Talking New York --- New Yorkで見つけた英語

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飲食店の時短営業を考える。ニューヨークのレストランはどうなっているのか?

ニューヨークシティの感染件数は、最近は3,800~4,000の間の横ばい状態です。
先日、東京都が飲食店の時短営業に関連して提訴されました。そのあとすぐ、緊急事態宣言が解除されましたが、自治体は引き続き飲食店の時短営業を要請しています。また協力金の配布のありかたにもその公平性に疑問の声が上がっているにもかかわらず、規制をして協力金を出す以外具体的な対応が見えてきません。


今日は、ニューヨークの飲食店はどうなっているのかを見ます。次のニューヨーク政府のサイトからです。(重複している部分では一部省略しています。)
  ↓
https://www1.nyc.gov/nycbusiness/article/nyc-restaurant-reopening-guide



As of 3/19, indoor dining can increase to 50% capacity in New York City. 


3月19日現在、屋内飲食は、ニューヨークシティでは収容可能人数の割合が定員の50%に上がった。


The NYS Department of Health amended the Interim Guidance for Food Services During the COVID-19 Public Health Emergency to include guidelines for in-person and catered events, starting on page 7.


ニューヨーク州の健康課は、対面と接客のガイダンスを含めるために、新型コロナウィルス公衆衛生緊急事態期間のフードサービスの暫定ガイダンスを修正した。対面・接客のガイダンスの始まりは7ページから。


※MisTyによる補注。
ニューヨーク政府は、フードサービス関連で、17ページに渡る詳細なガイドラインを示しています。
INTERIM GUIDANCE FOR FOOD SERVICES DURING THE COVID-19 PUBLIC HEALTH EMERGENCY
新型コロナウィルスの公衆衛生緊急期間におけるフードサービスにおける暫定ガイダンス


をPDFで公表しています。


項目は次のようになっています。II.Placeに、Bの項目が2つありますが、原本のままです。


I. People       人に関する項目
A. Physical Distancing      フィジカルディスタンスィングについて
B. Gatherings in Enclosed Spaces   閉ざされた空間に集まることについて
C. Workplace Activity        ワークプレイスでの動き
D. Movement and Commerce   (人の)動きと商品の受け渡し
E. In-Person and Catered Events   イベントでの対面とケータリング


II.  PLACES    場所に関する項目
A. Kitchen Area       キッチンエリア
B. Protective Equipment    個人保護具
B. Hygiene, Cleaning, and Disinfection  衛生、清掃、除菌
C. Phased Reopening    段階を追った再開
D. Communications Plan    コミュニケーションプラン


III. PROCESSES      プロセス
A. Screening and Testing    スクリーニングとテスティング
B. Tracing and Tracking   トレーシングとトラッキング



IV. EMPLOYER PLANS    雇用者プラン


上記の原文は、こちらにあります。
  ↓
https://www.governor.ny.gov/sites/governor.ny.gov/files/atoms/files/Indoor_and_Outdoor_Food_Services_Detailed_Guidelines.pdf#page=7



Governor Andrew M. Cuomo announced that given the continued decline in hospitalization and infection rates throughout New York, he has signed Executive Order 202.94 extending closing times for bars, restaurants, gyms and fitness centers, casinos, billiards halls, as well as other State Liquor Authority-licensed establishments, from 10 p.m. to 11 p.m. statewide. Restaurants are still allowed to provide curbside, food-only pick-up or delivery after 11 p.m. so long as otherwise permitted, but cannot serve alcohol to go. The State Liquor Authority will issue further guidance for licensees.


クオモ・ニューヨーク州知事は、入院のベッド数と感染率がニューヨーク全体で下がり続けていることを踏まえ、公認酒店を始めとして、バー、レストラン、ジム・フィットネスセンター、カジノ、ビリヤードホールの閉店時間を州全体で午後10時から11時に延長する政令202.94を承認した。レストランは、引き続き午後11時を過ぎての道路での、食べ物のみのピックアップとデリバリーもできるが、許可が必要で、アルコールの持ち帰りはできない。ニューヨーク州酒造局はライセンスについては、更にガイダンスを出すことになっている。



What Operators Must Do Before Reopening
再開の前に店側がやらなければならないこと


1. Read all of the New York State guidelines for the appropriate phase:
Summary of Guidelines for Outdoor and Take-Out/Delivery Food Services
Summary of Guidelines for Indoor Food Services


適用フェーズのニューヨーク州のガイドラインをすべてお読み下さい。
屋外、テイクアウト/デリバリーフードサービスのガイドラインの概要
屋内フードサービスのガイドラインの概要

(ガイドラインの概要については、一応リンクは貼っておきましたが、かなりの量なので、一部のみ明日とりあげます。)


こんな感じです。
「屋内フードサービスのガイドラインの概要」は、"Screening"(ついたて)の項目だけでもこれくらい。これが全項目で合計10枚あるのです。
左の欄の黄色い文字がMandatory (義務)
右の欄の水色の文字がRecommended Best Practices (推奨されている最善策)



2. Fill out the affirmation form:
Read and Affirm Detailed Guidelines for Outdoor and Take-Out/Delivery Food Services
Read and Affirm Detailed Guidelines for Indoor Food Service
Once you have finished reading the guidance, make sure to open the link at the bottom of the document to digitally affirm that you read and understand the guidance.


チェックリストに記入をお願いします。
屋外、テイクアウト/デリバリーフードサービスの詳細なガイドラインを読んで、確認して下さい。
屋内フードサービスの詳細なガイドラインを読んで確認して下さい。
ガイダンスを読み終わりましたら、ガイドラインを読んで理解したことをコンピュータ上で確認するために、書類の一番下にあるリンクを開いて下さい。


3. Develop a Safety Plan and keep a copy of it on site:
NY Forward Safety Plan Template (PDF) (English)


セーフティープランに記入し、サイトでコピーを保存して下さい。


店を再開するに当たって注意することが、動画になっています。店側だけでなく、客側が気をつけなければならないことも伝えています。



Reopening Your Restaurant or Bar in NYC?


Reopening your restaurants or bars in NYC?
Reopen & stay safe at work with these requirements...


レストランやバーをニューヨークシティでリオープンしますか?
次のことを守って、お店の再開と安全の確保に努めて下さい。


Customers must wear a face covering except when seated or eating/drinking.
Place tables at least 6 feet apart.


ご来店の際にはフェイスカバーを付けなければなりません。座っているときや飲食をしているとき以外です。
テーブルは 6 フィート以上離してください。


Provide a ramp for ADA compliance, which can be made of non-permanent materials.
Only serve alcohol to people who are also ordering and eating food.


ADAコンプライアンスにしたがって、段差にスロープを設けて下さい。一時的な物で造られているもので結構です。食べ物を注文されて召し上がるお客様には、アルコールの注文を受けることができます。


Encourage customers to make reservations, avoid crowding around your outdoor seating areas and take out...


お客様にはなるべく予約していただき、屋外飲食やテイクアウトエリアで混み合うことのないようにしてください。


Don't hang out!


無駄に歩き回らないで下さい!


Reminder: NYS requirements may change, and businesses are responsible for staying up-to- date and in compliance.


ご注意:ニューヨーク州の要請は変わることがあります。事業者最新の情報を常にチェックし、州の要請には従わなければなりません。



ニューヨークでは、飲食店にあらゆる場合を想定して、感染拡大を防ぐための協力を要請したり、義務としたりしています。日本人にとっては、「言われなくてもやる」範囲のこともあるかもしれません。そして、来店客側にも守るべき行動を細かく示しています。これらのガイドラインがすべて守られていて、収容人数を半分にして、夜11時までの営業を許可しています。明日は、飲食店に課せられている義務について、独特な使い方をしている単語や言い回しをご紹介したいと思います。読んでね。


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