Talking New York --- New Yorkで見つけた英語

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感謝祭のパレードの巨大バルーンはニューヨーク版「ねぶた」か?

パレードというのは、なぜかワクワクしますね。日本のお祭りを見ても、祇園祭の山車の巡行、秋田の竿燈、青森のねぶた、阿波踊りもある意味みんなパレードですね。ニューヨークのパレードはいったいいくつあるのでしょう?書き出してみました。


2月  チャイニーズ・ニューイヤーパレード
3月  セントパトリックデイ・パレード
4月  イースター・パレード
5月  ダンス・パレード
6月  マーメイド・パレード
6月  プライド・パレード
6月  プエルトリカンデイ・パレード
9月  アート・パレード (カウ・パレード)
10月  ハロウィン・パレード
10月  ヒスパニックデイ・パレード
11月  感謝祭パレード


「プライド・パレード」には、ゲイ・パレード、レズビアン・パレード、ベジタリアン・パレードがありますし、ヤンキースが優勝すれば、優勝パレードもあります。


年中パレードをやっている感じですね。( ´艸`)


今月の感謝祭パレードは、デパートの「メイシーズ」(Macy's)が行うものです。巨大なバルーンが何体も登場するのが特徴です。


以下、
"Untapped New York"からの情報です。



The first Macy’s Thanksgiving Day Parade was originally intended to be a Christmas Parade started by European immigrants to show off their new-found American pride. Today, the Macy’s Thanksgiving Day Parade is a New York tradition that is watched by over 50 million Americans all over the country. Whether you’re one of the millions lining the parade route in New York City or just tuning in from your kitchen, chances are you’re waiting to see what giant balloons are making an appearance this year.


最初のメイシーズの感謝祭パレードはヨーロッパからの移民が新しく見つけたアメリカ人としての誇りを表す意味をこめてクリスマスパレードとして始められたものでした。今日そのパレードはニューヨークの伝統となっており、全米から5千万人を越える人々が見ます。ニューヨークシティの沿道の100万人の観客の一人として観るにしろ、台所で中継を見るにしろ、多分どんな巨大なバルーンが今年の姿を見せているのか楽しみにしていることでしょう。


With over 170 character balloons throughout the parade’s history, it’s these flying marvels of artistry and engineering that have made Macy’s the second biggest consumer of helium in America under the United States government.


このパレードの歴史では170を越えるキャラクターのバルーンが登場しています。驚くべき芸術と技術を駆使した空飛ぶ作品によって、メイシーズは合衆国で2番目に大きいヘリウム消費をすることになりました。


The first three Macy’s parades didn’t use balloons, but instead live animals borrowed from the Central Park Zoo. Parade goers were treated to the sight of elephants, camels, bears, monkeys, and donkeys making their way down city streets, mixed in with clowns, musicians, and traditional parade floats.


最初の3回の感謝祭パレードではバルーンは使わず、生きた動物をセントラルパーク動物園から借りてきました。パレードに行った人は象やラクダ、熊、サル、ロバが通りを歩いているのを見ることができたのです。道化師やミュージシャン、伝統的なパレードの車も一緒に歩きました。


There were a few problems with using animals. First, the original parade route from 145 Street down to Herald Square was over six miles long, and the animals would become hard to handle toward the end. Second, little children were scared by the animals growling or shrieking as they passed by. Third, live animals were hard to see as parade crowds steadily increased year by year.


動物を使うということにいくつか問題がありました。ひとつには、パレードのルートは145番ストリートからヘラルドスクェアまでで、6マイル以上あり、動物たちは最後まで歩かせることが大変だったことです。2つ目は、小さな子供たちは動物がそばを通る時にうなったり、キャーキャー声をたてたりするので怖がったこと、そして3つ目は、年々集まる人たちの数が多くなってきて動物が見えにくくなったことでした。


The solution presented itself in 1927 when Macy’s hired German Puppeteer Tony Sarg to develop tethered balloon floats designed to be both wide and high enough for large crowds to see from any vantage point.


1927年に解決策が示されました。この年、メイシーズは、群衆がどの場所からでも良く見える幅と高さがあるようにデザインされた綱で引くバルーンを作るためにトニー・ザーグというドイツ人の人形遣いを雇いました。



ニューヨークのメイシーズはこちらです。(2年前に撮ったものです。)



バルーンは3つに分類されます。


① The Novelty Class   ノベルティークラス
最も古いタイプの小さい市販の風船。頭に付けたり、自転車につけたりする。


②  Full-Size Balloon Class フルサイズ・バルーンクラス
大きいバルーン。ビデオや漫画のキャラクターもの。


③  The Blue Sky Class   ブルースカイクラス
  現代アートとしてのバルーン。


次のYou Tubeは2019年のパレードの様子です。



The best floats, balloons from the 2019 Macy's Thanksgiving Day Parade


今年のものもYou Tubeにあがっていますよ。全体としてあまり変わらないので、時間が短いものを載せました。


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