ニューヨーク市の低所得者層向けの住宅の家賃はいくら?
ニューヨークも物価が高いです。日本も同じですが、違うのは賃金です。ニューヨークので最低賃金は、約1,600円です。
ニューヨーク市で過去最高件数の低所得者層向けの住居が建設されたと言うことですが、家賃はいくらぐらいなのでしょう?市が定める、低所得者層向け住宅の応募条件を不動産サイトの"6sqft"で見ます。
6sqftのサイト(こちら)からです。次のような見出しです。
Rental on the Park Slope-Gowanus border opens lottery for 50 affordable apartments, from $874/month
パークスロープとゴワナス地区の境界にある賃貸物件、50戸の抽選受付を開始、家賃は月額874ドル(約13万円)から
By Devin Gannon
March 4, 2025
👩6sqftが紹介しているのは、この物件です。
英文の部分は、紹介記事を抜粋したものです。
The building will include 197 residences, including a mix of one bedroom, one-bedroom with home office, and two-bedroom units. Open-concept apartments feature “condo quality” (マンションレベルの品質) finishes, like individually controlled heating and cooling systems, in-unit washer-dryers, stainless steel kitchen appliances, white marble quartz countertops, and oversized windows. Certain residences will come with private patios and terraces.
このビルには、1ベッドルーム、ホームオフィス付き1ベッドルーム、2ベッドルームなど、さまざまなタイプの住居197戸が含まれます。 オープンコンセプトのアパートメントには、個別に制御可能な冷暖房システム、洗濯乾燥機付きユニット、ステンレス製キッチン家電、白い大理石風のクオーツカウンタートップ、大型窓など、「コンドミニアム品質」の仕上げが施されています。 また、一部の住居にはプライベートパティオやテラスも備わります。
Amenities include a lounge and media room on the 15th floor, a private dining, co-working spaces, a fitness center, children’s playroom, golf simulation, a parking garage, bike storage, and more.
15階にあるラウンジやメディアルーム、プライベートダイニング、コワーキングスペース、フィットネスセンター、キッズプレイルーム、ゴルフシミュレーション、駐車場、自転車置き場など、さまざまな設備が整っています。
Outdoor spaces include a 3,600-square-foot rooftop with Manhattan views, grills, a dog run, dining areas, and an open lawn.
屋外スペースには、マンハッタンの眺望が楽しめる3,600平方フィートの屋上、グリル、ドッグラン、ダイニングエリア、芝生の広場があります。
👩次の表は、申し込める人の条件と、家賃です。
表の下に表の英語と説明を書きます。
👩ここから、表の説明です。
一番左の列はリビング、ダイニング、ユーティリティエリアを除いた部屋数です。
2列目⇒"40% AREA MEDIAN INCOME"は、その地域に住んでいるの人の収入の中央値の40%の収入の人が応募できます、ということです。かなり所得が低い世帯です。
"90% AREA MEDIAN INCOME"となると、その地域に住んでいる人の収入の90%の収入がある人が応募できます。収入を考えると、地域の住民の収入の中央値に近い人が応募できる、ということです。
3列目⇒月額の家賃です。最も収入が低い世帯が払う月額家賃は、874ドルで、日本円に換算すると約13万円になります。最も中央値に近い人の月額家賃は、2,532ドルで約37万9,800円です。ニューヨーク市では、この家賃を払える人が低所得者層に入り、安い住宅に応募できるのです。
4列目⇒"units available"は日本語表現でいうと、応募件数、という感じです。
5列目⇒"asset limit" は、「所有財産の上限」になります。財産(通帳の残高など)が多いと応募できないということです。
6列目⇒"household size"は、世帯の人数です。
一番右側は、"Annual Household Income Minimum - Maximum"です。「世帯年収の最低額と最高額」です。最も低い世帯では、5人家族で、$35,589.00 - $43,480.00で、日本円で、約534万円 - 652万円です。最も高い世帯では、$94,355.00 - $150,930.00で、日本円で約1,415万 - 2,264万円です。
日本でよく見られる家族4人だとどうでしょう?所得財産の上限が$93,180.00(約1千400万円)で、年収が、$63,463.00 - $93,180.00(約952万円 - 1,400万円)です。
日本もニューヨークも物価は高いですが、日本の賃金が低いままなかなか上がらないので、大多数の日本人は、アメリカのドルで考えると低所得者に該当するかもしれません。
👩いかがでしたか?
応募して当たった人は、すごくラッキーな人ですね!
Englishラボ
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