Talking New York --- New Yorkで見つけた英語

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ホールフーズのサイトを読んで、チョコレートを知り尽くす。

ホールフーズのサイトに"Chocolate: Inside and Out"というページがあります。今までカカオ豆がどのようにしてチョコレートになるのか知らなかったので、読んでみました。
原文はこちらです。
https://www.wholefoodsmarket.com/recipes/food-guides/chocolate


画像はピエール マルコリーニ公式通販サイトからお借りしました。
注釈はMisTyによるものです。


Chocolate: Inside and Out  チョコレートを知り尽くす


To make chocolate, multicolored egg-shaped pods are harvested by hand from cacao trees when they’re about six months old. Next, their seeds — or beans — and pulp ferment to deepen flavors and remove bitterness. They’re subsequently dried and roasted to elicit their aroma, color and rich flavor.
チョコレートを作るために、色とりどりの卵形の実(カカオポッド)がカカオの木から手で摘み取られます。実をつけてからおよそ6ヶ月後です。次に香りが深くなり、苦みを除くために種(ビーンズ)とパルプ(中わた)を発酵させます。そして乾燥させてローストすればアロマが引き立ち、こんがりした色がついて味わいが深くなるのです。


カカオの実はこんな風に木についています。
"pod"は「さや」と呼ばれることもある単語です。ここでは「カカオポッド」と呼びます。


"multicolored egg-shaped pods"という表現が本文でてきましたが、実にきれいな色ですね。



"pulp"というのは、次の画像の白い部分です。



After that the cacao seeds are cracked open, revealing flavorful nibs; cacao nibs are finely ground to make chocolate liquor, which contrary to its name is actually a thick, non-alcoholic liquid of cocoa butter and cocoa solids. Sugar, vanilla and additional cocoa butter are added to the liquor during a process called “conching,” resulting in all kinds of mouth-watering chocolate specialties:
カカオの種が割れ、いい香りのカカオニブが姿を現わします。カカオニブは細かく挽かれてチョコレートリカーになります。「リカー」とはいうものの、実はドロッとしていて、アルコール分を含まないココアバターとココアの固体が混じった液体です。「コンチング」と呼ばれるプロセスで、そのリカーに砂糖、バニラ、ココアバターが加えられて、とてもおいしい様々な種類のチョコレートとなるのです。


"ferment"の段階で、白いパルプがなくなり、カカオ豆が割れています。(発酵にはバナナの皮で覆うこともあるようです。)


"cacao nib"は、アルク英辞郎プロには、「カカオニブ」とそのまま書かれていて、「カカオ豆を焙煎し外皮などを取り除いて砕いたもの。スーパーフードの一つとされる。」という説明が付いていました。"conch"という単語は、元々名詞で「巻き貝」を意味するようですが、巻き貝のような形の機械ですりつぶすという動詞で用いられているのだと思います。
"mouth-watering"は「よだれがでるほど美味しい」という、とても美味しいことを表す表現です。日本語ではよく「ほっぺたが落ちそうになるくらい美味しい」と表現しますね。


Englishラボ
MisTy

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