Talking New York --- New Yorkで見つけた英語

発見と感動を与えてくれるニューヨークを英語学習に役立つコンテンツにして毎日お届けしています。

メトロポリタンダイアリーにあふれる、ニューヨークの「親切」。

The Kindness of Strangers (『ニューヨーク親切なロシア料理店』)のことを書いた時に、
邦題が「優しさ」「優しい」ではなく、「親切」という日本語が使われていました。「優しさ」と「親切」はどう違うのでしょう?
改めて、"kind"の定義を調べてみました。(ロングマンより)

"kind"
saying or doing things that show that you care about other people and want to help them or make them happy

他人のことを心にかけ、助けたい、あるいは幸せにしてあげたいということを表す言葉や行為

やはり、"kindness"は「親切」という日本語がピッタリだと思いました。

逆に、身内の人に対する接し方でいうなら、
"Be nice to your sister."  (妹には優しくね。)
のほうがいいです。他人ではありませんから。。。



ニューヨークタイムズに連載されている、メトロポリタンダイアリーにもたくさんのニューヨークの「親切」が詰まっています。今日はそんなダイアリーを捜してみました。








Illustrations by Agnes Lee


Short Ride     ショートライド


Dear Diary:
After hailing a cab one night, I asked the driver to take me to a place that was seven blocks away.


ある夜、私は一台のタクシーを呼び止め、7ブロック先まで乗せて欲しいと言いました。

For some reason, I felt compelled to explain why I wasn’t walking. I said it was because it was drizzling and also because I wasn’t wearing walking shoes.


なんとなく自分がなぜ歩かないのかを説明しなくちゃいけないいと思いました。「雨が降ってるし、その中を歩けるような靴じゃないの。」と言いました。

“No charge,” the driver said.


「ノーチャージ。」と運転手は言いました。

I laughed.


私は笑いました。


When we got to where I was going, I asked him how much the fare was.

目的の場所に着いて、私は運転手に料金を尋ねました。



“I said, no charge,” he said.

「だから、いらないって言っただろ。」と彼は言ったのです。

— Barbara Baum





まさかタダで乗せてくれるとは思わなかったのですね。
この先、どういう会話になったでしょう?
生徒にこのシーンの前後の会話を考えさせて、発表させるとおもしろいかもしれませんよ。

Englishラボ
MisTy





×

非ログインユーザーとして返信する