決定！？イーストリバーにプラスプールが出現する！

2021/05/20 19:00

プラスプール計画は、画期的なアイデアと最新の技術で、川の水を浄化しようという大掛かりな非営利団体のプロジェクトです。
あと一息といったところで、法律上の問題で暗礁に乗り上げたかのように思いましたが、いよいよイーストリバーに実現することが正式に決まったようです！
おめでとう！
というわけで、そのニュースをつぎのサイトから読みます。（画像もそこからです。）
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A self-filtering floating pool is officially coming to the East River
自浄化するフローティングプールが正式にイーストリバーにお目見えする

POSTED ON TUE, MAY 11, 2021BY DEVIN GANNON

A plan to build a swimming pool on the East River is finally moving forward after being in the works for over a decade. In an Instagram post published on Saturday, the nonprofit +POOL announced the group had received confirmation from the city to proceed with due diligence on their project: a floating, self-filtering pool on the south side of Pier 35 on the Lower East Side.

イーストリバーにスイミングプールを建設するという計画がついに10年以上の年月を経て動き出している。土曜日のインスタグラムの中で、非営利団体であるプラスプールが、ニューヨーク市からこのプロジェクトについて進める努力をするという確認書を受け取ったことを公表した。このプロジェクトはローワーイーストサイドのピア35の南側に、浮遊性で自浄化作用のあるプールを建設するというものだ。

“Projects like this take a long time and are only possible because of the amazing people who keep pushing the envelope,” +POOL wrote on Instagram. “The community around + POOL has always been its driving force. We look forward to expanding that community to include everyone in NYC who wants to be part of it!”

「このようなプロジェクトは長い時間がかかるもので、壁にぶつかっても乗り越えようと頑張る素晴らしい人々のお陰ではじめて可能になるものです」、「プラスプールを巡るコミュニティーがいつも背中を押してくれていました。我々はそのコミュニティーが広がって、ニューヨークシティの一人ひとりが参加するものになっていくのを楽しみにしています！」とプラスプールはインスタグラムに投稿した。

+POOL first proposed to build a floating pool in 2010, and for the last 10+ years, the group has worked with the city’s Economic Development Corporation and local stakeholders to develop a plan, study the city’s water quality, and find a feasible site for the pool.

プラスプールが初めてフローティングプールの建設を提案したのは2010年だった。そして最近の10年とちょっとの間、この団体は市の経済開発協力公社と地元の利害関係者と共に計画を進め、水質の研究をし、そして実現可能な場所の選定をしていた。

In 2019, the NYCEDC issued a request for expressions of interest (RFEI) for ideas related to a self-filtering floating pool that would be located just north of the Manhattan Bridge and south of the Lower East Side’s Pier 35. In its request, the city said the pool “will restore lapsed traditions of river swimming” in New York and become one of the first urban river-sourced swimming pools in the United States.

2019年、NYCEDC（ニューヨーク経済開発協力公社）は、マンハッタンブリッジの北とローワーイーストサイドのピア35の南に位置する自浄フローティングプールに関するアイデアに対する利益説明要請(RFEI)を出した。その要請の中で、市はそのプールはニューヨークにおいて「川で泳ぐという失われた伝統を復活させるもの」であり、合衆国で初めての都市型の河川を使ったプールとなる、と言った。

The city’s history of floating pools dates back to the 19th century when increasingly crowded conditions led to concerns related to public health. Officials opened pools to serve as public baths, with the earliest built on the Hudson and East Rivers beginning in 1870. By 1890, the city was home to 15 floating pools. As increased pollution later made the baths unusable, the city shuttered all of the facilities by the 1940s.

フローティングプールのニューヨークの歴史は19世紀に遡る。当時ますます進む人口過密の状態が公衆衛生の懸念に結びついていた。役人たちはハドソン川とイーストリバーで1870年からプールを造って公衆浴場として使い始めたのだが、それが最も古いものであった。1890年までは、市に15のフローティングプールがあった。そののち、汚染が進んだので、公衆浴場は使えなくなり、市は1940年代までにすべてのプールを閉鎖した。

The only remaining floating pool in the city (and the country) is in the Bronx. However, the pool, which opened in 2007 at Barretto Point Park in Hunts Point, is chlorinated.

市（そして合衆国）にたった一つ残っているフローティングプールがブロンクスにある。しかし、ハンツポイントにあるバレットポイントパークに2007年にオープンしたそのプールは塩素殺菌しているものだ。

As 6sqft has previously covered, +Pool’s proposal includes a plus-shaped pool with four pools in one: a kiddie pool, a sports pool, a lap pool, and a lounge pool. The walls of the structure would filter the water to remove bacteria and contaminants, leaving behind safe swimming water.

6sqftが以前記事にしたように、プラスプールの提案書には４つのプールからなるプラスの形をしたプールだと記されている。つまり一つは子供用、そしてスポーツプール、ラッププール、ラウンジプールである。その構造の壁はフィルターになっており水をろ過してバクテリアや汚染物質を取り除き、安全に泳げる水にするというものだ。

Kara Meyer, the managing director of +Pool told Curbed, which first reported the news, that the group has “official confirmation to succeed with next steps for the project.” According to Curbed, the project could cost between $20 million and $25 million, with a majority of funding stemming from private sources.

プラスプールのマネージングディレクターである、カーラ・メイヤーは、最初にこのニュースをレポートしたカーブド（Webマガジン）に、この団体は「このプロジェクトの次のステップでも成功する公式の承認を得た」と語った。カーベッドによると、このプロジェクトのコストは、民間からの資金が大半で、2千万ドルと2千５百万ドルの間になるだろうということだ。

“We are going to move forward” with “due diligence,” Meyer told the website. “The next big hurdle is regulation.”

「我々は不断の努力」で「前に進んでいます」「次の大きなハードルは、規制です。」とメイヤーはウエブサイトで述べた。

ひとつの大きなプロジェクトを完成させるのには、長い年月といくつものハードルがあります。「それは無理だ」と皆が思うことを実現するまで頑張る、これがニューヨーク魂ですね！これからもプラスプールの活動に注目していきます。