


1905年、ドイツ移民のリチャード・ヘルマンは、合衆国に着いて2年後ニューヨークでデリカテッセンを始めました。マヨネーズを使ったサラダレシピが評判となり、マヨネーズをデリで売ったところ、その味がすぐに広まり、ヘルマンはバターを計るために造られた木の入れ物に入れてマヨネーズを売り始めました。


Originally, two versions of the recipe were sold, and to distinguish between them, Hellmann put a blue ribbon around one. The "ribbon" version was in such high demand that in 1912, Hellmann designed what is today the iconic "Blue Ribbon" label, to be placed on larger glass jars. In 1913, Hellmann's received its first trademark for the Blue Ribbon. 


もともと2種類のレシピが売られていたのですが、違いをはっきりさせるために、ヘルマンは、自分の製品を使ったものにブルーリボンをつけました。そのリボンがついたものがとても好まれたので1912年、ヘルマンは現在の「ブルーリボン」をラベルにしてて大きなビンの容器にはりました。1913年、ヘルマンズは初めてブルーリボンを商標登録しました。


At the same time that Hellmann's® Mayonnaise was flourishing in the East, Best Foods, Inc., introduced mayonnaise to Californian consumers. As Hellmann's® expanded on the east coast, Best Foods® proved to be a smashing success in the West.


同時にヘルマンズのマヨネーズは東で広まり、ベストフーズはカリフォルニアで販売を展開しました。ヘルマンが東海岸で販売を広げる一方、ベストフーズは西側で隆盛を極めていました。


 It was nearly inevitable that in 1932 Richard Hellmann Inc. was acquired by Best Foods, Inc. To this day, Hellmann's® Mayonnaise is sold east of the Rockies and Best Foods® Mayonnaise is sold west. 


1932年、リチャード・ヘルマンがベストフーズに買収されたことは必然的とも言えることでした。今日に至るまで、ヘルマンズマヨネーズはロッキー山脈の東で売られており、ベストフーズはその西側で売られています。





----付け加え情報----


海外での販売では、ヘルマンズは、ラテンアメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、中東、カナダ、南アフリカで売られており、ベストフーズは、アジア、オーストラリア、ニュージーランドで売られているそうです。だから、日本のコストコでは「ベストフーズ」となっていたんですね。


-----MisTyのひとこと-----


パクリどころか、それぞれの名前と歴史を尊重し、販売地域を浸食することなく、一つの会社になっても、お互いのアイデンティティーを尊重し合う姿勢は素晴らしいと思います。今度コストコ行った時は買います!


マヨネーズ料理といえば、「ポテトサラダ」じゃないですか?  どこのスーパーのお総菜コーナーにもあるでしょ?中身は様々かもしれないけど、つぶしたポテトとマヨネーズを思い切りブチューッと入れて混ぜる。お弁当やサンドイッチにもピッタリ!---と思いますよね?  その国民的な「ポテトサラダ」を「あんなの本当のポテトサラダじゃない。」とアメリカ人に言われたことがあります。ということで、次回ヘルマンのページから本当の(?)ポテトサラダのレシピをご紹介します。(きっと日本バージョンのほうがおいしいんだから!!?)


<MisTy's Englishラボからのお誘い> 
マイケル・ムーア監督の「華氏119」が公開になりましたね!
「ニューヨーク、ジャクソンハイツにようこそ」に続いて、アソシエイツのミートアップ企画中です。鑑賞後、語り合いましょう。場所は「流山おおたかの森のTOHOシネマ」の予定です。アソシエイツご希望の方はこちらから。→Englishラボ&アソシエイツ







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