Talking New York --- New Yorkで見つけた英語

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ジョニ・ミッチェルが再び登場!『青春の光と影』って知ってます?

ジョニ・ミッチェルについては、去年のクリスマスに、「もうひとつのクリスマスソング」として、彼女の"River"(リバー)という曲をご紹介しました。


こちらです。⇓
もうひとつのクリスマスソング。ジョニ・ミッチェル"River" - Talking New York --- New Yorkで見つけた英語
 


改めて、ジョニ・ミッチェルのことを日本語のWikipediaで調べてみました。(ジョニ・ミッチェル - Wikipedia)現在80歳です。


(前略)


フォーク、ポップ、ロック、ジャズなどのジャンルにとらわれないジョニの歌は、ロマンス・女性らしさ・幻滅・喜びへの感情だけでなく、時に社会的で哲学的な理想をも投影する。彼女は9つのグラミー賞や1997年のロックンロールの殿堂入りなど、多くの称賛を受けていて、ローリング・ストーン誌はジョニを「史上最高のソングライターの1人」と呼び、オールミュージックは「(嵐が去って)土ぼこりが落ち着いたときに、20世紀後半の最も重要で影響力をもたらした女性のレコーディングアーティストとして、ジョニ・ミッチェルが立っているだろう」と表現した。


(一部略)


1971年発表の『ブルー』は最高のアルバムとして挙げられることも多く、「ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・ベストアルバム500」(2020年版)で3位、ニューヨーク・タイムズによる「20世紀のポピュラー音楽の転換点と頂点」を表す25枚のアルバム(2000年)、ナショナル・パブリック・ラジオ(NPR)は「女性が作った偉大なアルバム」の1位に選んでいる(2017年)。



日本では、


1969年 ”Both Sides Now”『青春の光と影』
1970年、映画『いちご白書』の主題歌としてバフィ・セント・メリーに歌われた"The circle game" (サークル・ゲーム)がヒットしました。


"Both Sides Now"の日本語タイトルを『青春の光と影』とつけたなんて、センスあるなあ、と思いましたが、「結局私、何なのかさっぱり分からない」という歌でした。それが「青春」というものなんだ、という解釈ですね。歌詞を記載しました。韻を踏んだりしていて、あまり和訳することに意味ないと思ったので、言葉が足りない部分は適当に補ってね。



Joni Mitchell - Both Sides Now (2021 Remaster) [Official Audio]


Both Sides Now
(青春の光と影)


Rows and floes of angel hair
And ice cream castles in the air
And feather canyons everywhere
I've looked at clouds that way


雲って色んな形してるなー
天使の髪の毛
アイスクリームのお城
羽の渓谷
そんな風に見てた


But now they only block the sun
They rain and snow on everyone
So many things I would have done
But clouds got in my way


でも、雲って太陽をさえぎってるのよね
雨や雪を降らせるし
私もいろんなことができたのにな
雲に邪魔されたな


I've looked at clouds from both sides now
From up and down
And still somehow
It's cloud illusions I recall
I really don't know clouds at all


邪魔な雲も見方によるよね
上から見るのと下からみるのじゃ違う
自分が思うに雲は幻想
私、それを全然分かってない


Moons and Junes and ferries wheels
The dizzy dancing way you feel
As every fairy tale comes real
I've looked at love that way


月も6月も観覧車もぐるぐる回る
目が回るな
どんなおとぎ話も現実になる
愛ってそういうものだって思ってた


But now it's just another show
You leave 'em laughing when you go
And if you care, don't let them know
Don't give yourself away


でも今はひとつのショウだな
笑って済ませよう
気にしないで
自分をしっかり持って


I've looked at love from both sides now
From give and take
And still somehow
It's love's illusions I recall
I really don't know love at all


愛を両面からとらえてたな
ギブ&テイク
愛も雲みたいに幻想だな
愛のことなんか今も分からない


Tears and fears and feeling proud,
To say "I love you" right out loud
Dreams and schemes and circus clowns
I've looked at life that way


愛って、涙?恐れ?誇り?
「愛しています」って大きな声で言うこと?
夢なの?たくらみなの?サーカスのピエロ?
人生ってそんな感じと思ってた


But now old friends are acting strange
They shake their heads, they say I've changed
Well something's lost, but something's gained
In living every day


古い友人に言われた
私が変わったって
そうね、失うものもあるし、得るものもあるでしょ
毎日を生きるとね


I've looked at life from both sides now
From win and lose
And still somehow
It's life illusions I recall
I really don't know life at all


人生は両面があるの
勝ちがあれば負けもある
でもなんだか
人生って幻想って思う
今も何だか全然分からない



70年代って、この歌のような時代だったんだなー、って思います。
当時は、それこそ「何もわからず」聞いてたけれど。



さて、


そんな、ジョニ・ミッチェルがまた、ニューヨーク・タイムズに登場です!
原文、画像は、こちらからです。


Joni Mitchell Adds a Gig to Her Comeback Tour: The Grammys
ジョニ・ミッチェル、カムバック・ツアーにステージを追加: グラミー賞


The Canadian singer-songwriter joins a roster of performers at this Sunday’s awards, including Billie Eilish, Olivia Rodrigo, Travis Scott, U2 and Billy Joel.
このカナダのシンガーソングライター、ジョニ・ミッチェルは、ビリー・エイリッシュ、オリヴィア・ロドリゴ、トラヴィス・スコット、U2、ビリー・ジョエルなど、今週日曜日のアワードのパフォーマーの名簿に加わります。


Joni Mitchell onstage at the Gorge Amphitheater in George, Wash., in June 2023. On Sunday, she will perform at the Grammys.Credit...Justin J Wee for The New York Times
2023年6月、ワシントン州ジョージのゴージ・アンフィシアターでのジョニ・ミッチェルのステージ。日曜日、彼女はグラミー賞でパフォーマンスを行なう予定。


By Ben Sisario
Jan. 29, 2024


Nine years ago, Joni Mitchell fans wondered if they might ever hear her perform again, after Mitchell — the Canadian singer-songwriter and icon of the folk movement — had an aneurysm that initially left her unable to speak.


9年前、カナダのシンガー・ソングライターであり、フォーク・ムーヴメントのアイコンであったジョニ・ミッチェルが動脈瘤を患い、当初は話すこともままならなかったため、彼女のファンは彼女のパフォーマンスを再び聴くことができるのだろうかと思っていました。


But in recent years she has made a gradual recovery, and in 2022 she surprised the music world with a performance at the Newport Folk Festival. And on Sunday, at age 80, Mitchell is set to perform at the Grammy Awards for the first time. Show organizers offered no details about her appearance, including whether she is expected to play solo or with guests.


しかし近年、彼女は徐々に回復し、2022年にはニューポート・フォーク・フェスティバルでのパフォーマンスで音楽界を驚かせました。そして日曜日、ミッチェルは80歳にして初めてグラミー賞で歌う予定です。主催者は、彼女がソロで演奏するのか、ゲストと一緒に歌うのかなど、彼女の出演についての詳細は明らかにしていません。


😀 ニューポート・フォーク・フェスティバルでのパフォーマンスは、こちらで挙げましたが、もう一度。キーはかなり低く落としていますが、アレンジを見事に変えています。




Joni Mitchell – Both Sides Now (Live at the Newport Folk Festival 2022) [Official Video]



Mitchell, who was given a lifetime achievement Grammy in 2002 and has won nine competitive Grammys throughout her career — going back to best folk performance in 1970 for “Clouds” — is up this year for best folk album with “Joni Mitchell at Newport,” where she was joined by Brandi Carlile, Wynonna Judd and Marcus Mumford, and sang classics like “Big Yellow Taxi,” “Both Sides Now” and even George Gershwin’s “Summertime.”


2002年に生涯功労グラミー賞を受賞し、1970年に "Clouds "で最優秀フォーク・パフォーマンス賞を受賞して以来、そのキャリアを通じて9つのグラミー賞を受賞してきたミッチェルは、今年、ブランディ・カーライル、ウィノナ・ジャッド、マーカス・マムフォードらと共演し、"Big Yellow Taxi"、"Both Sides Now"、そしてジョージ・ガーシュウィンの "Summertime "といった名曲を歌った "Joni Mitchell at Newport "で最優秀フォーク・アルバム賞を受賞しています。


😀 "Clouds"は、"Both Sides Now"として知られています。


The Newport appearance — an unannounced set facilitated by Carlile — sparked Mitchell’s first ticketed live performance in more than 20 years. The show, a headlining set at Carlile’s Echoes Through the Canyon festival at the Gorge Amphitheater in George, Wash., in June 2023, was a nearly three-hour marathon, and “a resurrection,” Lindsay Zoladz wrote in The New York Times. “To hear Mitchell hit certain notes again in that inimitable voice was like glimpsing, in the wild, a magnificent bird long feared to have gone extinct.”


ミッチェルが20年以上ぶりにチケット制のライヴ・パフォーマンスを行うきっかけとなったのは、カーライルの計らいによるニューポートでの出演でした。(この出演はニューポート・フォーク・フェスティバルの予告にはありませんでした。)2023年6月、ワシントン州ジョージのゴージ・アンフィシアターで開催されたカーライルのフェスティバル『エコーズ・スルー・ザ・キャニオン』でのヘッドライナー・セットであるこのショーは、約3時間のマラソンであり、「復活だった」とリンジー・ゾラッズはニューヨーク・タイムズ紙に書いています。「ミッチェルがあの独特の声であのメロディーを再び奏でるのを聴くのは、自然の中で、絶滅したと長い間思われていた立派な鳥を一瞬見るようなものだった。」


😀 ニューヨーク・タイムズの記事は、こちらです。


Other announced performers at the Grammys this year include Olivia Rodrigo, Billie Eilish, Dua Lipa, Travis Scott and Burna Boy, along with U2, in an appearance from the Sphere in Las Vegas, and Billy Joel, who this week is set to release his first new pop single in nearly 20 years, “Turn the Lights Back On.”


今年のグラミー賞で発表された他のパフォーマーには、オリヴィア・ロドリゴ、ビリー・エイリッシュ、デュア・リパ、トラヴィス・スコット、バーナ・ボーイ、そしてラスベガスのスフィアから登場するU2、そして今週約20年ぶりとなる新しいポップ・シングル "Turn the Lights Back On" をリリースするビリー・ジョエルがいます。



ビリー・ジョエルは、毎年行っていたニューヨークでの連続公演に昨年終止符を打ちました。そのことについては、こちらで取り上げています。



かつての自分に戻りたくなったときは、そのときに聴いた音楽を聴くのが一番です!



夢中で書いていたら、かなり長くなってしまっていました。すみません。。。  😝


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