マンハッタンのアパートで、子供がハロウィンでもらったものとは・・・?
10月に入って、今年もハロウィンの季節がやって来ました。
今年のハロウィンは、多くのイベントが中止になるでしょう。
楽しみにしていた人たちや、売り上げを期待していた人たちにとっては、本当に悔しい中止のお知らせです。
いつものハロウィンが早く戻ってくるように願いを込めて、今日のメトロポリタンダイアリーはハロウィンにちなんだものを選びました。
イラストは、内容把握にとても重要な役割を果たしてくれます。頭の中で光景を浮かべながら、なるべく辞書なしで読んでみましょう。
Trick or Treat トリック・オア・トリート
Dear Diary:
It was my first Halloween in my first Manhattan apartment.
それは私がマンハッタンのアパートに来て最初のハロウィンのことでした。
Having grown up on Long Island, I assumed that trick-or-treating was strictly a suburban phenomenon so I had not kept track of the date.
ロングアイランドで育ったので、私はトリック・オア・トリートの行事は、郊外の家でしかしないものだと思い込んでいたのです。ですから(ハロウィンの)日のことを気にしていませんでした。
But shortly after I returned home from work on Oct. 31, my bell rang. When I opened the door, I was surprised to find a small boy wearing a costume and holding a shopping bag that appeared to be empty.
しかし、10月31日、仕事から帰宅してすぐ、アパートのベルが鳴りました。ドアを開けると、驚いたことに小さな男の子がハロウィンの仮装をして、立っていました。手に持っているショッピングバッグには何も入っていないようでした。
“Trick or treat,” he said hopefully.
「トリック・オア・トリート」(お菓子くれなきゃいたずらしちゃうぞ)とその子は期待に満ちて言いました。
“Wait a minute,” I said before running off to the kitchen.
No treats anywhere. But I didn’t want to send him away empty-handed.
私は、「ちょっと待ってね。」と言って、キッチンに向かいました。
どこにもお菓子はありません。しかし、彼に何もあげないまま返してしまうわけにはいきませんでした。
In desperation, I grabbed a cantaloupe from the counter, rushed back to the door and dropped the melon into the boy’s bag.
しょうがなく私はカウンターから一個のカンタローペメロンをつかみ、玄関に急ぎました。そしてそのメロンを男の子の持っていた袋に入れたのです。
As he walked away silently, he appeared to be staggering under the weight of the unusual treat.
何も言わずにその子は帰っていきましたが、思いがけないトリートの重みでヨロヨロしているようでした。
— Karen R. Caccavo
これが、カンタローペメロンです。
日本でもよく見かけますね。結構ずっしりしていますよね。
文中の"Long Island"は、"on Long Island"と書かれているので、ニューヨーク市、クィーンズ区のLong Island City(ロングアイランドシティ)ではなく、ニューヨーク州の南東部にある島のことだと考えられます。
こんなところです。。。
ニューヨーク州ではありますが、のどかな郊外です。
Englishラボ
MisTy