去年TAはニューヨークシティのために何をやったのか？

2021/01/13 19:00

今日は、昨日のブログの続きになりますが、TA(Transportation Alternatives)の活動について、書きたいと思います。

TA(Transportation Alternatives)の正式な日本語訳はありません。"Transportation"は「交通（機関）」、"Alternatives"は「別の手段」、「別の可能性」という意味です。ここでは、「自動車に代わる別の交通手段」のことになります。以下英語でそうしているように、「TA」という略語で書きたいと思います。ホームページはこちらです。

The Power of Bicycle Parking

Transportation Alternatives analyzed the current state of bicycle parking in New York City and its potential to encourage increased cycling, prevent traffic crashes, and reduce the barriers for communities, especially low-income communities and communities of color, to choose cycling.

TAは、現時点でのニューヨークシティの駐輪の状況、つまり、自転車に乗ることを奨励できるか、交通事故を防げるか、コミュニティーのために障害になる物を減らせるか、その可能性を調べました。特に低所得者のコミュニティーが（移動の手段として）自転車を選択するための障害になる物に焦点を置きました。

2020 In Review
以下は、2020年のまとめです。

ホームページでは、上のイラストの中の英語が次のように書き直して読みやすくされています。主語がすべて省略されていますが、"TA"を置くといいと思います。

✔️Won 11 Local Campaigns for New Bike and Bus Lanes
新しい自転車とバス専用レーンを求める11のローカルキャンペーン（地元での運動）を行いました。

✔️Secured Plans for 24+ Miles of Bus Lanes and Car-Free Busways
[partially implemented, and TA is working to ensure full implementation]
24マイル以上に渡るバスレーンと自動車は使えないバス道路のための計画が承認されました。（一部は実際に運用されています。TAはすべての計画について実行されるようで動いています。）

✔️Secured Plans for 30 Miles of Protected Bike Lanes
[partially implemented, and TA is working to ensure full implementation]
30マイルの自転車専用レーン計画が承認されました。
（一部はすでに実行されています。TAはすべての計画について実行されるよう動いています。）

✔️Protected 30,000+ Delivery Workers With E-Bike Legalization
３万人以上の電動自転車を使用しているデリバリーワーカーについて法整備を行い、安全に走行できるようにしました

✔️Restricted Car Access on 80 Miles of Open Streets
80マイルに渡るオープンストリートへの車の出入りを制限しました。

✔️Matched 300+ New Yorkers in Need With Bikes
300人以上の生活困窮者に自転車を提供しました。

✔️Added 5,700+ Citi Bike Docks
5,700台以上のシティバイク用のドックを追加しました。

✔️Welcomed a 57 Percent Rise in People Biking
自転車の利用者が57%増えました。

✔️Saved 14th Street Commuters 17+ Hours Per Year With a Car-Free Busway
14丁目に通う人のために、車が入れないバス道路を確保し、年間で17時間分の時間を節約しました。（毎日の往復時間に換算して、３～４分短くなったことになります。）

次の画像が14丁目ストリート。左側にバスが止まっていますが、この時間は他の車はこのレーンに入っていません。（Google Earthの画像より）